フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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暗黙知と形式知

2008年06月27日 09時42分53秒 | ビジネス実用
ある個人のきわめて主観的な洞察や勘は、
形式知に変換して社内の人たちと共有しないかぎり、
会社にとっては価値がないに等しい。
     「知識創造企業」野中郁次郎・竹内弘高著 東洋経済新報社

形式知とは、
知識のうち、言葉や文章、数式、図表などによって
表出することが可能な客観的・理性的な知のこと
をいいます。

これに対して
知識のうち、勘や直観、個人的洞察、経験に基づくノウハウのような、
言語・数式・図表で表現できない主観的・身体的な知のこと
暗黙知といいます。

僕の事業部でもつい2年ぐらいまでは業務マニュアルがなく
業務の伝達は口頭で行っていました。
これは、業務運営の点で非常にやりづらかったです。
スッタフそれぞれがノウハウを持っていましたが、
個々に微妙に差異があり共有化されていませんでした。

業務マニュアルを作成して
今まで、スタッフ間で暗黙知として認知されていたノウハウを
明確化・体系化・文書化することによって、
形式知にしました。
そうすることで、
業務運営の標準化を図ることができましたし、
何より客観的に業務をチェックすることができるようになりました。

もちろんこれだけで業務が万全に運営されるわけではなく
スタッフの意識も重要ですが、
マニュアルがなかったころに比べると
業務推進のレベルが数段上がったように思います。

形式知化する効用は
これだけにとどまりません。
組織の拡大にとって
業務の標準化は欠かせません。
多くのスタッフが同程度水準のサービスを
提供できるようになるためには
ノウハウの形式知化は必須です。

中小企業では
マニュアルを軽視して、
マニュアルがない企業もありますが
スタッフが持っているノウハウを形式知化する
マニュアルは企業に大きな知的財産をもたらすように思います。


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