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コスモタイガー漂走記~暗峠越奈良街道編(2)~前編

2021-06-18 | 暗峠越奈良街道run!!

★関西ネタです!

【2018年7月某日】

近いって素晴らしい!
前回から約1週間後の土曜日午前11時過ぎ。
大阪メトロ(地下鉄)と近鉄けいはんな線を乗継、再びコスモタイガーは吉田駅に降り立った。(冒頭写真

さして特筆するような駅でもないからね、サッサとトレーニング開始しましょ。
でも暑いな!
開始早々、すでにじっとりとした汗。

前回の逆、南下して10分もたたぬうちに、はい、前回のゴール地点、花園図書館前ね。

少し涼んでいきたい気持ちもあるけどさ、それじゃここで一日読書して終わってしまいそう。

ここからが旧奈良街道ね。
前回同様、府道702が旅のお供です♪

最初の信号、「花園ラグビー場前」の交差点。
そこから奈良街道が左に分岐することは、街道を走り(歩き)慣れた人ならすぐに判別できる。


もちろんこの左の道を行くわけなんだけど。
やっぱりここまで来た以上はね。
道路反対側にある広大な「花園中央公園」に寄り道しないとね。

花園中央公園は、要するに東大阪市立の都市公園。
親子で遊べる遊具もあるし、野球場・陸上競技場なども揃う総合公園。
もっとも有名なのがラグビー場で、ラガーマンたちの聖地になっているというわけ。

まぁ名古屋市民的には、瑞穂公園の中に瑞穂ラグビー場があるようなものだけど。
こっちの方が完全に車をシャットアウトしてるからノビノビできるイメージはあるかな。

ちょいと脱線だけど、折角だからね、綺麗な公園の中をのんびりジョグ。
まずはミーハー根性丸出しで、ラグビー場。

我々の年代だと、あの名作ドラマ、「スクールウォーズ」を思い出すよなぁ~。
劇中では「川浜高校」、実在の伏見工業を扱った感動の物語。

で、次。
やっぱりチェックしちゃうよね、陸上競技場。

なかなか立派なトラックだ!
最近流行り?の青のタータン。
地元愛知だと、豊橋の競技場を思い出す。

日本庭園もあり、小川のせせらぎに癒される。
親子連れ何組かが遊ぶ児童公園ものんびり通過、反時計回りで元の場所(花園ラグビー場前交差点)に戻れば、約20分ほどの公園runとなった。

奈良街道runに戻りましょう。
交差点から斜めの道を行けば、ここからは街道らしい道が見事に続いている。

道なりに左折すると、正面に小学校があって、街道は90度右へ折れる。
この地点にあるのが、松原宿跡の碑。


奈良街道唯一の宿場町として栄えたらしく、今も古い史跡が点在しているが、残念ながら宿場そのものは残っていないようだ。

またすぐに左折すれば南横町地蔵尊、なんてのがあって、そこからさらに100mほどでまたお地蔵さん。
「松原観音堂」というらしく、今も千羽鶴が奉納され、地域の方に厚い信仰が根付いていることを物語る。


50mほど先の次の角に古い道標があり、「右いせなら道」とある。


手元の時計は、ちょうど正午を指している。
暑いけど、曇ってるだけマシかな?
道標のとおり、右折ね。

200mほどで道なりに左折して、すぐに右へ。
これは枡形かな?

しばらくは直線。
町工場らしきところで行き止まりになるけど、ここも枡形なのか?
いったん右折してまた左折し、再び直線。
この工場の脇にも名もなきお地蔵さんが安置されてたりして、旧街道がうまく溶け込んでるよね。

立派な幹線道路を歩道橋で渡る。
大阪外環状線、要するに国道170ね。
一瞬、現代に還った気持ちになる。

しばらく道なりに直進すると、やがて右斜めにいかにも旧街道らしいカーブで、正面に立派な門構えのお屋敷。
視線を左に移せば、そこにあるのは宝箱地蔵尊。

こりゃまた意味深な名称だな。
開けたらおじいさんになってしまいそうだ。

その先で府道20=旧国道170にぶつかって、いったん府道702と合流。
交差点名が「箱殿」ってのは、さっきの宝箱と繋がっているのかな?

その次の交差点、「箱殿東」は変則の5叉路。

実はここ、旧奈良街道と旧東高野街道の交差点という重要な場所で、かつての道標と地蔵尊が残されている。


奈良街道は真っすぐ東へ進むけど、ここからまたまた道は狭くなる。
そして、いよいよ!!

ここからなんだよね、上り坂。
ここから「暗峠」を目指して少しづつ登っていく。
まさしく、「The!暗峠越奈良街道」ともいうべきクライマックスはここからなのだ。

(後編に続く)
コメント (2)
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