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コスモタイガー漂走記~旧東高野街道編(3)~中編

2022-10-05 | 旧東高野街道run!!

(前編より)

その箱殿東の交差点西側に、古い道標が今も残る。(冒頭写真)
まぁこれも暗峠越奈良街道で見てるんだけどね。

さあ、このややこしい交差点も、とにかく真っすぐ南下する東高野街道。
やがて緩やかに右へカーブし、国170(旧道)へと合流。
ここから国道はアーケード付きの商店街で、歩行者天国になっている。


結構な人通りではあるけれど、車を気にせず走れることはありがたい。
瓢箪山商店街というらしく、その名前にも懐かしさを覚える。
実は名古屋市守山区にも瓢箪山があってね。
ここに1年ほど住んでたこともあってね。
庶民的な感じも似ているわ~。

少し進んだ先、商店街の中ほどに近鉄奈良線「瓢箪山駅」がある。
ちなみに名古屋の瓢箪山にも名鉄瀬戸線「瓢箪山駅」があるからね。

駅を過ぎればすぐ、左側に瓢箪山稲荷神社への参道が分岐している。


さらに南下すれば左手に繩手小学校があり、隣接するかのように「繩手遺跡」の看板が建つ。


東大阪市立発掘ふれあい館も併設されており、入場無料なので少し覗いてみると、立派な竪穴式住居が復元されていた。


ドラッグストアの前で再び旧街道は左に分岐。


とはいえ、この道は再び府道20号(旧国170)へ吸収される。
しばらくは何の変哲もない、片側1車線道路が続き、ちょっと不安にはなる。


でも南下し続けると、いつのまにか八尾市に入り、やがて右側に某電話会社の千塚ビルが現れて、少しホッとする。


この電話会社のビルや交換所も、何気に旧街道沿いにある場合が多いのさ。

しばらくはこの府道20を走るしかなく、迷いようがない。
近鉄信貴線高架を潜ると、少し鄙びた感のある教興寺集落へと入った。

天理教教会を過ぎた十字路には、古い道標が静かに残されている。

左折の道は、信貴山へと向かうということらしい。

約200m進み、JAの角にあるのが「垣内村一里塚」

なんか、めっちゃ久しぶりの響きだわ~。

府道runはさらに続く。
南高安中学校を過ぎると右斜めにわずかに旧街道が残るものの、200m少々で再び府道へ合流。

しばらくすると左手に大きな鳥居が見える。

これはその奥にある恩地神社のもの。
1500年を超えるという神社らしいが、700mほどあり、しかも登り。
残念だが、寄り道もほどほどにしとかんとね、と思い、スルーする。
そうそう、目的はトレーニングだから(笑)

ただこの十字路にはかつての道標が2基、今も残されており、行き交う人々が多かった繁栄の跡を今に伝えている。


さらに100mほど進んだところに地蔵堂が安置。
シュミイ地蔵。
1544(天文13)年、地元の人たちによって建立されたものらしい。


大阪平野の東部になるわけで、起伏もほとんどない。
府道に沿って南下するのみ。
途中で八尾市から柏原市に入ったようだ。

シュミイ地蔵から3kmぐらい走ったかな?
「太平寺」の信号で久々に府道から分岐する。


幹線道路から少し離れただけなのに、案外静かな住宅街だ。
右手に児童公園(安堂公園)があり、その先の十字路を右折すれば、近鉄大阪線「安堂駅」だ。

ここもゴールの候補地ではあったんだけどね。
普通しか停車しない小駅ではあるけれど、大阪線だからね。
上本町や難波まで1本だからね。

でもさ、腹案があってさ。
もう少し頑張るのさ。

ってことで、十字路も直進。
でも100mほど先で、旧街道はその近鉄大阪線に遮られ、強制的に左へカーブさせられている。


というわけで、ここはいったん戻って安堂駅に挨拶しておくしかなさそうだ。
踏切を渡って、はい、安堂駅。


9月の日中。
暑い中走ってきて、ゴールにしたい誘惑を抑えつつ、記念のシャメだけ撮って、さらに足を進めるコスモタイガーであった。

(※次回へ続く)


コメント (4)
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