テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

楽器店でギターを試奏するポイントって?

2019年04月28日 | 楽器
大型連休を如何お過ごしだろうか?
私は昨日は仕事だったのだ
本日から本格的に休養に入るのだ😊 

巷の流れでは意外にも『自宅待機派』が多いという
7割くらいの人が安近短で過ごすという
特に若い世代が外出を嫌う傾向があるという
スマホの影響だろうか?

先日、楽器の聖地である『お茶の水』を訪れた
訪れたというよりは通過という感じなのだ
地方にお住まいの方はお茶の水にどんなイメージをお持ちだろうか?
意外にも都会なのだ
大学や大学病院なども多い文教地区という性格も併せ持っている
皇居も近く、少し足を伸ばせば銀座という立地なのだ
一方では神田明神なども神社仏閣も点在している独特の風景なのだ

私にとっても懐かしい街なのだ

連休の影響もあるのだろうが・・
平日の10倍くらいのお客さんで賑わっていた
数十年前は週末には歩けないほどの人で賑わっていた
ロン毛の店員さんが沢山いたのも印象的だった
特にエレキ系はそれで良いと思う
ネクタイにスーツで楽器を売るスタイルは似合わない
楽器の価値観をアップさせる狙いが見え隠れするが・・
昨今のユーザーはそんな部分など気にしていない

気にしているのは『価格』だけなのだ
これは楽器に限った話ではない

それに付随する付加価値というものには何の関心もない
そういう人が増えたことも事実

読者の皆さんは楽器を何処で購入するだろうか?

楽器店だろうか?

ネットでの購入だろうか?

以前は楽器店での購入を強く勧めていたが・・
最近はどちらでも良いという気持ちが強くなってきた

私如きが何と言ったところで影響などない気がする
しかしながら、読者の皆さんにはより良い買い物をしていただきたい
ここで言うより良いとは価格意外の部分だとご理解いただきたい

ど~でもいいような安い楽器ならばネットでも良いと思う
実際、私もヤイリのミニアコギをネットで買ったのだ
失敗?を覚悟の買い物だったので問題はない

実は想像よりも良いギターだった事に驚いた
ここで良いというのは楽器としてという意味
音や材の話ではない

楽器としてきちんと演奏できるレベルのギターが送られてきた
当たりのタマだった気もする
指板など謎の材で作られているが・・
これもご愛敬なのだ
間違いなくローズウッドではないスペック表にはローズ材と書いてある
黒かったり白かったりと画像もまちまちなのだ

私の個体は白っぽい
ボディ材のマホガニーとの相性も良い感じ
見た目が良い雰囲気なので気に入っているのだ
これに苦情を言うような人はネットで買ってはダメ

しかしながら、数十万円のレスポールならば許せなかったと思う
経験はないが・・
販売者にどのように伝えたのだろうか?
私には経験がない

基本的には販売者は負けていない
完全な不良以外は受けつけない
当たり前なのだ
「杢目が悪いんですけど・・返品できます?」
こんなわがままを受けていたらキリがない

ある部分においてお客さんは悪魔なのだ
そういう面倒臭い人が増えていることも事実
行きつけの楽器店にもそういうおじさんがチラホラ・・

購入した弦が劣化しているとクレームをつけてくる
完全に黒く変色しているわけではない
「あのね~ 他の弦との音のバランスが悪いんじゃねぇ!?」
「俺は耳がイイことで有名なのよ 知らね~の? 耳がイイの」
「仲間内では耳がイイオヤジで通ってるのよ 知らね~の!?」
という常連客がいるのだ

まぁ、楽器店では断固として交換などしない
音の善し悪しくらい曖昧なものはない
ギターの音にもいえる

断線は不良だが・・
鳴りが悪いギターは不良ではない
そういう微妙な製品なのだ

楽器は深いのだ
誰でも簡単に手が出せるが・・
その実はかなり深い
それ故に面白いのだ


私のレスポールは試奏して購入したのだ
この色が良かったのではない
音が気に入った結果としてチェリーだっただけ
女子高生のアニメが流行っていた時期と重なったのだ
少々抵抗もあったが・・
私の年代は『ペイジ色』なのだ
現在は褪色したが当時は鮮やかなチェリー色だった

結果としてこの色で良かったと思う
今でも行く先々でそのルックスを褒められることも多い
杢が美しいギターなのだ
2013年製なれど劣化が少ない
フレットの減りも少ない

ナットも交換(弦落ち対策)済みなのだ

以前に当ブログで紹介した塗装も良い感じで馴染んでいる
剥がれに悩んでいる人は思いきってリペアしてみるのもお勧め
ギターにとってヘッドは顔
意外に目に飛び込んでくる

同様にネックも重要なのだ
ネックが手に馴染むギターは上達も早い
弾き易いギターは自然にギターに手が伸びる

この辺りの感覚は数字では分からない
手が大きな人と小さな人では弾き易いネックが異なる
手が大きな人には意外に丸太ネックが人気なのだ
流行に薄型ネックを嫌う人も多い

私も同様なのだ
エピなどのレスポールを弾く機会も多いが・・
薄型に成形されたネックに物足りなさを感じる
音というよりは弾き心地なのだ
ネックがビンビンと響く・・
というレベルはその辺の素人では分からない
私も同じ
しかしながら、弾き易さとフィッティングは初心者でも感じる

メンテ熱が高じてネジを折ってしまった

純正を取り寄せた
私はブリッジの向きを逆にしているのだ
デフォルトではネジがお尻側に向いている
実は新品の状態では『溝切り』していない
それ故にどちらでもOKなのだ

何故にネジを向きを逆にしているのか?
調整し易いようにというメーカー側の配慮らしい
レスポール弾きは拘り派が多い
オールドは上記画像の向きに配置されている
これで良いのだ
詳しい理由は各人でお調べいただきたい

意外にオクターブ調整は不要だという事に気づいた
同じギター、同じ弦(太さを含む)ならば意外に変化が少ない
実はここ最近はすべてのギターで駒を弄っていない

違和感を感じたら調整すれば良いと思う
Bluesの影響もある気がする
常に指先で音程をコントロールする音楽なのだ
多少の音程の乱れや暴れも音の内・・・
かっちりとした演奏には色気がない

それ故に音程など多少曖昧でも良い気がしてきた
私自身も加齢と共に感覚が雑になってきた

その一方では弦が指に絡みつくような得体の知れない感覚が芽生えてきた
上手い表現が見つからないが・・
出会ったばかりのラブラブの彼女が腕に絡みついてくるような感じ・・

こんな喩えで伝わるだろうか?😋 

上手い下手は別にして・・
ギターに飽きてしまう人はこの感覚を知らない事が多い

ギターは相棒であり恋人のような存在だと私は考えている
時に家族のように感じることもある

無機質なギターを擬人化する時点でかなり変態指数が高い
それで良いのだ
天才ジミヘンもクラプトンもペイジもベックも広義な意味でギター変態なのだ
ギター中毒なのだ

私は自分の健康状態をギターでチェックする
チェックするというよりは感覚として感じるのだ
ギターを弾いていて楽しい時には心身共に安定している
その逆も然りなのだ
ギター問わずなのだ
クラシックギターでもZO-3ギターでも同じ
私にとってはギターに違いない

戦友であり家族なのだ
時にリペアは治療でもある
そんな感覚でギターと向き合っている

という前置き?はこの辺で・・

読者の皆さんには面倒臭いかもしれないが・・
ギターは実物をチェックして購入することをお勧めしたい
5万円を超えるギターの購入は一大イベントなのだ
如何だろうか?
実は不具合が多いギターが意外にお金がかかる
逆に状態の良いギターはまったくのノーメンテで一生を終える

おそらく読者の皆さんならば一生フレットを交換する機会もない気がする
摺り合わせはあるかも?
つまり、大がかりな調整や修理などすることなくギターと付き合っていける

そんなギターを見つける(出会う)のは楽器店なのだ

”自分で選ぶ・・”

という重要性


ネットの場合には出荷のスタッフが選ぶのだ
そこには愛情や気遣いなどの思いはない

良品か? 不良品か?

それだけ・・

実は厄介なことに『初期鳴り』が悪いギターは弾き込んでも良くならない
私はそんな残念なギターを数多く目にしてきた

楽器店と仲良くすることで

”墓場行きのギター・・”

沢山目にしてきた

感覚としてダメなギターを知っているのだ

楽器店の店員さんもギターの先生も正直なのだ

失敗を自己申告するのだ

「酔った勢いでヤフオクでゲットしたギター弾いてみます?」

某有名メーカーの中古アコギなのだ
「カッコいい~ 俺もこれ欲しかったんだよ」
「いくら? 結構高いね・・ 強気な価格設定だね」

まったく鳴らないのだ
私のヤイリのミニアコギの方がビンビンと鳴る

楽器屋さんの店員さんはプロなのだ

実物が目の前にあったならば買わないはず
「これも経験ですよ こんなギターをお客さんに売れないですよ」
「信用を落としちゃいますから・・近いうちにネットで打っちゃいますよ」
というお話なのだ

ギターのピッチも正しく、傷も少ない良品なのだ
しかしながら、まったく色気を感じないギターなのだ

ギターを少し理解してくると『一音』に感じる
「ん? これって良くない?」

心に響かないギターはその後、何時間弾いても平行線・・
これは事実
私の経験であり確固たるデーターなのだ

逆に良いと感じたギターはさらに良くなることも多い
中古、新品を問わずなのだ

現状で調整が不十分なのだ
万人向けに合わせている

弦高を僅かに上げるだけで激鳴りするギターも多い
本当にこういう微妙な部分をもっと多くのギター弾きに知って(感じて)ほしい

私は1人でも語り続ける覚悟なのだ
元号が令和にかわっても発信する予定なのだ

心が折れそうに辛い時にも応え支えてくれたのはギターなのだ


ギターを試奏する際に何に気を配っているだろうか?

2音のパワーコードでは見えない(聞こえない)音を感じたい

開放弦の音から1弦15フレットくらいの音が弾き易ければ良いと思う
それ以上のハイポジなど実際にはあまり使わない
特にレスポールなどハイポジは無視して良い
私は12フレット付近の音の響きと弾き易さに拘って選んでいる

自分が良く使うポジションはかなり重要
他でギターを選ぶ際にも重視したい

ブルースのリックは試奏でも生きてくる
先に述べたように広範囲のポジションで音を鳴らすことができう

同音のポジション違い・・
もブルースの常套句

同じようなフレーズをただ繰り返しているだけ
キング氏もクラプトンもジミヘンも良い意味でマンネリの美学なのだ

その音をベンドやチョーキング、微妙なビブラートなどで装飾しているのだ
これが色気なのだ

良いギターは色気がある
色気を表現し易いということ

これを試奏の祭に指先と耳で感じるのだ
アンプの音は熱い吐息なのだ

ここまでくればギター弾きとして『本物』なのだ
変態の仲間入りなのだ

趣味なれど・・
周囲が引いてしまうくらい変態であっても楽しい

中途半端が一番ダメなのだ

私の知り合いにもそんな中途半端なおじさん連中が山ほどいる
弦交換とギター磨きが趣味になっているのだ

「やっぱし新品弦はエエよなぁ~萌えるよね」

「何かさ さっぱりと風呂に入ったってな感じ」

「忙しくて何日も風呂に入らないの気持ち悪いだろ?」

まぁ、汗臭い中年おじさんのそんな悍ましい姿を想像する方が恐いが・・

手持ちのギターに新品弦を張って悦んでるおじさんは微笑ましい

「この国の中年ギター弾きは幸せだよね・・」

と心の中で感じてしまうことも多々ある

「とりあえず、ブログで報告しとくわ」

「新品弦はエエよ~って感じでさ」

「読者も待ってるだろ? 俺の報告」

良い意味でかなり幸せ指数が高いのだ

「ギターなんかどでも一緒じゃね?」

「楽器屋から運ぶの辛くね?疲れるわ」

「ネットでポチっで良くなくねぇ!? マジ」

それを偶然?に見かけた初心者が真似をする

ギターユーザーの質の低下の始まりなのだ

何事につけても熱く語ることが軽視される時代

「オッサンに何熱く語ってんの?」

「超長文ご苦労さまっ!じゃね!?」

という読者もチラホラといるかと思うが・・

まぁ、それも私の中では想定内なのだ

健全で優良で賢明な読者の皆さんに
この『熱い思い』がご理解いただければ良いと思う😄 

ちなみに今回の音源はGT-001を使用したのだ

アンプはマーシャルなのだ
異なる二種類のマーシャルをブレンドしている

使用ギターはレスポールなのだ

私が楽器店などで試奏する時に常套リックを再現してみた
こんな弾き方で心地良いギターは音作りで何とでもなる
メタル系、ハードロック系、グランジ系・・

ギターの軸になるのはブルースなのだ


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