Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

春の嵐

2020年03月01日 | 読書、詩など

ヘルマン・ヘッセの「春の嵐」を読み終えました。

今年に入ってからはずっとヘッセを読んでいます。

元旦に故あってヘッセのエッセイを読み返し、

その後ず~っとヘッセの小説に浸かっています。

「デミアン」を読み終わって「春の嵐」、

思っていたのとは違いましたが、素晴らしい本でした。

(詳しくはまたそのうちに・・・)

冒頭1ページ目にもう私の人生観そのものの文章が書かれていました。

「メルヒェン」はお棺にいれてほしい、そして「春の嵐」は遺言として、

初めの1ページだけでも読んでほしいと息子達に言いました。

「車輪の下」はずっと前に読んで、もううろ覚えなのでまた読んでみようと思います。

なぜ今更ヘッセなんだろうと自分でも思います。

もっと若い頃に読んでおけばよかったという人もいますが、

私には今この年齢だからこそ理解できるものだなぁと思いました。

以前読んだ時にはそこまでの感銘は受けなかったし・・・

若い感性でしか感じられないこともあるかと思いますが、

年齢を重ねて理解できるということも悪くない、とも思います。

 

今日は本当なら千住真理子さんのコンサートでしたが、中止

チケットは払い戻しらしいので、さっそくお買い物。

またヘッセの本、お高いものなのでなかなか手が出なかったけれど・・・

 

今日はとてもいいお天気で、ぽかぽか暖かい。

裏庭の桜が咲きました、ヒガンザクラだと思いますがサクランボがなる木です。

次男が生まれた年に苗をもらって植え、小学生のころにはバケツ一杯のサクランボが。

一度枯れてしまって、その後また芽を出して復活しました。

今は掌に収まるくらいの量ですがまた実をつけてくれます。

 

クリスマスローズの写真ばかりですが、ずいぶん背が伸びました。

こうして庭に咲いた花を切ってきて飾るのはとても贅沢な気分です。

そのうちピンクや黒いのもたくさん咲いて、切り花にできるといいなぁ・・・

アイビーの可愛い葉っぱも出てきました。

私は昔からアイビーが好きで、色々な種類を育てました。

長男が昨年の冬の初め、職場の旅行の北海道で北大の見学に行って

植物園に色んな種類のアイビーがいっぱいあったと写真を見せてくれた。

あぁこの子、私の好きな物知ってるんだなぁと、ちょっと嬉しかった。

以前飲み物を買ってくれた時もあったかいほうじ茶だった。

私はペットボトルの緑茶ってあんまり好きではないので、

ほうじ茶かウーロン茶かジャスミン茶、よく知ってるなぁ・・・と。

私は自分の母親の好きな物って知ってたかなぁ、と反省。

ありがたい息子です。