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さようなら、幸浜。

2010-03-16 18:11:15 | パンダ(アドベンチャーワールド)
パパになれるかな 和歌山・白浜のパンダ「幸浜」中国へ(asahi.com)

昨日、和歌山県のアドベンチャーワールドからオスのパンダ・幸浜が中国へと旅立ちました。
先日幸浜を取り上げたときにも書きましたが、現在日本にいるパンダはたとえ日本生まれの子どもであってもレンタル元である中国の所有となっているので要請があれば中国へと返さなければいけません。


和歌山のパンダ「幸浜」、中国へ婚活の旅(読売)
(引用)
 幸浜は長旅が心配なのか、最初は不安げな鳴き声を上げ、おりから手を出して抵抗するそぶりを見せたり、体を激しく左右に揺らしたりと落ち着かない様子。しかし、離陸直前に獣医師の体調チェックを受ける頃には、おとなしくなっていた。
(引用終わり)

映像も見たのですが、確かにおりにかけて不安そうに外を見ていたり。あまりに切なく感じて、見てたら思わず悲しくなってしまいました。


和歌山のパンダ「幸浜」中国へ 繁殖のため(共同)

さらに泣かせたのがこの記事の最後の一文、「アドベンチャーワールドによると、そのまま中国にとどまり、日本には戻らない見込み」。
戻ってこないことはもちろんわかってるけど、こう淡々と書かれると現実をありありと見せられてるみたいでなんかもう(自粛


ということで今日は、先月アドベンを訪れた際に撮った「幸浜未公開集」をお届けしましょう。と言っても3枚しかありませんが・・・

14時ごろに見た時は―


むしゃむしゃとお食事をしていた幸浜。
その2時間後、16時ごろに改めて行ってみると、


2つある運動場の境になっているガラスの仕切りの近くにいました。
どうやら隣を見ているみたい。


隣にいたのは姉の良浜。
でも良浜はササに夢中で気づかないみたい・・・


と、次の瞬間良浜が幸浜を見ました!これはもう明らかに互いを認識してます。

暫し見つめあう2頭。彼らはこの時、何を思ったのでしょう。
「どうせ何も考えてないだろ!」と半ば呆れ気味に突っ込んでいるそこの貴方。もちろんそう考える人が多いでしょうけど、でもその真実は人間にはわかりません。
それならば幸浜が中国へ行く前に2頭で思い出を語っていた、と考えるほうが楽しいじゃないですか。


14日に開かれた幸浜の歓送会にはたくさんのお客さんが詰め掛けたそうです。
さらに、幸浜がアドベンチャーワールドから出発したのは翌日の深夜2時だったそうですが、遅い時間にもかかわらずこちらにもたくさんのお客さんが集まり、彼を見送ったそうです。
たくさんの人に愛されながら中国へと渡った幸浜。海の向こうでも元気に暮らし、いいお父さんになれるよう願っています。

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