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cosmotiger発信!!

日本一脚の速い「鉄ちゃん」を目指します!
時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガーのつぶやき(6)~推理小説

2017-04-18 | つぶやき/更新中

最初にも、そして何度も書いたけれど、コスモタイガーは重度?の鉄チャン。
今風の区分によれば「読み鉄」というやつか?
別の言い方だと、時刻表オタク。
もうなくなってしまったけど、時刻表検定の1級なんてのも取得している。

で、コスモタイガー、読書もそれなりに好きで、といってもジャンルに偏りはあるけどね。
歴史や地理の本もそれなりに好きだけど、地下鉄車内等で気軽に読むのは、推理小説かな。
コスモタイガー的には、根詰めずに読むには、推理小説が一番だ。

で、コスモタイガーが推理小説、というと「西村京太郎ですか?」「斎藤栄ですか?」と真っ先に聞かれる。
確かにね、特に西村京太郎の十津川警部シリーズなんて、かなり有名だしね。

実際、十津川警部シリーズばかり読んでた時期もあったんだけど。
最近は以前ほど読まなくなった。
たまにTVシリーズを楽しむ程度だ。

その背景には、ローカル線や寝台列車の廃止が相次ぎ、鉄道を使ったトリックが成立し辛くなってきたということ。
これが鉄道推理の最大の魅力、時刻表を駆使したトリックを単純にしてしまうんだよね。

再婚列車のニックネームもあったも急行「さんべ」(超古!)。
いったん離れた2つの編成が、それぞれ別々のルートを辿ってまた再会・再連結される。
それをトリックに使った作品もあった。

日田彦山線香春駅から分岐してたローカル路線の添田線。
香春駅でトイレに行ってるAさんを置いたまま、列車は香春駅を発車。
列車で待ってたBさんは大慌て。

オロオロ状態のBさんを乗せ、そのまま列車は添田駅に。
あら不思議!
添田駅のホームにAさんが!

そう、添田線の方が若干距離が短いから、香春駅から添田線経由の列車に乗ったら、添田駅に先廻りできちゃうんだね。
こんな話題性のあった添田線も1985年に廃止されている。

寝台列車がらみの典型的なトリックが、夜7時か8時に東京都内で殺人事件発生!
でも容疑者はその時間、東京駅発の寝台列車に乗っていて、すでに静岡県内走行中♪

こんなの、頭に路線図入ってる人には初歩的なトリックで、東京駅発車後、次の駅ぐらいで降りて都内に舞い戻り、殺人実行後、新幹線で追いかけて、名古屋辺りで追いつく。

翌朝、何食わぬ顔でずーっと乗車してたかのように見せかけて、はい、アリバイ作り終了。

そんなトリックの宝庫?寝台列車も今や天然記念物状態。
それに、だいたいこの手の話は、駅の出札係の駅員さんに刑事さんが容疑者の写真を見せて、「この男、見なかったか?」って感じだけど、今の時代、主要都市はほとんど自動改札だから、よほど奇抜な行動でも取らない限り、駅員さんもいちいち見てないだろうしね(笑)。

そういった様々な社会情勢の変化もあり、マニアックな?鉄道トリックは成立しづらくなってるんだろうね。

まぁ、飛行機と鉄道を組合わせた意外なルートでのトリックもないわけじゃないけど、空港は鉄道の駅ほどあちこちに存在しないし、途中下車もできない(笑)。
鉄道ほど複雑かつマニア向け?のルートにならないからね。

大げさに言えば、単に鉄道が出てくるだけのフツーの?殺人事件が増えたかも。
あるいは犯人や刑事さんが、単なる移動の手段として、鉄道を使ってるだけとか…。
その作品自体の良し悪しは別にして、「鉄道推理」本来の醍醐味とはちょっと違うような気がしないでもない。

(コスモタイガー漂走記の中で散りばめるように書いたけれど)、いつ頃からか確かな記憶もないけれど、今じゃ内田康夫作品に完全にシフトした感じ。
そう、TVでも「信濃のコロンボ」や「浅見光彦」シリーズで有名です♪

浅見光彦君なんて、ソアラで全国を走り回ってる設定だから、むしろ鉄道なんてほとんど出てこない。
鉄チャンのコスモタイガーにしては意外な組み合わせなのかもしれないけれど、単なる犯人探しだけではなく、その土地の観光地の情景や歴史や由緒、はたまた社会問題に至るまで、やさしく語ってくれるのが好きなのだ。
この辺りが、TVドラマにしても人気がある一因なんだろうね。

随分たくさん読んじゃったね。
旧街道ランの電車の中でも読んでたなぁ。
いくら鉄道好きでも、何度も同じ電車乗ると、景色にも飽きてくるからね。

まぁ、正直、中には「?」な作品もあるけれど、秀作はやっぱり印象に残る。

独断と偏見で印象に残る作品をいくつかあげるとすると…。

★死者の木霊。
内田康夫氏の実質的なデビュー作。
のちに信濃のコロンボと呼ばれる竹村警部だけど、この作品ではまだヒラの刑事。
ちょっと硬い感じだけど、かなり面白いです!

★平家伝説殺人事件。
いきなり伊勢湾台風のシーンで始まるのが印象的。
自分の生まれる前の出来事とはいえ、地元愛知県で起きた悲劇に胸が痛みます。
これ、内田ファンの中でも必ず上位に来る名作のようです。
恐らく、清楚なヒロインと浅見光彦の(良い意味での)親密さが心を打つんでしょうね…。

★箸墓幻想
後年、これと似たような事件が起きたことにビックリ!(もちろん、この作品の方が先です)
ラストが悲しすぎます。
TV見ましたけど、これを2時間に収めるにはちょっと無理あるかな、と思うぐらい、中身の濃い作品。
邪馬台国の勉強もできます。
個人的には、ヒロインの中で一番好きなのは本作です。

★華の下にて
珍しく?京都の華道界が舞台で、予備知識なしだと山村美沙さんの作品かと勘違いしてしまいそうです。
マイナスとマイナスが合わさってプラスになったような?作品で、これも内田ファン的にも必ず上位に来る名作です。
プロジェクトXでも紹介された、岐阜県の荘川桜にまつわる逸話も登場します。

★後鳥羽上皇殺人事件
まぁ、これも随分とTV化されてますからね。
犯人の意外性・ストーリー構成も面白いですけど、やはり浅見光彦のデビュー作ってのが大きいんでしょうね。
刑事局長の弟、浅見光彦のストーリーは、ここから始まります。

★白鳥殺人事件
イチオシはこれ!
東海道ランの帰路、「こだま」の車中で完全に没頭してしまい、家に着くまでに一気に読み切ってしまった作品。
本作も、恐らく名作に入るはずですが、まだTV化されてません。
いや、できないんじゃないかな?
読めば判るけど、実在の(かなり有名な)未解決事件がモデルになってます。
きっと真実もこうだったんじゃないかな?と思わせる不気味な作品。
それでいて旅心をそそる情景豊かな文章は健在。
ちょっと変わった?ヒロインも印象的です。

完全に個人の好みですが、こんなところかな?
他にもTV化どころか、映画にまでなった「天河伝説殺人事件」もラストが悲しくも美しく、いずれ天川村を訪問してみたいなと思ってしまう。

東海道・中山道がらみだと、「斎王の葬列」では東海道土山宿、「皇女の霊柩」では中山道馬籠宿・妻籠宿がかなりの部分で描写されてて嬉しい。
「還らざる道」は地元愛知県の飯田街道足助宿と、中山道の馬籠宿が舞台となっている。

信濃のコロンボシリーズだと「追分殺人事件」では、名前の通り、中山道追分宿の分去れも登場!

これらの作品は、旧街道の知識を持って読むとかなり面白い。
何だか殺人事件の謎解きをしながら、旧街道の復習をしている感覚に陥る。

随分と脱線気味に語ってしまった。
加齢の影響?か、以前ほど旧街道を走る機会も減り、読書量も減少の一途なのが残念だなぁ。


コスモタイガーのつぶやき(5)~捨てゲーム

2017-03-31 | つぶやき/更新中

祝!プロ野球開幕!

さぁ、今年もいよいよ野球ファン待望のペナントレースが始まりました。
ということで、プロ野球にまつわる話で呟いてみよう。

高校野球も嫌いではないし、先日まで手に汗握って応援してたWBCももちろん面白かったけれど、やはりコスモタイガーはプロ野球の「本業」?であるペナントレースが最も熱くなれる。

高校野球は言うまでもなくトーナメントという名の短期決戦。
WBCも1次リーグ・2次リーグ・決勝トーナメントと段階があるとはいえ、やはり短期決戦に分類されるかと。

その点ペナントレースは、143試合(2017年現在)にも及ぶリーグ戦があり、その先のクライマックス・日本シリーズを戦い抜き、やっと頂上に立てる。

1試合の中での駆け引きもある中で、ペナント全体を見据えた駆け引きやペース配分も考慮しての采配やプレーの数々。
短期決戦には絶対に起こりえないドラマもあり、本当に面白い!
名古屋生まれ名古屋育ちのため、どうしてもドラゴンズ寄りの見方にはなるけれど。

たぶん小1ぐらいから徐々に興味を持ったかな?
当時の4番はマーチン。
エース星野仙一、若きリリーフエース(今でいうクローザー)が鈴木孝政!
近所の公園で野球やる際は、鈴木孝政投手の真似ばかりしていたことをかすかに覚えていたりする。

小学生にとっては、単に贔屓球団がその日その日の勝利を願って応援していただけ。
ただ、「見る」スポーツとして野球が好きだったことは一貫してた。

もっとも見る目が養えたのは学生時代の4年間。
当時のドラゴンズの本拠地、ナゴヤ球場で警備のアルバイトをしていたこと。

「警備」なんていうと恰好良いけど、有事に備えているだけのこと。
強いて言うならファールボールの行方に注意を払う程度で、トラブルがなければただ野球見てるだけ。
(まぁ、実際有事にも何度か遭遇し、随分と悲惨な思いもしたし、午前様になって両親を心配させたりもしたけれど。)

当時は130試合制。
半分はホームで、地方ロード(ドラゴンズの場合、浜松や岐阜等の地方遠征が5試合ぐらいあった)を除けば、60試合程度がナゴヤ球場開催。
ローテーションで2軍戦も担当したし、オープン戦・オールスター・日本シリーズもあったからね。
あと、当時は年1回、パリーグの近鉄バファローズがナゴヤで3連戦を組んでいた。(近鉄が名古屋にも乗り入れてるからってのがその理由だったとか)。
合計すれば、年間70試合ぐらいあったんじゃなかろうか?

たまにクラブ活動や授業の都合で休んだけど、7~8割出勤してたと思うから、4年間で200試合以上は見たんじゃなかろうか。

まだ交流戦もなかったため、同じ相手と年間で26試合もする長丁場。
当然選手の好不調の波もあるし、研究もされるし。
思わぬ選手がブレイクして来たり。
ローテーションをしっかり守り、ときには敢えて前後を入れ替えたり。
相手投手との相性とかも計算しないとね。

たまに使われる言葉。
「捨てゲーム」。

「決して安くはない入場料を払ってその日に見に来たファンを馬鹿にしている。捨てるなんて何事だ。常に全力で勝ちに行け!」なんて普段ロクに野球も見ない識者や、それをまともに受けたファンが叫んだりするけれど。
それは言葉のアヤだよ、と反論したい。

年間143試合。
現実にすべて勝つなんてあり得ない。
毎年、だいたい優勝ラインは80勝前後。
同じ相手と3連戦、という日程の中で、いかに80勝をもぎ取っていくか。

3連戦の初戦。
相手は絶対的なエース。(ちょっと前の田中マー君とか、全盛期の江川とか…)

こちらもエースをぶつけて!となると、高校野球のような短期決戦なら、まさに名投手同士の熱い投げ合いが続き、浪花節的な感動に繋がるんだろうけどね。

高校野球で屈指の名勝負といわれる、星稜VS箕島の延長18回とか。(確か石井投手と堅田投手だったかな?)
最近では、早実のハンカチ王子と駒大苫小牧の田中マー君の対決とか。
かなりのオールドファンなら、(自分の生まれる前だけど)魚津商業村椿投手と徳島商業の板東投手の投げ合いなんてのを連想する人もいるかもしれない。
もちろんそれはそれで素晴らしいし、感動もするけれど。

ちょっと待て!
プロ野球は明日も明後日も試合がある。
負けたら終わりのトーナメントじゃないんだ。
高校野球と同じ物差しでプロ野球を見ないでくれ、と。

選手層の厚いチームなら、エース級の選手が2人3人もいて、明日は明日で計算が成り立つんだろうけれど、そうじゃないチームは、今日、いくら熱くて感動的な投げ合いをしても、明日以降の計算ができなければ何の意味もない。

そういう場合は、勝ち目の少ない今日は、実績のない若手投手を博打的(やけくそ)に起用。
とっておきのエースは明日に回し、明日の勝つ確率を高める。
ついでに疲労気味のベテラン野手を休ませ、思い切ってルーキーを起用!なんて良くある話。
こういう「勝ち目の少ない」ゲームを捨てゲームなんて表現するんだろうけど。

「勝ち目が少ない」というだけで、実際にグラウンドでプレーする選手が手を抜いてるわけじゃないし、ましてやわざと負けるわけじゃない。
本当に捨ててるわけじゃなく、当然勝つに越したことはないわけで、ただ「負けることは想定内」というだけの話。
「ファンを馬鹿にしている」とはかなり飛躍した発想だな、と思うのは自分だけだろうか。

「捨てゲーム」という表現も悪いのかもしれないが、うわべの意味だけを切り取って解釈するなんて大人げないなと、興ざめした記憶がある。

もちろんそれで相手エースを攻略して勝つかもしれない。
若手投手がまさかの快投を演じて完封でもすれば、相手チームは大打撃だし、チームにとっては大きな収穫!
実際こんなゲームも数えきれないほどあった。
その最たる例が、1987(昭和62)年8月9日の近藤真一投手のノーヒットノーランデビューではなかろうか。
ちょうど警備のバイトで、リアルに見ただけに、本当に衝撃的だったのを昨日のことのように思い出す。
(現在、彼のご子息がドラゴンズの打者として在籍中)

今日勝つための戦略。
今日負けても、明日明後日のゲームをより確実に拾うための戦略。
そんな智謀を尽くした用兵と戦術こそが、ペナントレース最大の醍醐味なんだけどなぁ…。

そしてこの智謀に長けた戦い方で印象に残るのが、「ID野球」の野村監督、そして「守り勝つ」落合監督。

落合野球については、語り出したら長くなりそうなんで、また稿を改めるつもりだけど、とにかく好きだった。

そういえば以前つぶやいた将棋にも似てるかも。
野球も、ゲームの中では「先手(先攻)・後手(後攻)」があるし。
相手と対戦する中でのじっくり腰の据えた頭脳戦的なところとか。

プライベートではそんなに気が長いとも思えないけれど、ゲーム性のある話になると途端にどっしり構えて、それを楽しんでしまう自分がおかしい。

確信はないけれど、何となく自分のやってるマラソンにも役立ってるような気もする。
1年じゅう、好調を保ち、全てを100%で!ってのは非現実的。
ちゃんとシーズン全体を見て、目指すレースに向かって組み立てていかないとね。

何やら長くなってしまった。
語り出したら止まらなくなってしまった。

キリがないので今回はいったん締めるとしよう。
続きは稿を改めてまたの機会に。

そして…、頑張れ!ドラゴンズ!!


コスモタイガーのつぶやき(4)~将棋

2017-01-27 | つぶやき/更新中

コスモタイガーは、ドラゴンズファンであり、時刻表大好きなマラソンオヤジであることは、ブログの最初(コスモタイガー漂走記~旧東海道編0)にも書いたし、プライベートでも結構発信しているため、近しい人なら知っている、いわば「表」?の趣味。

そんな表の趣味については、また改めて熱く語るとして、今日は「将棋」について呟いてみるとしよう。

最近、某プロ棋士の将棋ソフト使用をめぐる騒動もあって残念だけど、個人的に繋がりがあるわけじゃないから、コメントのしようもないため、それはここではスルー。
純粋に将棋についての話だけね。

そう、何を隠そう、コスモタイガー、実は将棋も大好き!
小学校の頃から好きで、友達相手に指したりしていて、今も細く長く続いている。

といっても、「アマの何段」とか、「名人」とか、そういう資格めいたものにチャレンジしたことも考えたこともなく、本当に当てもなく?好きなだけなんだけどね(笑)。
いわば「下手の横好き」。

でも日曜日のNHK杯は、ほぼ毎週録画して見てるし、新聞連載の棋戦も時間があれば購読してるし、30分~1時間程度の中途半端な?空き時間あったりすると、ネットでどこかの知らないオジサン(お姉さん?)と対戦してたりする。

初めて覚えた戦法らしい戦法は「棒銀」だったかなぁ。
何かの将棋読本で、かじっただけの知識で友達相手に試したら、はまりまくって連勝街道!
(※以下、将棋のルールが判らないと意味不明かも…)

(コスモタイガーが先手として)☗1六歩、☖1四歩、☗1五歩、☖同歩。
ここで☗同銀、とするのが小学生には新鮮で、相手にしてみれば銀が手に入るから「ラッキー♪」とばかりに☖同香。

☗同香、☖1三歩、と守り切ったつもりでホッとしている相手に、すかさず☗1二歩。
いわゆる将棋用語で「垂らす」ってやつだよね。
これ、決まるのが爽快だった。

相手にしてみれば、王様の近くに取れそうで取れない不気味な歩が、鎮座し続ける。
実際、その後混戦になると、どこかで☗1一歩成としておけば、「と金」になって大活躍するからね。

と金ができれば、早かれ遅かれ☗2三飛成は決定的だし、あとはもう、「竜」と「と金」のコンビネーションで敵陣内、それも王様の至近距離を大暴れ!(笑)

もっともすぐに研究?され、これまたどこかの将棋読本が元ネタなんだろう、いきなり「振飛車」とか「矢倉」なんてされて、必殺技!であるはずの☗1二歩が成立せず…(泣)。
ロクに王様囲わず、角道すら開けずに猪突猛進していた薄っぺらな棒銀戦法は、根底から崩壊(笑)。

この棒銀戦法を追求し続けたのが、先日引退を発表された加藤一二三九段。
もちろん、小学生の幼稚なそれと比較するのは失礼だけど。

20代のころは、他に楽しいこと(華やかな社交場とか♪)もあったりして遠ざかってたりしてたけど、いつしか舞い戻り、新聞の棋戦に目を通す習慣も復活した。

どうしたことか、いつしか棋風も変わり、今ではもっぱら振飛車党。
たまに忘れたころに慣れない矢倉なんてやったりするけれど、基本は振飛車。

といってもさ、振飛車も随分様変わりしてるからね~。
確か昔読んだ将棋読本の中に、「基本は振飛車は受けの戦法。振飛車に角交換は厳禁!」なんてあったけどさ。
だから王様をガッチリ囲って(美濃囲いとか金無双、あとは穴熊とか…)、しっかり体制を整えてから迎撃するイメージ。

それが「藤井システム」なんて出てきて、せっかく美濃囲いという立派なお城を作ったのに、放置し、居玉のまま戦いに突入!
何だか怖すぎる。

最近主流が、角換わり振飛車。
は?何言ってるの?
角交換は厳禁じゃん!
オジサン、昔、本で読んだよ!

石田流。
たまにやると面白いなぁ。
相手の端攻めがほとんど無力化するし、飛車の横効きが抜群だ。
これぞ「受け」の真骨頂、のイメージがある。
ただその体制に持ってくのに、ちょっと手間取るのが難点。

矢倉もおかしい。
飛車先の歩、突かないままだもんな。
でも嫌いじゃないけどね。
「守り勝つ」。
どこかの野球チームと一緒。

「棋力は?」と聞かれそうだけど、さっき書いた通り、段とか級とか考えたことないから、よく判らん…。

詰将棋なんかだと、だいたい「5分で初段」とか「10分で1級」なんてあるよね。
初段の問題を解けたり解けなかったり…、かなぁ。
まさに下手の横好きなのだ。

振飛車でも矢倉でも、共通しているのは、コスモタイガーは気が小さい(笑)。
少なくとも将棋盤の上では、だけど。(笑)
(プライベートでの判断は、皆様にお任せします♪)

だから大駒の交換なんて自分からなんて怖くてできません!
自分が大駒を手持ちにできることより、相手が大駒を手持ちにすることの方が気になって仕方ない。

だいたい序盤での角交換なんて、1手損なわけだから、自分から仕掛けるなんて、もう訳わからん(笑)。
不用意に飛車なんかさばこうものなら、斜めから角がドカンと打ち込まれて、どうするの~!

昔ながらの角道をしっかり止めて(3手目、☗6六角♪)、ガッチリ守ってってのが未だに多い、時代遅れのコスモタイガーなのです。

今回は、ちょっと軽めの話題。
趣味と言えるほどのこともない、コスモタイガーの秘かな息抜き、将棋の話、この辺でお開きとします。


コスモタイガーのつぶやき(3)~競走と伴走

2017-01-16 | つぶやき/更新中

1) 名岐駅伝。(2月)
2) 別府大分毎日マラソン(2月)
いずれも若かりし頃に出場した、思い出深い大会である。

1の大会は、恐らく全国的には無名であろうが、主に東海・北信越地区対象の伝統の駅伝大会であった。

「一般の部」と「高校の部」があり、自分たちが対象だった一般の部は、大垣城ホール前(岐阜県大垣市)~中日新聞社本社前(名古屋市中区)までの6区間52.6km。(ただし、若干ながら、幾度か距離は変更されている)

こちらも幾度かルール変更はあったものの、基本のラインとして、愛知県の場合、12月に「駅伝カーニバル」と称される予選が行われ、上位6チームが2月の本戦へ進むというシステムだった。

それとは別にシード権もあり、一定レベルの成績(例えば県内チーム10位以内とか)でゴールすれば、自動的に翌年の出場権も得られた。

この大会の最大の魅力は、「ニューイヤー駅伝」などと違い、実業団・市民ランナチームいずれにも門戸が開かれていたこと。
そして、いわゆるBチームやCチームの出場も認められず、1団体1チームのみ。
各チームで選ばれた6人(補欠も入れれば8人)が、ガチで走ることになる。
言い変えれば、我々東海地区の市民ランナーにとっては、実質最高レベルの大会だったのだ。

自分もこの駅伝を選手として走れたことは、今さらながら、「自分で自分を褒めてあげたい」。
若かったなぁ、俺!

残念ながら道路事情等により、2013年2月の大会を最後に休止となってしまった。

2は、略称で別大。
こちらは全国ネットで今も放映されている有名大会だから説明不要かな?

現在は、出場制限も緩くなり、大衆化した部分もあるけれど、(それでも3時間半以内という出場資格は、全国各種大会の中では厳しい方だけど…)かつては、いわゆるエリート大会の1つで、正確には忘れてしまったが、確かフルマラソンで2時間40分以内、ハーフマラソンで1時間15分以内の記録を有していなければ出場できなかった。

ハーフで資格をゲットしたコスモタイガー。
嬉々として、別府に乗り込んでいった記憶がある。

あれから随分と月日が流れた。
30代後半から徐々に競技力の衰えを感じ、特に40歳以降は劇的に下落。
今では、どうしてあんなに速く走れたのか不思議なくらい(笑)。

その逆に、40歳以降も、いやいや50歳になっても意気盛んに進化し続ける猛者もいらっしゃって、只々恐れ入るばかりだ。

コスモタイガーの場合、「走ることが好き」ではあるけれど、アンチエイジングだの食事療法だのという難しい話は正直、あまり興味はなく、いわゆる学問的(理論的)に追及して走るタイプではない。
その上、頑丈な体じゃないから、勢いに任せてグイグイと、なんてのも全然無理だし。
食事なんて、食べたい物食べてるだけだし。
毎晩、ビールなしでは寝付けないし(笑)。
きっとそんな性格にも起因しているんだろう。

ただ、長く走ってきた甲斐あり、財産ともいえる多くの友人・知人と交わることができた。
また、経験だけは長いから(笑)、ランニングのことで聞かれれば、そこそこの回答を返すことはできる(笑)。
何となく、こんな時はこう、みたいなやつで、いわゆる「カン」みたいなもんだけど。
ってか、理論的なことは私に聞かないでくださいね、無理なので(爆)。

すでに往年?の走りは無理だけど、どこかのレースで年代別入賞とかすると単純に嬉しい。
そんな年老いた?自分にも、少しだけ殊勝な気持ちもあったりして、機会があれば「ランニングの楽しさをおすそ分け♪」したい、という思いもあったりする。

現在所属しているチームで、目に障害を持ちながらも走っている、努力家のK君がいる。
最初は伴走者も結構いた気がするが、K君のレベルが上がってくると同時に伴走できるメンバーも限定されてきた。
(当然ながら、伴走する以上、K君より地力に勝ることが絶対条件となる)

4年ほど前だったかな?
ある人の音頭取りで、チーム内外にも声掛けをしつつ、K君の練習の伴走をローテーション化。
それ以降、多少の紆余曲折はあるものの、4~5人でローテーションを汲み、自分もその1人に入れていただいている。

伴走、などと言うと恰好いいけれど、現在のK君は障害者ランナーとしてはかなりのレベルであり、落ち目の自分にとってもちょうど良い刺激になっているようで、自らの走力維持にも役立っている。

そしてまた、K君の実力アップとともに、伴走者同士で練習メニューを話し合ったり、K君を囲んで飲み会を催したりしてなかなか面白い。
まさに「伴走の輪」というやつだ。

また、彼のおかげで、障害者マラソンの世界を、より身近に感じるようにもなった。
北京・リオのパラリンピックのマラソンには、学生時代の後輩も出場しているけれど、こちらの応援も今まで以上に熱い声援を送れる気持ちになった。

K君も、各種大会で入賞や優勝もするようになった。
そんな彼の今後の活躍を期待しつつ、日本盲人マラソン協会のHP、そしてそこに紹介されているK君を案内して、今回のつぶやきを締めるとしよう。

★日本盲人マラソン協会 ⇒ http://jbma.or.jp/
★K君の紹介記事 ⇒ http://jbma.or.jp/news/runnervoice/voice04/

コスモタイガーのつぶやき(2)~お正月

2017-01-06 | つぶやき/更新中

あけましておめでとうございます!
(このブログで、リアルタイムでこの挨拶使うのは初めてなのさ♪)

時節柄、2つの正月の駅伝(ニューイヤー駅伝・箱根駅伝)でも題材に…なんて思ったけど、もう「コスモタイガー漂走記~旧東海道編35」の中で詳しく(熱く?)語っちゃってるしね。

結論から言えば、自分は圧倒的にニューイヤー駅伝の方が好き。
正式名称、全日本実業団対抗駅伝競走大会。

陸上の場合、個人としてのプロ活動をしている選手もいるけれど、チームとしてのプロは存在しないから、実質実業団が頂点なわけで。
その実業団の全国大会だから、まさしく日本最高峰の駅伝大会であることは間違いない。

まさにトップアスリート達が、ガチで襷をつなぐんだから、見どころ満載のはずなんだけど、なぜか箱根の方が人気あるもんな~。

野球でも、プロ野球派と高校野球派がいるから、それと似たような比較になるのかな?
技術的にプロの方がはるかに上を行ってるのは当たり前なんだけど、それでも高校野球が根強い人気があるのは、やはり若人のひたむきさみたいなものが魅力あるんだろう。
(ちなみにこちらも自分は圧倒的にプロ野球派)

たださ、高校野球(一般論として甲子園ね)は全国大会だけど、箱根は地方大会(出場資格は関東地区の大学のみ)。
地方大会をこんなに大々的に扱う必要があるのか?という素朴な疑問は大いにある。

ちなみに大学生の最高峰の駅伝は毎年11月開催の全日本大学駅伝対校選手権大会(熱田神宮~伊勢神宮)。
それを示すように、冠に「秩父宮賜杯」と付いてるしさ。

実際には全国大会より、関東ローカル大会の箱根の方が大々的に扱われ、様々な議論が起こっているけれど、それはここでは深入りしない。
(ネットのあちこちで議論されてるのでそっちにお任せ♪)

今年もニューイヤー駅伝は録画してじっくり拝見。
5時間以上ものまとまった時間はなかなかないから、夫婦で各区間ごとぐらいに分割して楽しんでました。(笑)
出入りの激しいレース展開は、結果が判ってても面白い。

3連覇狙いの盤石の布陣と思っていたトヨタが、まさかの2位!
愛知県民としては少し残念な思い。

さて、箱根駅伝。
これまた毎年のことながら、地方大会、などと酷評?しつつ、でも中継している以上、所々でチラ見はします。
ワタクシ、結構ゲンキンな人間なのです。

青山学院は強いです!
そして、原監督の言動もそうですが、チーム全体が良い意味で明るい!
とっても好感が持て、思わず応援してしまいます。

どこかのネットニュースに載ってましたが、雨の中、監督が現れると新入生が帽子を取ってお辞儀をした。
原監督「お辞儀はいいけど、帽子を取る必要はない。何のための帽子か?雨を防ぐためだろ?雨に濡れて風邪引く方がナンセンス」という趣旨で彼らを諭したとか。

駅伝の際、付添は必ず同学年の気心知れた部員やマネージャーが付くとか。
(そりゃその方がリラックスできます!)

寮の掃除は、4年も1年も関係なく、持ち回りでやってるとか。

もちろん礼節や言葉遣いは大切だし、練習だって相当にハードらしいけど(例:20kmペース走、設定1km3分05秒、ひぇ~~!)、「本当にこれって必要か?」と思えるような不合理な慣習や無益な根性論は排除。
そんなことより、選手一人一人が伸び伸びとパフォーマンスを発揮できるよう、配慮。

最終10区の笑顔とガッツポーズを振りまきながらのゴールを見ていると、「駅伝(あるいは陸上)は、精神修行じゃなく、楽しいスポーツなんだよ!」と訴えているようにも感じます。

ややもすると、精神修行でもしているのか、「~であるべきだ」的な物凄く閉塞感のある価値観を持ち、それを「体育会系」だとか「競技者意識」なんて言葉で美化し、他人にまで同調を求めるような話になったりするけれど。

それに引き換え、彼らの走りは、原点の「好きだから走っている」ことを認識させてくれる爽やかさがあります。

と、またまたとりとめなく書いてしまった。
ちょっと走ることから離れて、別のこと書こうかと思ったりしたんだけど。
駅伝見てたらこの話題になっちゃった。

何はともあれ、本年も「コスモタイガー発信!」をよろしくお願いいたします。