愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ブラックバーン-トットナム

2009-04-04 22:50:33 | プレミアリーグ
観戦日 4/4(土)       
 
愛丸’s チェック        
現在17位と、降格までギリギリのローバーズ。
ビッグサムが就任しても、この現状から抜け出せずにいる。
ここから8試合、ひとつも落とせない状況。
相手がどこだろうが、ホームでは勝ち点3が必要。
アーセナル戦みたいに自滅するような展開になってしまえば、降格するのは間違いない。
魂全開で戦わないと、ここでも勝ち点は奪えない。
スパーズは2月に入ってから4勝2分けと負けがない。
失点も減ってきたし、攻撃もだいぶスムーズに。
やっとあの戦力が機能してきた。
ここまで来るのがほんとに長かった。
これが、シーズン開幕当初から出来てたら、今頃はビッグ4を脅かす存在になってたはず。
ヨーロッパ戦圏内をまだ狙ってるみたいだが、これはちょっと無理っぽいので、来シーズンへのチーム作りにかかった方がいいかも。

ローバーズがビッグサムマジックで逆転勝利。
この戦法、ビッグサムしかできない。
というか、もう誰もやってこないだろう。
前半に、ジベのハンドでPKを与え、これをR・キーンに決められてまたまた追う展開に。
ここで、後半、なんとトップにサンバを置くロングボールフィジカル作戦。
ボルトン時代に見られてた、イングランドの古いサッカー。
これが見事にはまった。
ウッドゲート、キングがここのケアに精一杯で、マッカーシー、ディウフをかなりにフリーに。
それでも、スパーズのCB陣はよくやってた。
サンバがかなりの確率で競り合いを制してたから、2列目の選手がもうちょっと絡めると、まだチャンスは増えたはず。
流れが変わったのは、パラシオスがセントオフになって。
残り10分の状況で数的優位になり、これを活かしきった。
ここまで作戦がはまるなんてビッグサムも思ってなかっただろう。
同点弾はサンバの落としからではなく、サンバがうまくからだを使ってウッドゲイトの前に出て、中へのパス。
これをオフサイドぎりぎりでマッカーシーが受けてゴール。
サンバはフィジカルだけでなく、足元の技術もなかなかのもの。
トップに置いたのもわかる。
逆転ゴールはCKから。
ニアにサンバが入り込んできて、これにウッドゲイト、キングが釣られ、中がフリーに。
ここにサンバが抜けたCBに入ったオーイエルが入り込んできてゴール。
ほんとに見事にビッグサムのい采配が当たった形に。
だらだらと押さえ込まれ、ホームでまた勝ち点が奪えないかと思われたが、フィジカルサッカーでなんとかものにした。
こういう状況での逆転勝ちはチームを勢いに乗せる。
まだまだ予断は許さないが、この勢いで残りの試合を戦ってもらいたい。
いっそのこと、サンバをFWで使い続けてみたら?
スパーズはほんとだらだらの展開の中、なんとか勝ち点3が取れそうな状況ではあった。
それが、パラシオスのセントオフから耐え切れなくなり、逆転負け。
中盤とCBが連動して、サンバ、マッカーシーに対応してたが、この一枚が欠けたのがでかかった。
この状況で、あのセントオフはチームのことを全く考えてないもの。
短い時間で2枚ももらうようだと、パラシオスの信用度にかかってくる。
冬の移籍でスパーズに加入したが、これでは、今後どうなることやら・・・。
スパーズは代表に呼ばれてた面々のコンディションに問題あり。
レノンは、代表戦前の切れ、スピードがなかったし、モドリッチもどこか精細に欠いた。
この中盤の両サイドが生命線のスパーズが、これだとどうしようもない。
トップのD・ベント、R・キーンも輝いてないし、ローバースがあの作戦できたら、スパーズもパブリュチェンコを投入して、同じ展開に持ち込めばよかったのに・・・。
これは、レドナップのプライドが許さなかったのか。
もっと選手はいるわけで、状態のいい選手を使うべきだったか。
スパーズはここで負けようが、降格うんぬんにはならないし、この試合でも反省点を次に生かせればいい。
まだまだ休養が必要な選手がいるし、うまくターンオーバーしていかにといけない。

スコア 2-1

<得点者> 
ブラックバーン  マッカーシー、オーイエル
トットナム    R・キーン
~愛丸's MVP~
サンバ(この試合を見る限り、もうCFとしてやっていった方がいいかも。CBの数は足りてるし、この男が救世主になるかも)

ブラジル-ペルー(W杯予選)

2009-04-04 12:31:37 | 各国代表戦
観戦日 4/4(土)       
 
愛丸’s チェック        
08年、ホームでのW杯予選で1つも勝てなかったセレソン・ブラジレイラ。
なおかつ、1点も取れてない。
それに加え、週末に行われたエクアドルとのアウエー戦でもスコアレス・ドロー。
セレソン・ブラジレイラはどうしてしまったのか。
ヨーロッパでやる親善試合では、しっかり結果が出せてるのに・・・。
それなりの相手とじゃないと、力を出し切れないのか。
カカが復帰したことであの華麗なブラジルサッカーが蘇るかどうか。
ペルーは現在最下位。
もう南アフリカ大会への参加は不可能。
ただ、若い世代ではなかなかの選手たちが揃っており、ここがうまく現有戦力と絡めれば、次のコパ・アメリカぐらいからはまだ上が目指せそう。
ここもよくてスコアレス・ドローか。

やっとホームでセレソン・ブラジレイロが結果を出した。
去年1年間、ブラジル国民を裏切り続けたが、今年は違うことを見せつけた。
エクアドル戦で、またかと思ったが、ここはそうではなかった。
カカの復帰が一番の要因。
カカ不在時は、このポジションをホナウジーニョが担うことになるんだが、この男はもうセレソンには必要ない。
後半途中から投入されたが、試合は決まってたし、これといったインパクトは残せなかったが、攻撃のリズムが悪くなったのは確か。
FKという飛び道具はあることにはあるが、これでも点は取れず。
ポルト・アレグレでの試合ってこともあり、グレミア出身のこの男に、サポーターたちはブーイングで向かえいれた。
この光景が全てを物語ってる。
この試合、3-0で勝利したわけだが、この布陣が今後の基盤になっていくだろう。
セビージャでやっと調子を上げてきたL・ファビアーノがしっかり結果を出し、この男とホビーニョが前線でコンビを組む。
トップ下にはカカがいて、ボランチとカカの間でエラーノが攻守の繋ぎ役に徹する。
ボランチはF・メロとG・シウバ。
ここでの献身的な守備がどれだけチームを助けたことか。
F・メロはセレソンデビュー間もないが、ヴィオラでの活躍のまま、ここでもチームの中心選手に。
見事なボール奪取から、直線的なドリブルでゴール前まで上がり、GKの位置を見てのやわらかいシュート。
この男がセレソンに加わって、守備的にしか振舞わなかったダブルボランチがしっかり改革された。
この試合、右のラテラウにはD・アウベス。
マイコンもいるわけで、こっちサイドには問題はない。
どちらを使うかで悩まされるだろうが、これは贅沢な悩み。
このポジションに関しては世界一だろう。
ザガーロはルッシオとルイゾンだったが、ルイゾンが前半11分に負傷退場し、代わりにサンパウロのミランダが。
ペルーの攻撃がぱっとしなかったから、ここが目立つことはなかったが、フアンもいるし、それなりの層であることには間違いない。
問題は左のラテラウ。
この試合はクレーベルだったが、もうひとりってのがマルセロ。
マルセロはマドリーで中盤の左をやっており、やっぱり守備には不安がある。
クレーベルも世界的なことを考えると、まだまだの選手。
ここから南アフリカW杯までに誰か出てくるってことも考えずらいし、現有戦力でどうにかしないと。
GKはJ・セーザルで決まり。
守備機会がほとんどなかったが、中盤の凡ミスからのピンチのシーンでもスーパーセーブを披露。
破壊力満点のFWが不在なのは気になるが、それでもセレソンはセレソン。
なかなか強いチームになってきてる。
ペルーは守備でも攻撃でもほとんど見せ場はなかった。
最下位に位置してるのがわかる内容だった。
ヨーロッパに渡ったU-20組が見れなかったのは残念だったが、ここがしっかりやれるようだと、もうちょっと戦えるチームになるはず。
カウンターで先にチャンスを作り、このときに点が取れてたらおもしろい展開になったんだが、点は入る気がしなかった。
セレソン・ブラジレイラに自信を与えただけだった。

スコア 3-0

<得点者> 
ブラジル   L・ファビアーノ、F・メロ
~愛丸's MVP~
F・メロ(ボール奪取能力も高いし、パスセンスもある。攻撃的にも振舞えるし、これから外せない選手になりそう)