脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

加湿器なしの室内湿度調整法

2013年01月19日 | その他

冬場の室内は暖房のせいで乾燥がちです。風邪のウイルスは乾燥している方が活発に活動します。湿度を上げればいいのですが、湿度が60%を超えると今度はカビ・ダニ繁殖の原因となります。外気との差からくる結露もあって、カビはむしろ冬の方が問題となっています。

人間が快適に感じるのは40~60%、湿度50%程度でも風邪のウイルスはかなり不活発になるので、このあたりがちょうどいいでしょう。
部屋の湿度を保つたの器具として加湿器がありますが、わざわざ買わなくても済ませる方法が紹介されています。

 

マイナビニュース2012年12月14日(金)22:00
加湿器なしでも大丈夫!冬、部屋の湿度を快適に保つには?
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/living/mycom_731553.html

 (前略)

●湿度を上げるには濡れタオルが一番
今度は湿度を上げるために水の入ったコップを湿度計の真横においてみます。1時間後、測定前に50%だった湿度は55%まで上昇しました。55%以上はなかなか上がらなかったため、今度は洗濯したバスタオルをそばに干したところ一時間後には60%まで上昇しました。バスタオルから1m以上離れた場所でも60%の湿度をキープしており、表面積の大きい濡れバスタオルは部屋中の湿度を上げるにはお勧めの方法です。お風呂上りのタオルはなるべく眠る場所の近くで、顔のそばに干すようにし、睡眠中の喉や肌の乾燥を防ぐようにしましょう。

●乾燥しがちな顔周りだけは、ピンポイント対応がお勧め
最後に、湿度によって肌やのどなどにどのような感覚の変化が出るかまとめてみました。
・20%…乾燥やのぼせを覚えます。
繊細な電気機器の多い家電量販店の湿度は20%台で、東京の12月の晴れた日中の湿度とほぼ同じくらいです。露出している顔の肌や唇に乾きを感じるほか、家電量販店のように気温が高く低湿度な場所だとサウナにいるときようなのぼせた感覚があります。
・40%…快適に過ごせます。
快適といわれる湿度の下限です。
・60%…快適に過ごせます
快適といわれる湿度の上限です。湿度60%の感覚に慣れると、40%まで下がったときに顔の肌、特に口の周りにあたりに若干の乾燥を感じます。
・70%…感覚的には快適ですが、湿度的には問題あり
肌の乾燥は感じず、じめじめとした感覚もありません。快適ではあるのですが、70%も湿度があると今度はカビの原因にもつながるため換気が必要です。顔周りだけはうるおった感じをキープしたい場合は、マスクするのがおすすめです。睡眠時用に耳の引っ張りが少ないタイプも出ていますので活用してみては。

濡れタオル、マスク、換気、これら3つを上手に組み合わせて、快適な湿度を保ちましょう。

 

 ◆加湿器については、こんな問題もあります。加湿器に入れる水を殺菌する抗菌剤により、2011年に韓国で深刻な健康被害が出ています。 なお、原因となった製品は日本では流通していないとのことです。

KBS2012年6月13日 13:05:30
加湿器殺菌剤 被害者3人に1人死亡
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Dm_detail.htm?No=44042

殺菌剤を入れた加湿器を使っていた妊産婦や乳幼児が原因不明の肺疾患で死亡していた問題で、死亡した人の多くが化学物質に敏感な子どもと妊娠可能な年齢の女性であることが、学会の調査でわかりました。
韓国環境保健学会はこのほど、去年4月から先月まで受け付けられた加湿器殺菌剤が原因の被害届け95件について実態調査を行い、その結果を11日、発表しました。
それによりますと、加湿器殺菌剤が原因となって31人が死亡していました。このうち子どもは65%、妊娠可能な年齢の女性は26%で、この2つのグループを合わせると、全体の90%を占めていました。
また加湿器殺菌剤が原因で肺疾患になった場合の死亡率は33%に達し、症状が現れ始めてから死亡にいたるまでの平均期間は2か月半と、短いことがわかりました。
政府は、去年11月、加湿器殺菌剤による被害者34人のうち、10人が死亡したと発表していますが、これは病院で被害が確認された症例だけを調査の対象としていることから、今回の学会の調査に比べると対象件数は3分の1に過ぎません。
このため今回調査を行った韓国環境保健学会は、政府に対して対象を広げて調査し直すよう求めています。
また加湿器殺菌剤だけでなく、芳香剤や洗浄剤などほかの化学物質についても危険性がないかどうか調査する必要があるとしています。

 

厚生労働省2011年11月11日 
韓国の加湿器用除菌剤の回収についての情報提供 ~平成23年度の海外事例から~

韓国保健福祉省は平成23年11月11日に、製品に含まれている殺菌成分が肺損傷を引き起こすとして、加湿器用除菌剤6製品の回収命令を出しました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001z31f-att/2r9852000001z44g.pdf