40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

オーバーホールだぜぇ!

2021-12-29 17:24:33 | 時計
怒涛の2011年ももうすぐ終わり。東京オリンピックにコロナの第5波による医療崩壊寸前の緊急事態に大阪の無差別放火殺人と色々ありすぎてお腹いっぱいです。来年は落ち着いた一年になってほしいなぁ。

 さて、そんな今年の出来事の中でもワタシ個人のトピックとしては写真の時計をオーバーホールしたことだな。

この時計、Sinn モデル156Bというヤツで、知ってる人には何を今さら、なんですが、ドイツ空軍のパイロットで飛行教官でもあったヘルムートジン氏が設立したジン特殊時計株式会社の製品。ドイツ空軍制式採用を目指したもので、軍用時計らしく合理的に見切られた内容が男心をくすぐるんです。

 軍用クロノグラフなので多機能かつ高精度(人の命がかかってるから当たり前か)を求められるムーブメントが搭載されていますが、何らかのトラブルがあったら修理なぞせずあっさりムーブメント交換だぜぇ!なんです。さすが軍用、コストより性能だぜぇ!がステキ。でも高価な機械式クロノグラフムーブメントをポンポン使い捨ててたら流石に懐に痛いわけで、せめてものコストダウンということで樹脂パーツを使ってコストダウンしたレマニア5100という廉価版が搭載されることになりました。このムーブメントがクセモノ。

 樹脂パーツ(プラスチック)は経年劣化で脆くなるし、作り替えようとしても金属を削り出すみたいな職人技では無理で、射出成形機でロット単位で作らないといけない。しかも固定は接着剤という手工業とは縁遠い現代エンジニアリングの世界。ワタシの住んでる地域の有名修理店でも「レマニア5100ねぇ・・・」と断られる始末。

 そんな四面楚歌の中でネットで見つけたのが川崎市にあるクロノエージェントという修理業者です。サイトを見ると難しいレマニア5100の修理実績が豊富にあるし、修理見積から作業工程、料金まで丁寧な説明があるので信頼できそう!とオーバーホールを8月半ばに依頼。本日届きました!

 20数年ほったらかしだったけど日差15秒まで精度を調整してもらえたし、傷が深くついてた風防もほとんどわからないほど磨き上げてもらえたし、料金53290円は西播磨在住の田舎者にはなかなか立派な金額だけど作業内容からすると充分満足できるものでした。

 阪神淡路大震災前に元町高架下商店街の2坪しかない時計屋前にあったガラスケースで出会ってからワタシの左腕で動いてきた156B。これからも時を刻んでくれよー!

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