本日も梅雨ということで雨模様・・
今朝も早くから目覚めてしまった
午前5時の少し前
習慣が身に付いているのだ
早起きは三文の得・・
とは良く言ったものだと思う
時に先人の諺に納得することも多い
頭が良い人はいつの時代にもいたということ
という前置きはこの辺で・・
昨日はアコギの録音に失敗したのだ
あまりの暑さに私の精神が負けたのだ
録音の途中で断念したのだ
今朝はリベンジということで録音してみた

本来はマイクを立てることで良い音が録れるが・・
内蔵のコンデンサーマイクもなかなかに侮れない
意外に高性能なのだ

事前に録音レベルを設定して素の音を録った
要するに私は弾きながらモニターの音を聴いていない状態
どのように録れているか?は演奏中には分からない
という感じで録音を開始した
録り音はヘッドフォンでチェックするのだ

ギターを抱えながらのヘッドフォンにはイライラすることも多いが録り音のチェック作業は意外に快適なのだ
気温が上がる前の早朝という時間帯も助けになった
繰り返しになるが・・
早起きは三文の得・・
なのだ
苦手な作業の時間帯を変更してみるのも一考だと思う
以前の私は完全な夜型人間だった
ここ数年は仕事の関係で朝型にシフトしたのだ
結果オーライなのだ
あまりに早起きし過ぎて日中に眠くなるのはご愛敬
若い人と同じ体力はないのだ
中年おじさんは体力が劣る分だけ経験と知恵でカバーするのだ
今朝は演奏の前にネックの反りも修正した
反ったネックはすぐに分かる

12フレット6弦側で弦高は3㎜
サドルが固定されているアコギの場合、むしろ迷いがない

エレキ用の2㎜センサー
あえてアコギ用は作らない
およその目感覚で何とかなる
エレキほどシビアに設定を追い込まないのだ
エレキの場合、ネック調整の途中でサドルなどを弄り始めて修復不能に陥る人も少なくない
自分の中にデフォルトの状態が明確にある人は迷わない
好みの状態を優先させるか?
音色や鳴りを優先させるか?
この辺りのバランス感覚も難しい
可能ならば、ギター側に自分を寄せる発想が良いと思う
ギターありき・・
そのギターが最も良く鳴る状態に自分が歩み寄る
これはエレキもアコギも同じだと思う
アコギの失敗談に弦高を下げ過ぎるケースがある
エレキ弾きの人がアコギを抱えると弾き難さを感じる
先に述べたようにアコギの標準弦高はかなり高い
アコギをエレキ並に下げると弦の振動を阻害する
フレットに弦が当たってしまう
優しく弾いてもノイズが出るのだ
同じように見えるが自転車とバイクくらいの違いがあるのだ
器用なスタジオ系のギタリストはアコギもエレキも自在に弾きこなす
私もそんなプロから影響を受けることも多い
器用なギタリストはカッコいい
そこそこギターは弾けるがメンテが苦手という人も多い
そもそもメンテの方法を勘違いしていることも多々ある
初心者がダメでベテランが優れているということもない
間違った方法で数十年もギターを続けている人も少なくない
ネットの時代が到来してどんな情報を入手できるようになったが・・
今更、正しいメンテの方法を押しつけられても受け入れられない
人間は時に不器用な動物でもある
年齢と共に柔軟さと器用さは失われることも事実
つまり、悪い意味で頑固になるということ
自称ベテランが伸び悩む原因の一つでもある
固まったスポンジは水を吸わない
カチカチでガビガビなのだ
さらに固定観念という薬液で古びたスポンジはさらに硬くなる
そして痩せて使い物にならなくなる
私もたっぷりコテコテの中年おじさんだが・・
ギター的には自称ベテラン層が苦手なのだ
基本的に話が合わない
正直な話、セッションなどしていても楽しくない
しだいに私が一人遊びにハマっていった理由にもなっている
究極、アコギ(ソロギター)は完全なる一人遊びなのだ
好きな時に練習して好きなタイミングで終了できる
ギターが一本あれば、楽しめるのだ
時に私は練習の鬼になる
弾けないフレーズを半日くらい練習することも多い
今回音源化した『チェンジ・ザ・ワールド』のサビの部分には苦戦した
今でも弾ける時と弾けない時がある
眠くなるくらいのスローペースならば間違えずに弾ける
それでは弾けたことにはならない
演奏中もサビの部分を近づくと心拍数が上がる
特に今回のように録音作業している時は尚更なのだ
一発録りの場合、その前後が台無しになってしまう
その部分だけを録り直す(パンチイン作業)ことも可能だが・・
それは嘘なのだ
結果として自分自身のためにもならない
読者の皆さんに格好をつけても何も始まらない
グズグズな演奏も現状の私の実力なのだ
むしろ、その上達の過程を常連読者の皆さんにも知っていただきたい
私はエレキ弾きの代表としてアコギと向き合っているのだ
そんな気持ちでアコギを弾いているのだ
このアコギは4万円台の安いギターなのだ

値段の割りにスペックが充実しているところが気に入ったのだ
そもそも、このルックスにやられた
ネックの裏側もサンバーストになっているのだ
オープンギアのペグといい、往年のヴィンテージアコギを彷彿とさせるスペックに萌えるのだ
細かい部分だがブリッジピンなどもヴィンテージ風に改造しているのだ

あえて、普通な素材に交換している
ブルースにはハイスペックな素材は似合わない
シンプルイズベストなのだ
ということで今回の音源について説明したい
課題曲は『チェンジ・ザ・ワールド』
有名曲だけのアレンジも無数にあるのだ
イントロやバース部分、間奏などを忠実に再現するとかなり長い演奏時間になる
歌詞がある歌モノとインストアレンジは区別したい
今回はかなり短くアレンジしてみた
続く曲はこれもクラプトンの十八番である『ヘイヘイ』という曲
原曲は黒人ブルースマンが作ったブルースなのだ
クラプトンがアレンジを加えたことで有名になった
このアルバムにも収録されているのだ

聴くと簡単に聞こえるが弾くと意外に難しい曲なのだ
基本的に歌モノだがイントロ部分が有名な曲なのだ
ファンならば一聴しただけで分かるのだ
調べてみるとクラプトンも結構他人の曲をカバーしているのだ
コピーで終わらないところが凄いところ
場合によると原曲を超えてくることも多々ある
クラプトンのアコギ期は最も成熟している時期でもある
ギタリストとしても人間としても円熟味を増した時期なのだ
このアルバムが発売された直後は一気にエレキが売れなくなったようだ
そのぶんだけアコギは爆売れしたという楽器業界のエピソードも残っている
まぁ、エレキ弾きは基本的に電気好きなのだ
その後でアコギに飽きてしまう
現在は完全に人気を二分しているのだ
面白いことにプロには『両刀遣い』も多いが・・
素人さんには両方を巧みに操る人は少ない
私の知り合いには皆無なのだ
アコギを持っている人は結構いるが・・
ギターはケースにしまっておいても上手くはならない
音が成熟することもあり得ない
エレキ弾きにとってアコギとはそんな微妙な存在なのだ
私はアコギの楽しさもエレキの楽しさも理解できるハイブリッド?な
ギター弾きなのだ
かなり希少な存在だと思う
余談だが・・
ウクレレもベースも大好きなのだ