40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

革靴を購入するぞ 4

2018-08-23 16:42:40 | 靴・鞄・革製品
ますます台風が近づいてきてる。近くの市町村でも避難指示が出始めてる・・・緊迫度が高まってきてるちょうです。被害がありませんように・・・

 昨日の書き込みで室内履きor婦人物を思わせるくらい軽くて華奢な靴を作ってもらいたいってのを綴ったんですが、菅野さんの靴作りの根本はワークブーツのような野趣あふれる厚底な靴。高校の頃の好みはそっち方面だったそうです。で、ドイツに修行に言って、コンフォート靴をを手がけてといった経験を積むうちに内羽根の紳士靴や婦人靴などのレパートリーを増やしてだんだん視野が広がり、技術も向上。いまやハードな実用靴からカジュアルな婦人靴、革の素材感を追求したホールカットまでいろんな靴を作れるようになりました。しかも手作りのデザインから縫製まで自分一人で行う職人気質な仕事ばかりでなく、大手靴メーカーのマスプロダクションな分業も体験して「靴」に対していろんな見方ができるようになったとか。

 まぁ逆に何でもできるから、何を自分の芯に据えるかに迷ってしまうかもしれませんが、作り続ければ自ずから靴が教えてくれますわなー。

 そんな引き出しが多い職人さんなんで、こうしたい、みたいな願望を口にするだけですかさず提案が出てくる。さすがですなぁ。そうなってくるとこっち側の"どういう場面でこの靴を履きたいのか"というイメージがしっかりしてないとすぐに方向性がブレて中途半端になってしまう。自分のライフスタイル、いやどう人生を生きたいのか、ということまで問われるようで、ビスポークってなんかドキドキする体験でした。

 

革靴を購入するぞ 3

2018-08-22 20:36:14 | 靴・鞄・革製品
明日は台風20号がやって来るようですな。被害がないことを祈るばかりのちょうです。

 さて、ビスポークで靴を作ることになって工房を訪れたちょうさん。このmanmaって周囲に水田が広がる集落の中にあって、ぱっと目にはフツーの民家なんでうっかりすると見過ごしてしまいます。普通自動車がすれ違えないほどの細い道を進むため、初回訪れるにはナビが必要かもしれませんねぇ。

 工房の玄関はいると正面に顧客のラストが壁一面ぶら下がってるのが目に入ります。ふーむ、かなりの量だな。なんでもコンクールで賞を取ってから関東などからも来客があるそうな。そのまま玄関右側のフロアへ。壁には見本の靴や靴底、靴関係の本などが一杯です。奥は作業場で天井近くにはロールになった革がいくつも置いてあるのが印象的です。作業台と機械類が案外近くに設置されてて"みっしり"詰まった印象がある。で足の測定やデザインの希望を話し合いながらちょっとずつ具体化していきます。

 革の種類、靴底のメーカーやヒールの具合、コバの張り出しにステッチの入れ方、くるぶしの包み込みの具合だのインソールのコルクはどれくらい入れるか、紐を結んだときの羽根の開き具合はどれくらいにするかなどを話し合ってると頭の中のぼんやりしたイメージからしだいに実際の靴が浮かび上がってきます。そうなると自分の好みがだんだん固まってくる。

 写真は初日最終的にまとまったスケッチです。画面左に使う革のサンプルです。今回はタンかバーガンディーのムラ染め・カーフを使うことにしました。どっちがいいかなぁ?デザインでは外羽根・パンチドキャップトゥ、スワンステッチでお願いしました。マッケイなのでコバはそんなに張り出さないけど、さらに目立たないようにしてもらい、ヒールもピッチドヒールで。ソールが自己主張しないのがイイと信じているんで色も黒にしちゃおう。でも革底は半カラス仕上げですよ。踵をしっかりホールドする小さめにしてもらうのは絶対なんだけど、内側の土踏まずや甲の外側もタイトにしてもらって包み込まれたようなフィット感にしてもらうことに。トゥもラウンド、ショートノーズ気味にしてもらうので、足袋のように足にまとわりつくシルエットになるんじゃないかなー。ならんかな?

 ここまで自分の好み全開ですが、でもパッと見であれ?こんなの売ってるの?と分からないくらい控えめだと思うんですよ。そこでビスポークだぜぇ!と威張るために紐穴の数を6つ、ハトメも金色で外側に出したりして。

 外羽根式6アイレット、ラウンドトゥという古い実用靴スタイルに室内履きのようなデティールという相容れない要素を加味した自分の好みはデザインとして成立しているのかどうか疑問なんですが、そこは国際的靴職人、菅野さんになんとかしてもらおう♪できあがりは来年3月頃らしいから、またそれまでにワガママ言っちゃうかもしれないけどねー♪

革靴を購入するぞ 2

2018-08-20 18:41:47 | 靴・鞄・革製品
台風20号が西日本直撃かも!まだ岡山や広島は豪雨災害から復旧し切れていないというのに・・・いつまで試練が続くのか?とマジな状況になりつつあるのに革靴を買うか買わないか、のカキコをしているちょうです。不謹慎?

 さて、欲しい革靴は市場にはないという危機的状況にどう対応するか、という"クライシスマネジメント"を迫られているちょうさん。こういうときほど情報を整理し、裏付けに基づいてリスク承知の「決断」をしなければならないのは皆さんもご理解いただけていると思います。それが仮に愚行・蛮勇であったとしても男には戦わなければいけないときがある!

 で、整理すると

 1) 靴を買わずにこのままでいく。
 2) 店で買える靴で我慢する。
 3) リスク承知で通販で買う。
 4) ビスポークで作ってもらう。

   (※:文字の大きさと願望に関係はありません)

 論理的に考えると4)しかありませんな。というわけでここで靴の誂え(ビスポーク)を行うことにしたのでした。

 ビスポークとは靴職人さんと話し合いながら自分好みの靴を作り上げていくことで、これならどんな靴でも実現OK!極端な話、デザインはもとより革を綴じる糸から撚ってもらって誂えることもできるわけです。

 今回の職人さんは 高校卒業後、単身渡独。ドイツ靴製作会社に入社し、Orthopädieschuh mecher-andwerk GESELLEN-BRIEF 資格取得。帰国後、整形外科靴製作会社、婦人靴・紳士靴の各メーカーで務めた後、靴工房MAMMAを設立して2011年:Japan Lether Award2011 プロフェッショナル 紳士靴にてグランプリ受賞、2013年:Japan Lether Award2013 プロフェッショナル 婦人靴にてグランプリ受賞、2014年:平成24年度兵庫県青年優秀技能賞、2016年:Internationaler Leistungswettbewerb des Schuhmacherhandwerks 国際靴職人技術コンクール(ドイツ)婦人靴にて金賞及び最高名誉賞受賞という経歴の持ち主。簡単に言うと国際的な靴職人さんです。

 もーワガママ言っちゃうよ~♪

革靴を購入するぞ 1

2018-08-19 15:28:53 | 靴・鞄・革製品
この夏、ハラが貫禄を増し、ズボンがキツくてシャレにならないレベルとなって苦しんでるちょうです。ビールがウマすぎ♪

 さて昨日のカキコで"靴購入だー"に昂ぶってるワタシですが、では具体的にどんな物が欲しいのか。
現在内羽根の靴は2足持ってるので今度は外羽根にしたい。リーガルの代替にしたいから茶色でパンチドキャップトゥだな。でもグッドイヤーウェルテッドのコバが張り出した無骨なものはイマイチ。やっぱりイタリア靴のようにマッケイでシュッとしたシルエットが欲しい。とはいえかの靴に多いスクエアトゥはキブンじゃないのでラウンドトゥであんまりロングノーズにならないやつがいいですな。つまりクラッシックな落ち着いたたたずまいだけどスタイリッシュで軽やかな靴。けっこうセンス良いでしょ?

 でもねぇ、いろいろ調べたけどそんなの売ってないんですよ。まず第一に外羽根で軽やかってのがもう矛盾してる。そもそも外羽根式は1810年、プロシア軍のブラッヘル将軍が軍靴用に考えたことに由来(by 日本皮革産業連合会)するアウトドアの靴に多く用いられる形式。脱ぎ履きがしやすく、タフで実用的なこのタイプに"軽やか"とか"繊細さ"なんてお門違いかも。コバの張り出した、ソールや甲革の分厚い、ブーツなんかがイメージとして出てきそうですねぇ。または外回りの多い営業マンが履いてる感じか。ワタシの考える休日にエレガントでセンシティブに履きこなすには初めから無骨すぎるのです。

 しかし上品な外羽根だってあるに違いないと検索しておぉっ!となったのが今回写真で紹介する革靴なんですよ。エドワードグリーンのパンチドキャップ。スワンステッチが優雅じゃないですか。コレだ!と思ったけど、コイツ、中古で新品はどうもないみたい。しかもエドワードグリーンということでこれに準じたモデルだと15万(!)くらい・・・おいおい、いくらなんでも高すぎるだろ。しかも西播磨地域でエドワードグリーン扱ってるとこなんてあんのか?通販は足に合わなかったときにめんどくさそうだし・・・

 ・・・でも欲しい!エドワードグリーンは無理でもなんとかこんな感じの靴が手に入らないものか・・・

 悩むうちにちょうさんの情熱はあらぬ方向へと走り始めるのでした・・・

15年物のリーガル

2018-08-18 19:13:19 | 靴・鞄・革製品
なんか昨日今日とまるで「秋」の気候。とっても過ごしやすくてエアコン点けなくても一日過ごせちゃったよ。一体何だったんだ、あの暑さ・・・


 さて、久々にブログ再開したとたんに"買い物自慢"に走る暑さでイカレてたちょうさんですが、革靴にはもともと興味関心が高かったんです。今回の写真は15年ほど前に買ったリーガルの内羽根パンチドチャップ。甲革はたしかキップでゴム底セミマッケイ製法の物。当時はあんまり革靴履き回る職場環境では無かったので、休日でも使えるカジュアルな茶色を選択したのでした。

 コイツがなんとも具合が良い。最初は革が固くて、ゴム底なんでムレて一日は着続けるのはチト辛いものがあったんだけど、内羽根で尖りすぎないラウンドトゥというコンサバティブな風情なのにパンチドキャップ&茶色というちょっぴりカジュアルな雰囲気は密かにオシャレしてる気がして高揚しますな。

 ただ革がもうくたびれてきて履くたびに醜いしわが入る。履き終わってからブラッシングでなんとか目立たなくなるものの、もう限界っぽい。磨き込んでイイ味が出てきてたんだけどねぇ。

 となると・・・コイツは新しい茶色の靴を新調しないといけないのでは?となりますよねー(^^;

 ムフフ♪新規購入ですな♬

シェットランドフォックス ケンジントンⅡですぜ♪

2018-08-17 18:50:41 | 靴・鞄・革製品
 全く今年の7月末は暑すぎましたなぁ。気温38度なんてここはパキスタンですか。
そんな暑さではマトモなブログ更新もままならず。盆過ぎてちょっと涼しくなってきたので、
ブログ更新ですぜ♪←1年以上ほっといたのにはツッコまないように。

 さて、ブログをサボってる間に"金遣いたい病"のワタシはじっとしているはずもなく、やっぱりいろいろ購入しちゃってたんですなー。

 で、今のめってるのが革靴。この4月から職場環境が変わり、ちょっと「大人」な物を身につけないといけない必要もあって4月初めに買っちゃったんですよ、ケンジントンⅡ。リーガルの高級路線であるシェットランドフォックスの中にあって最高峰のケンジントンシリーズ。いろいろ履き比べるとやっぱり違う。高いけど良い物はイイ。せっかくならって、ねぇ、なっちゃいますよねぇー♪

 靴本体¥66,960(税込)に専用シューツリー¥10,800円(税込)を合わせて現金一括!うーん、今になってみるとかなりハイになってたなー。靴に7万・・・でも履いたときの足の甲をホールドする感覚がイイんですもん。踵がちゃんと包み込まれて靴の中で遊び回らないんだもん。脱ぐときに「ジュボッ」と空気の抜ける音がするんだもん。仕方ないよねぇ♪

 現在週1回くらいのペースで履いてますが、革底のためかこの暑さでもそんなに足が蒸れない。でも革がまだなじんでなくて履いてると疲れてくるな。革クリームとブラッシングをこまめにするけど、まだまだ時間がかかりそう。とりあえず履き回らないとね。でも靴底がどんどん削れるのには困ったもんだ。

 と高級靴を手に入れて満足なワタシ。しかしいったんのめっちゃうと次なる行動に出のがワタシなのでした。