五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

反射望遠鏡の光軸調整

2020年03月11日 | 天文
これまで光軸が狂っていることを自覚しつつ、壊すのが怖くて弄っていなかった12,5㎝ニュートン式反射望遠鏡を調整してみた。
ハレー彗星接近の頃の望遠鏡だから、30年くらい前のやつ…

何年も光軸がズレたまま我慢して使っていたけど、本来の性能を発揮すべく調整。


反射鏡の裏にある押しネジと引きネジを回して、正面から見て斜鏡が反射鏡の中央にくるように合わせ…


斜鏡の先端の黒いカバーを外し、3つの極小のナットを回して…


接眼部から覗いてみて、すべてが同心円になるように…

これに3時間くらいかかった。
あれこれ分解したりして、汗だくだく、慣れていないとはいえよくやるよ…
前面のガラスは補正レンズではなく、ただのガラス。斜鏡のセンタリングが絶対に狂わないのと、筒内気流が防げることくらいがメリット。

これで7~8割は合ってるだろう。
早くテストしたいけど、天気が思わしくなくて出来ていない…
まずは月を見てシャープに見えるかどうか。

春の終わり頃から木星が観望好機に入るので、それを見てどうかですな。
以前に本機で見た木星はボケボケだったので、少しはシャープに見えるといいんだけど。