脱ケミカルデイズ

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中国で、学校の制服から発がん性物質検出、着用中止へ

2013年05月04日 | 化学物質

マイナビウーマン2013年5月1日(水)11:15
中国で、学校の制服から発がん性物質検出、着用中止へ
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-84449.html

上海の小中学校の制服から発がん性物質が検出され、生徒26,400人が「制服を着ないように」と指導された。

●24,600人の生徒に影響
上海市質量技術監督局が実施した品質検査で、市内の学校制服から検出されたのは、特定芳香族アミンという発がん性物質。これを受け、小中学校21校、約24,600人の生徒たちに対し、「制服を着ないように」という警告が出された。 

●「ペンキみたいなにおいがした」と言う生徒も
特定芳香族アミンは、プラスチック製品、染料、薬品、殺虫剤を作るのに用いられる物質。飲み込んだり吸い込んだりすると有害で、皮膚からも吸収される。 

ある16歳の生徒は「新しく買った制服は、塗り立てのペンキみたいな、すごくイヤなにおいがしていた。値段が安すぎると思ったけど、道理で質が悪いわけだ」と、話す。 

●両親の間に、不安広がる可能性
食品そのほかの製品に関する安全問題は、中国では珍しい話ではない。ただ、今回は子供たちの健康に、大きな影響を与えうる問題とあって、両親を含む国民の間で不安が高まるだろう、とBBC(British Broadcasting Corporation, 英国放送協会)は報じている。 

問題の制服は、上海市の衣類製造業者’”Shanghai Ouxia”社が製造したもの。同社は年間約15,000着の制服を販売しているが、英テレグラフ紙によると、海外での販売はない模様。 

※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。