脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

中学教諭、生徒に塩酸入り水飲ませる

2013年01月20日 | 化学物質

読売新聞2013年1月19日
中学教諭、生徒に塩酸入り水飲ませる…失敗の罰

http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/yomiuri-20130119-00881/1.htm

 愛知県蒲郡市教育委員会は19日、市立中学校の男性教諭(23)が、理科の実験に失敗した罰として生徒2人に塩酸を入れた水を飲ませたと発表した。

 生徒に健康被害はないという。市教委は教諭を口頭で厳重注意した。今後、処分を検討する。

 市教委によると、教諭は昨年12月、「実験に失敗したら塩酸を飲ませる」と発言。失敗した生徒2人に対し、濃度35%の塩酸1ccを100ccの水の入ったビーカーに入れ、自分でなめた後で15ccずつ渡した。1人はすぐ吐き出したが、もう1人は全部飲んだという。

 今月18日に保護者から学校側に問い合わせがあり発覚した。教諭は「実験に集中させるつもりで言った。反省している」と話したという。

 記者会見した広中達憲教育長は「子供の健康にかかわり、大変不適切。重く受け止め、指導を徹底する」と謝罪した。

 

塩酸のMSDS(毒性)
http://www.st.rim.or.jp/~shw/MSDS/08147950.pdf

飲ませたのは1%のさらに1/3程度に薄めた水溶液ですが、化学物質を扱う人間としては、基本的にあり得ない発想ですね。