テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

高級エレキと高級自転車って何か似てる?

2021年06月19日 | 楽器
何故か似ているエレキギターとスポーツ系の自転車

似ているのは価格設定と価格幅

3万円のエレキと100万円のエレキ

同じく3万円の自転車と100万円の自転車

当たり前だが廉価品と高級品が同じはずもない

しかしながら、価格差ほどの性能差が感じられないのも事実

要するにギターも自転車も自己満足の世界なのだ

それでも自転車の場合、価格差が数字として目に見える

仮に3万円の自転車の重量が12㎏ならば100万円の自転車は6㎏未満

同じサイズの自転車で重さが半分は凄いと思う

自転車の場合には軽いということが一つの性能の指標になっている

軽いほど高性能で高価格は間違いのない事実

ちなみに1万円台のなんちゃってロードなどは激重だという

まぁ、鉄の比率が高いのだ

高級な自転車の場合、パーツも高級なのだ

先にも述べたがその主な目的は軽量化なのだ

軽いほどに偉い!という流れになる

軽いうえに剛性も高いという相反する性能が求められる

値段が高いのも納得できる

それにしても100万円の自転車を購入する人のイメージが浮かばない


一方でギターに関してはその価格差はかなり謎に包まれている

自転車と同様に廉価と高級で同じはずはないが・・

価格差ほどの差が感じられないのも事実

自転車のように数値として性能を感じることも出来ない

廉価のギターは音量が小さく、高級なギターは音量が大きいということはない

使用材が違うのは事実だが・・

単なる板に100万円の価値があるとは思えない

言葉はアレだが・・

もはや、メーカー側の『言い値』なような気がする

楽器屋さんでも上手く説明できないという

お客さんからの質問で返答に困ることも多いという

ギターという楽器はある部分においては曖昧なのだ

特に価格設定には説明困難な謎な部分も多い

私は常識の範囲内での最高値を30万円台だと思っているのだ

良く見積もってもそれが適正な価格だと思う

最近はそれも少し揺らいでいるのだ

廉価な価格帯のギターが想像以上に良いのだ


もはや、そこに安っぽい印象は皆無だと思う

お世辞にも高級な雰囲気は感じないがチープな印象も受けない

良くも悪くも普通なのだ

私は色々なパーツを交換しているがデフォルトでも十分に使える

初心者にも安心して勧められる

間違いなく価格以上の満足を得られるのが廉価なギターなのだ

特に良い印象を抱くのはネックとフレットなのだ


ピッチも良く、フレットの仕上げも悪くない

一昔前の粗悪な印象は一切感じない

製造の工程にコンピューターを導入している成果が現れている

製品として完成しているのだ


レリック遊びの素材としても楽しいと思う

思う存分削り磨き好みに仕上げる楽しさがある






極端な話、5万円のエレキに5万円の改造を施せば、かなりのギターが作れる

5万円のギターに5万円の改造費をかけるのと10万円のギターは同じではない

その辺りが改造ギターの奥深さでもあるのだ

実践向けというか・・

使い勝手では改造を加えたギターに軍配が上がる

これは私の個人的な感想なのだ

色々な部分(価格設定など)で似ている自転車とギターだが・・

一つだけ異なる部分がある

それはアフターパーツの価格設定

自転車はある意味で天井知らず

ブレーキでもギアでもホイールでもかなり高額な製品が存在する

高級な自転車にはそれらのパーツがてんこ盛りなのだ

一方、ギターのアフターパーツは値段が知れている

特別仕様のピックアップなどもあるにはあるが・・

店頭で販売されているギターの多くは割と普通のパーツを積む

そこそこの金額のギターと100万円のギターのパーツに言うほどの違いはない

読者の皆さんは一基で15万円もするようなピックアップを聞いたことがあるだろか?

高級品でもせいぜい5万円未満だと思う

デフォルトではもっと値段が低い製品がマウントされていると思う

アフターのパーツもある意味では言い値の部分もある

値段が高いほどの珍重される傾向が見られる

値段が高いパーツを好む層がいることも事実

「とりあえず、高めに設定しちゃう?」

も十分に有り得ると思える

先にも述べたように値段が高いアフターパーツの音が良いとも限らない

パワーだけを求めるならば、むしろ廉価の謎ピックアップの方が向いている

ピックアップを交換したら、パワーと音量が小さくなったと文句を言う人もいる

楽器店も何かと苦労が絶えないものなのだ

ハムバッカーに慣れている人のシングルの繊細さを伝えるのは難しい

音を数値化できないギターの値段の設定は謎なのだ



同じブランドの中でも言うほど差が感じられない

3万円と30万円の差を私は上手く説明できない

違いがあることは事実だが10倍の差は感じない

それが本音なのだ

相手が100万円になれば、約30倍の価格差になる

さらに説明が困難になる

楽器を販売するプロである店員さんの所有するギターはかなり参考になる

もっともコスパが良い楽器を選んでいると思う

意外に高額なギターを使っていないことが多い

お客さんには商売として高額なギターを勧めるが・・

実際に自分が使うギターはかなり実用的であり実践的であることが多い

海外ではプロでもレギュラーラインのギターを使用することが多い

効果なギターの多くはメーカー側の利益なのだ

されど木だが・・

たかが木でもあるのだ

以前にもお話したが・・

メーカー側からみて薄利は廉価なギターなのだ

値段の安さは材料の安さというよりは企業努力なのだ

それ故の多売することが必須条件になっているのだ

私の同級生に大手自動車メーカーに勤務する者がいる

値段のカラクリなどを聞くことも多い

高級車の利益率には驚かされる

まぁ、それでもギターも自転車も車もその値段を出さなければ手に入らない

つまりは自分自身がその値段に納得したならば買えば良いのだ

買い物とはそういうものだと思う

読者の皆さんの価値観は如何だろうか?

ギターを購入する際には頭をクールダウンすると良いと思う

欲しい気持ちが高まっている時には少し冷静になってみると良いと思う

私は数日熟考しても欲しい時には迷わず買うことに決めている

とりあえず、廉価な楽器でも必要性の有無について数日は悩む

結局、不要な物を買うくらい無駄なことはないと思う

私は無駄なことや非効率的なことが嫌いなのだ

買い物もギター演奏にも合理性を求めてしまう

少し脱線したが・・

自転車とギターを重ねて分析してみるのも楽しい



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