Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

越前の旅Ⅱ

2020年03月10日 | 日記

福井県に行ってきました。越前大仏さんがおわすお寺です。

このお寺に来るのは二度目、前回はなんと8年前

愛犬ロッキーの眠るお寺、8年前は夫と次男と三人ででかけましたが、

おばあちゃんもいつも「機会があったらロッキーのお寺に行きたい」と言っていて、

次男が平日にお休みがもらえた先日、私も便乗して三人で行ってきました。

 

8年前、ロッキーが天国に行った夜、ふと目が覚めて夜空を見ると

とっても明るい星が見えました。

「あ、ロッキーさっそくお星さまになって会いに来てくれた」と思ったのです。

それ以来ずっと、空を見上げたその夜一番明るい星がロッキー。

金星であろうが木星であろうが、たとえ赤い火星であっても、

その日の夜空で一番大きくて明るい星が「ロッキーの星」。

いつもいつも見守ってくれています。

でもやはりご縁のあったお寺です、手を合わせてきました。

 

今回は昨年12月に開通した東海環状線大野神戸ICから次男の運転で。

福井県に行くには少し遠回りではありますが、せっかくすぐ近くにできたのだし、

もう二度はない機会なのでぐる~っと回って行ってきました。

途中海が見えて、やはり大はしゃぎ(海ナシ県在住)。

ここ、恋人の聖地なんですって、私には関係ないけど・・・

岐阜県を出て滋賀県を抜け、福井県へ・・・車の窓から見えるのは果てしない田んぼ・・・

お米離れが嘆かれていますが、まだまだたくさん作ってますね~

 

最寄りの勝山ICで降りて、とりあえず「越前竹人形の里」へ。

前回もここに立ち寄りました。

前回おばあちゃんにお土産に買った竹細工のキーホルダーが可愛くて、

自分にも買えばよかったと訪れましたが、8年も前と同じものはなかった・・・

竹細工のシオリと、越前和紙を買いました。

以前にも感動しましたが、竹細工のお人形、とてもすばらしかったです。

お値段も・・・素晴らしかった。

季節柄可愛いお雛様もありましたが、それはまた次の機会にとっときました。

 

お昼ごはんは「ソースかつ丼」

次男は魚釣りで福井にはよく来るので、福井のソウルフードを食べさせてくれました。

我が家ではとんかつには味噌もかけますが、私はソース味も好きです。

おいしかった~

大きな声では言えませんが、前回は夫と一緒で少々窮屈でしたが、今回は楽し~

 

道草ばかりでしたが、やっと着いた「清大寺」、

今回も人は少なかったですが、却って霊験灼な感じがします。

境内には静かな音楽が流れ、雪解けの水が流れるさらさらという音まで聞こえています。

大仏様もですが、こちらのお寺は仁王さまもとても大きいのです。

大仏殿もとても立派です。

前回は秋に訪れたのですが、今回はおそらく雪で滑るからか、

左の風よけを張った回廊を通りました。

ちょうど暖かい日だったので雪はどこにもありませんでしたが・・・

 

大きな大きな大仏さまです、ロッキーをお守り下さい。

壁にも仏さまがたっくさん。ロッキーは・・・

大仏殿の裏にいました、今回はロッキーの好きだったジャーキーもお供え。

二月の初めに夫の義理の叔父が亡くなり、その時に斎場で案内されたそうなのですが、

遺族がお骨上げした後の遺灰もこちらのお寺に収められるそうで・・・

そちらは更に奥に・・・。

おじさんはまだこちらには来ていないでしょうが、お参りしてきました。

 

さらに進んでいくと、これまた立派な五重塔。

エレベーターで最上階まで登るのですが、勝山市が一望できました。

(あまりいい写真が撮れなかったので8年前をご覧ください)

これだけの規模のお寺を、たった一人の方が私財で作られたということにビックリ。

私だったらこれだけのお金があったら何に使うかしら・・・なんて考えてしまった。

信心深い方だったんだなぁ・・・と思います。

 

九龍壁という九頭の姿をタイルでしょうか、焼き物で表した装飾壁。

中国・北京にある国宝を再現したものだそうです。

とてもきれいな色・・・

龍というと今はもう閉館した名古屋ボストン美術館で観た中国の龍を思い出します。

あちらは水墨画の黒い龍だった。

年老いた龍が若い龍に教えを説いていた場面だった。

一番奥には日本庭園、鯉が私たちの足音に気付いて寄ってきましたが、

「ごめんね、手ぶらでなんにも持ってないの」というと去って行きました

ここでも奥の滝の音が静かに響いていました。

あまり人がいないので、静かで不思議な空間でした。

 

 

我が家から二時間ちょっと。

あまりにも遠いので前回は「もう二度とこれないかも」とロッキーにお別れしたのですが

もう一度来られてよかったです。

ロッキーはいつも夜空で見守ってくれている、とは思っていても、

やはり手を合わせてお参りすると、涙がじわ~っと。

ロッキーと過ごした楽しい日々が思い出されました。

 

帰り道、スタバで春を感じました。

(私は甘いコーヒーは苦手なので、次男の飲んでるのを

 

楽しい楽しい旅でした。

 

コメント
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