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謎手本忠臣蔵 上巻 加藤廣著 新潮社

2009年04月03日 07時46分26秒 | 書評 歴史系
「信長の棺」でデビューした加藤廣さんの
忠臣蔵。



上巻は、江戸城松の廊下で起こった刃傷事件を中心にして、
側用人柳沢吉保の視点と大石内蔵助の視点の両方から書かれています。

徳川幕府5代将軍綱吉の治世下、
母親の桂昌院に従一位を取らせる計画が
柳沢吉保を中心に遂行されている最中に起こった江戸城での刃傷事件。
事件をめぐる関係者の人間模様が描かれています。

その過程で、赤穂の塩問題や貨幣鋳造問題、
生類憐みの令問題、甲府宰相綱豊との将軍位継承問題など、
当時の社会を取り巻く政治状況も
つぶさに描かれています。

上巻は、元禄14年大石内蔵助が江戸にやってきて
事件後はじめて浅野内匠頭の妻瑶泉院に
拝謁するところで終わっています。

まだ、事件の真相がどこにあるのか明らかにされず、
読者にこの事件の裏側に何かがあるかもしれないと
うかがわせるところで下巻へ、という構成です。

アマゾンの書評では評価が辛いですが、
今まで読んだことのある忠臣蔵関係のエピソードが
卒なくちりばめられており
安定感のある話の流れで、読みやすい文章だと思いました。

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