ここ最近は一気に冬らしくなってきたと感じる
巷のギター弾きは乾燥を嫌うが・・
私は意外に悪くないと感じているのだ
冬場には『伸び代』を感じる
弾き込むことで確実に音が変化しているように感じられる
ネックの反りが気になる人も多いようだが・・
反ったら直せば良いのだ
問題は
”効かないトラスロッド・・”
レンチの動きにネックが追従するならば問題無しなのだ
ネックが反らない為の極太ロッド
傷からボディを保護する極厚塗装
廉価な楽器に良くある仕様だが・・
楽器の良さや成長を阻害するのだ
話は変わるが・・
激レリックのジャズベを弾き倒しているのだ

育てるという意識はあまりない
とにかく、ベースが楽しくなってきた
”好きこそ物の上手なれ・・・”
結局のところ、そこに至るのだ
無理矢理の練習ほど辛いものはない
ましてや趣味の世界ならばノルマなどないのだ
”何の為に?”
と思い始めたらお終いなのだ
私にも経験があるのだ
好きに理由など存在しない
私はコレクターではない
プレイヤーなのだ
大した楽器は持っていないが・・
楽器好き指数は日本で五本の指に入ると自負している
とにかく、楽器のことばかり考えているのだ
移動の時間などは常に音楽を聴いているのだ
ここ最近はジャコ・パストリアスばかり聴いているのだ
聴くことで音が体に馴染んでくるのだ
聴くことは耳コピの第一歩でもある
一聴しただけでコピーできる人など皆無だといえる
雰囲気を感じられれば良いのだ
ジャコはフレットレスベースを愛用している
指弾きでの速弾きを得意としているのだ
感情タップリのフレーズから速弾きまで自由自在なのだ
ベース界のジミヘンと呼ばれているのだ
ベースでも喩えに使われるジミヘンは偉大だと思う
ジミヘンとベースは遠くない関係なのだ
実はジミヘンはベースも得意だったりするのだ
レコーディンでベースを自分で弾くことも多々あったようだ
レコードにはクレジットされていないが・・
マニアの間では有名な話なのだ
そんな流れもあってバンドのベーシストと不仲だったのだ
天才は良くも悪くも出過ぎるのだ
上手い人が軸になって立ち上げるバンドは難しい
「そうじゃないんだよなぁ・・」
「ちょっとベース貸してみて」
「ほら・・こんな感じで弾いてみて」
「ドラムも違うよ フィルが違うよ」
まぁ、文句が多いのだ
天才は嫌われることも多いのだ
結局、一人で何でもやってしまうのだと思う
私のギター仲間にも天才がいるのだ
ギターしか弾けない人がDAWに足を踏み入れても意外に楽しくない
ギター意外の部分に関して無知では広がらない
天才を知る一方でそんな中途半端な人も多々知っている
人間は不得意な分野や専門外を嫌う
まぁ、そんなものなのだ
脱線したが・・
ベースを弾き込むことで激鳴りするようになってきた
少々大袈裟な表現で恐縮だが・・
弦に軽く触れるだけで発音するようになったのだ
弦楽器は奥深い
本当にそう感じる
忙しいという言葉を言い訳にしている人に教えてあげたい
背中を押してあげたいと感じることが多々ある
これから、楽器を買う、覚えるのは大変だと思う
すでに楽器を持っている場合は楽なのだ
あと少しの気合いなのだ
弾けば、手持ちのギターも鳴るようになる
メンテをすれば、弾き易くなる
惜しい・・
私の周囲にも惜しい人や惜しいギターが多々眠っているのだ
読者の皆さんは如何だろうか?
不遇の時代をチャンスに変える機会だと思う
考え方によっては時間はタップリあるのだ
実際のところ、豪華な旅行に行けるような人の方が少ない
安近短ならば、あまりメリットはない
残念ながら、諸事情により私も読者の皆さんと同様に自宅待機組みなのだ
楽器とのふれ合いには癒やされる
手持ちの楽器を育てるということは庶民のささやかなる幸せだと思う
周囲にも評判が良いレリック加工だが・・

個人的にはもう少し抑えたい
部分的に修正を加えたいと考えていたのだ

剥き過ぎた部分をリセットしたい
再度塗り直して、改めてデザインしたくなってきた
今回のレリックのキモは塗り直しなのだ
まさに怪我の功名なのだ
重ね塗りが良い感じを醸し出しているのだ
紙ヤスリやドライバー&カッターなど準備は万端なのだ
失敗したらまた塗れば良いのだ
完璧に塗装することにはある種のプレッシャーを感じるが・・
レリック加工の一環としての塗装は楽しい
スプレー缶にタップリ残っているのだ
残しておいても劣化してしまう
他に活用できるあてもない
塗っては剥がし・・
また塗ってを繰り返す
ゴミにしないテクニックが重要なのだ
自分で言うのも何だが・・
レリック加工に関しては少し分かってきたような気がする
実は知人からレリックの依頼を受けているのだ
「工賃払うからさ 俺のギターもレリックしてよ」
「デザイン? 任せるよ 渋く仕上げてくれよ」
危ない・・
こういう曖昧なオーダーが一番危険なのだ
安請け合いは人間関係をダメにする
それを商売にするプロでさえ、依頼主のお客さんとトラブルそうだ
塗装の塗り直しですら、円満解決することは少ないそうだ
古い楽器(塗装が焼けている)の塗り直しや修理は難しいようだ
事前にその辺りを説明しているが・・
浅いお客さんは納得しないという
安い出費ではないだけに完璧な仕上げを求めるのは理解できる
焼け色まで調合できるような人はプロの中でもプロなのだ
プロの中にもマニアや変態(良い意味で・・)が存在する
街角の楽器屋さんに出入りしている業者さんは普通の人なのだ
そもそも、レリックという発想が変態なのだ
”楽器を壊す・・”
”楽器を汚す・・・”
女性にはまったく存在しない脳だという
まぁ、嫌われるのだ
「馬鹿じゃないの?」
変態にとっての最高の褒め言葉なのだ
汚い楽器から最高のトーンが溢れる・・
私の理想の形なのだ
クラプトンのブラッキーやレイヴォーンの№1はエグい
下手な人が弾いていたらかなり微妙なギターだったと思う
興味ある方は検索をかけてみていただきたい
レリックと演奏スキルが比例していれば周囲は納得するのだ

楽器はある意味で正義なのだ
廉価な楽器でもレリック仕様の楽器でも出音がすべてなのだ
出音が良ければ何でもありなのだ
それを真似る人は少ないと思うが・・
同時にそれを馬鹿にする人もいないのだ
まぁ、そんなこんなでベースの塗装を乾燥させているところなのだ
乾いたところで『デザイン』してみたい
弄り壊さないように注意したい😉