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上野パンダのトレーニング・後編

2012-04-25 22:27:03 | パンダ(上野動物園)
「まだつづくよ!」とか言っといて1ヶ月近く経ってしまいました・・・すいません。
性懲りもなく上野のパンダについて書いていきます。

※以下、3月頃に撮影した写真です。現状とは若干異なるので、最後にまとめて説明します。


<あらすじ>
赤ちゃん誕生に期待がかかる上野動物園のパンダ。2頭には繁殖の助けになるよう、いくつかのトレーニングが行われています。
ひとつは前回紹介した、採血や体のチェックのための「ハズバンダリートレーニング」というもの。
もうひとつが今回取り上げるもので、運動不足の解消も兼ねた筋力アップのトレーニング。一部から”パンダ釣り”などと称される、その訓練とは―


夕方、運動場の掃除と竹の補給のために隣の部屋に移動させられたシンシン。おやつがないか探し回った後、やぐらに上がって寝ようとしています。


真「あーねむいなあ・・・」
大あくびをする頭上でなにやら棒が伸びてきました。

実はこの棒の先にはおやつのリンゴが刺さっています。そして―


真「おやつ!リンゴちょーだい!」
こうやってパンダを立たせ、ついでに棒をあちこち動かすことで二足歩行させるのです。
文字通り「エサで釣る」ことから、パンダ釣りなんて通称も付けられました。



真「おやつ待ってー」
左右に歩き回る(歩かされる)シンシン。


真「まてーーー!!」
なかなか食べさせてもらえません(笑


真「えいっ!」
シンシンの特徴的なところは、こうやって手(前脚?)で取ろうとするところ。
後で写真を出しますが、リーリーは絶対に手を使わず歩いておやつに追いつこうとします。
この辺はバランス感覚がいいのか、それとも頭がいいのか・・・


真「まってよーーー」
この写真の後姿、すごく好きだったり。リンゴを追うほのぼの感が出てるというか(意味不明


真「やっと食べられた!」
ようやくゲット。この写真でも手を使ってるのがわかります。


真「おいしかった・・・またリンゴだ!」
2回戦スタート。

という感じで、だいたい5回くらいはやってたかな。もっとあったかもしれません。


一方のリーリーはというと



こんな感じで、シンシンのように手を使わず食べています。
やっぱりオスだけあって体も大きく、立ち上がった瞬間は迫力があります。


で、冒頭でも書いたのですが、現在はこのトレーニングはリーリーにしか行われていません。
ご存知の通りシンシンは3月下旬にリーリーと同居し、赤ちゃんを身ごもった可能性があるためかと思います。体に万が一のことがあってはいけないですし。

また3月までこのトレーニングはほぼ毎日行われていたのですが、現在では週に1~2回行われる程度・・・らしいです。なので見られたらラッキーかと。


ちなみに、おやつの棒はパンダ舎の2階の窓から差し込まれていたとか。動物園のホームページに裏側の写真もアップされています。
やりたいなあ・・・とか思ってしまいましたが、冷静に考えれば「パンダにおやつをあげる」ってことなのでアドベンのバックヤードツアーと同じなんですよね。いや同じではないのか・・・?





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