cosmotiger発信!!

日本一脚の速い「鉄ちゃん」を目指します!
時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガー漂走記~旧東海道編(9)

2012-05-30 | 旧東海道run!!

「静岡県入っちゃったし、こうなりゃ次は三重県も!」
と、意味不明の動機付けで、コスモタイガーは近鉄で桑名に向かっている。
目指すは桑名側の七里の渡し公園。
(以下、ややこしいので、熱田側を宮の渡し、桑名側を七里の渡し、と呼ぶことにする。)

旧東海道編(5)でも述べた通り、宮の渡しから旧東海道は海上七里(約28km)を通行して七里の渡しに至る。
現代では、そんなルートの定期便は運行しておらず、陸路を行くより他は無い。
(宮の渡しでは、観光用の遊覧船があるようだが、周遊するだけで、桑名まで来るわけではない。)

2006年春に放映されたNHK街道てくてく旅東海道編では、サッカーの岩本選手が海上七里をチャーター船に乗っていたっけ。
まぁ、あれはTVだから出来ること、な~んて思ってたら、HPを検索してると、実際に知人か何かを頼って船をチャーターし、実行している猛者もいらっしゃるようだ。

コスモタイガーはさすがにそこまでこだわるつもりはない。(そんな知人もいないが・・・)
気楽にやりたいし、トレーニング?としての「旧街道ラン」がコンセプトだからね、船じゃ意味無いわけよ。
オリオンのように海上を走ることは不可能だから、近鉄電車であっけなく県境越え。

そもそも東海道本線と旧東海道は、熱田以西はまったくリンクしていないからね。
東海道本線は名前とは裏腹に、熱田から北上し、名古屋駅から一宮、岐阜、大垣と、むしろ美濃路(美濃街道)に近いルートを通り、その先は中山道に沿うように米原、草津と進む。
その理由を書き出すと長くなるし、話が逸れてしまうので省略するが、まぁ、敷設当時の時代背景や大人の事情がいろいろあったということやね。

そのおかげ?で、鉄チャン的にはいろいろ楽しみもあったりするんだけど。
桑名からしばらくは、近鉄名古屋本線かJR関西本線が旅のお供となる。

桑名駅から東へ約1km(徒歩約20分)で、七里の渡し公園に到着。
目の前に揖斐川と長良川が流れ、これで天気さえ良ければ見晴らしが利く景色なんだろうけど、残念ながら曇天。
写真撮影などしながらしばらく公園内を散策する。

七里の渡し公園のすぐ南側に、九華公園(桑名城址)もある。
桑名は宿場町であると同時に城下町でもあり、その点岡崎や豊橋(吉田)と共通している。
旧東海道はしばらく南下する。
城下町特有の升形が存在し、右折左折を繰り返しながら進むが、昔の面影を残し、閑静なところが嬉しい。

国1を渡って再び南下、ひたすら進むと町屋橋で再び国1に出る。
橋を渡ってすぐに右折し、左のいかにも旧道らしき小道を進むと、縄生一里塚跡があり、さらに進むと、近鉄伊勢朝日駅前を通過。

小雨が降ってきたけど、街道らしい小道が続いているため、ここで止めるのはもったいない気がして、先へ進む。

すぐに今度はJR関西本線の朝日駅の前を通り、左折。

三重県も良いねぇ。
街道オーラ出まくりで、楽しいねぇ。
街道に沿って歴史ありそうな建物や史跡が点在している。

近鉄の高架をくぐってすぐ、右側に富田一里塚跡の碑がある。
もっと先に進みたい気もするが、雨脚が強くなってきたため、一里塚から400mほど進んだJR関西本線富田駅にて、本日のゴールとする。

実走距離は、やや少なめ、12~13kmぐらいかな?

近鉄名古屋本線の富田駅とは歩いても5分ほどだけど、折角だからこのまま関西本線で帰ることにした。
で、そのまま終着名古屋駅まで乗るのが普通であるが、何故かコスモタイガー、弥富駅までの切符を購入し、弥富下車。

JR弥富駅には名鉄の弥富駅も併設されていて、ここから名鉄尾西線が運行されている。
津島から津島線に入り、須ヶ口経由で名古屋本線を鳴海駅まで乗換無しで直通する名鉄の旅を楽しんだ。
(ちなみに今日は、鳴海駅に自転車が置いてある。)
当然ながら名古屋駅直行ルートより運賃も時間もかかり、かなり非効率なルートなんだけどね。
ただ、途中の須ヶ口あたりまではのんびりムードがあってローカル色もあり、楽しいひとときではあった。

(H26.4.8追記 地図、作成しました。ここをクリック)
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(8)

2012-05-23 | 旧東海道run!!

今さらではあるが、そもそも東海道とは?
まぁ、学校の授業でも習うから、名前ぐらいなら誰でも知ってるんだろうけど。
東海道は、江戸幕府により、江戸日本橋を中心に整備された主要5街道のうちの1つで、京都三条大橋との間を結んでいる。(他の4つは、中山道・甲州街道・奥州街道・日光街道やね)
現代なら国道1号、鉄道なら東海道本線に相当する、筆頭の大幹線であったことは言うまでも無い。
総距離は現代表記で約492km。
街道沿いに松並木や一里塚(約3.93キロごと)が整備され、53の宿場が置かれ(東海道53次と称する)、通行の利便性も考慮された。

で、やっぱり先に行きたい気持ちはどうしようもなく、完全走破するしないは別にして、行けるところまで行こう、そんな心意義で、再び二川駅に来てしまった。
しかも今日も何故か気分転換と称し、ドライブで二川着。
この後、東海道本線とは長~いお付合いになりそうだからね。
逆にこれ以上遠くなると、運転きつそうだし、今日あたり、ドライブを楽しんでおこう。

といいつつ、東海道本線はここから先、新所原・鷲津と、大きく山側を迂回するため、旧東海道からいったん離れるからね、再び巡り合う新居駅まで頑張るのがベスト。
まぁ、途中である程度本数のある路線バスとかあれば、そこをゴールにする手もあるけど。

ここから先、こんな感じで、ある程度ゴールを決める形にしないとね。
基本、今回のゴールが次回のスタートになるわけで、バスも思いつき?でヒョイヒョイと乗ってしまうと、そのバスが実は1日2本とかだったりすると、次回困ることになる。

二川駅は「のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)」の最寄駅なため、家族連れが多い。
そんな中を東に向かって駅前をスタート。
二川宿本陣跡までは約5分、前回もここまでは走ったけどね。
宿場の中心らしきところを抜けると、脇に二川一里塚跡の小さな碑がある。
すぐに新幹線の高架をくぐり、国1に合流。
ここからはネットや資料等で悪名高い?約4kmの道のりで、国1をひたすら走ることになる。
特に東に向かう場合、若干登り坂となるから、きついよね。

って、それは歩く人の目線。
様々なHPやガイドブックは(当然)歩くことを前提に記述しているため、「1時間以上延々と国1を歩き・・・」みたいな感じだけど、ランナーならここは20~25分、信号も少ないし、歩道も整備されてるから、意外と快調に走れたりして。

めずらしく?快調に走ってたら、道路わきにあるはずの細谷一里塚を見過ごしてそのまま突っ走ってしまった。
まぁ、もともと練習の一環だからね(そーなの?)、快調に走れたのは良いことなんだけど。

そして登りきったところで左に分岐する道を行く。(旧国1だね。)
すぐに「静岡県湖西市」の標識に出会う。
「ちょっと走ってくる」はずが、ついに来てしまった!県境!

500mほどでさらに左に、いかにも旧道らしき小道が分岐する。
さぁ、白須賀宿の始まりだ。
まだ静岡県に入って間が無いのに、愛知県には無い素敵な風景がそこにはあった!
土曜日なのに観光客も見当たらず、実に静かで素朴な風景が、遠州灘に向かって下りて行く感じで横たわっている。
「残した」のではなく、「残った」と表現すべきかな。

国1のバイパスからも外れ、交通機関も充実しているとは云えず、それがこの静かな町を守ったのかもしれない。
機会あったらあらためてゆっくり歩いてみたいところだ。

宿場を過ぎた辺りに白須賀中学校、この辺りもまだ高台になっていて、遠く海が見渡せて、願望は素晴らしい。
やがて潮見坂をいっきに駆け下りる。
国1のバイパスも「潮見バイパス」なんて呼んでるけど、もちろん本物はこっち。

降りきって左折すると元町集落で、ここも何やら雰囲気の良い町並みで、元町一里塚跡の碑もある。
名前の通り、元々白須賀宿はこの辺りにあったが、度重なる水害の影響で、高台の上に集団移転したらしい。

そのままのどかな生活道路をしばらく進む。
疲れてきたが、自分の足以外に頼るものは無い。

やがて橋本西という交差点で国1に合流すると新居宿は近い。
しばらくして左折、新居の町の中へと入っていくと、由緒ありげな寺社が多く、ついでに?新居一里塚跡も発見。

ボチボチ疲れてきたなぁ、と思ったら、新居関所跡が見えてきて、ここをゴールとする。
復元されていて、中も見学できるようになっているが、すでに過去2回も訪問済みだし、時間も時間だし、このまま帰ることにした。

JR新居町駅まで徒歩約5分。
静岡県、という響きが旅情を誘い?何やら疲れを増幅させ、このまま電車で名古屋まで帰りたい心境だが、二川駅に車が置いてあるからね。
やっぱり電車は楽だな~、と思いつつ、二川で下車し、帰路に付いたのであった。


※2014.4.4追記 地図を作成しました。ここをクリック
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(7)

2012-05-17 | 旧東海道run!!

まぁ、結局、先に行くことになるよね、やっぱ。
ってことで、車で家を出る。
名鉄圏内を出て、ここからはしばらくJRが主役だよ。
で、JRだと駅間距離が長く、名鉄圏内のように思いつき?のままゴール、というわけにもいかず、ある程度リサーチし、計画的に?ゴールする必要が出てきた。

ということで、今までの拠点名鉄前後駅ではなく、向かった先は約20分、JR共和駅。
(2007年現在、まだ南大高駅は存在せず)
往路は豊橋駅だから名鉄でも良いわけだけど、帰路は確実にJR、となれば、JR東海の「豊橋往復きっぷ」の出番だ!
これで共和駅と豊橋駅(及びその周辺の各駅)との往復が可能なおトクな切符だ。
土日祝日なら1,500円、正規に購入すれば、共和~豊橋間950円、帰路は恐らく二川駅だから1,110円。計2,060円のところ、500円以上の割引となる。

名鉄にも同種の割引切符があるが、名古屋駅・金山駅のみの発売だし、豊橋駅までしか線路がないからねぇ、どっちみち帰路、豊橋駅までJRに乗らねばならず、コスモタイガーとしては、利用機会が無さそうだ。

豊橋駅下車、前回のゴール、札木町まで市電でも良いけど、面倒だからすぐに走り出し、街中を適当に走って、本陣跡を再度復習?し、某電話会社札木ビル前をそのまま通過する。

豊橋市内は右折左折が多く、ややこしいがリサーチ済みで、縁のある市民公園近くを通る。
東八町の交差点に出ると、右に分岐する国1を約3km、ひたすら走るだけで、少々単調だ。

殿田橋手前で左に分岐する脇道が旧東海道。
微妙に旧道の雰囲気は残すものの、これといって見所ねぇな。
右手に郵便局(岩屋郵便局)があるところで道は分岐している。
ここも資料によって2つのルートが示されているが、どうやら両方とも正規な東海道となっていたらしい。
要するに岩屋山を北廻りするか南廻りするか、ということで、北廻りの方がやや主流だったようではある。
ということで、コスモタイガーも、北廻りを選択。

そのまま道なりに進むと正面に大きな植木屋さんが出現。
そのまま直進する駐車場こそ旧東海道かと思われるけど、残念ながら駐車場から先は行き止まり。
仕方なく、駐車場の手前を左折し、行き止まりを右折する。

右側に岩屋緑地(岩屋山)。
ここでまた寄り道しようと思い、プチクロカン?を決行!
そうそう来ることも無いだろうから、たっぷり堪能してやろう、というビンボー根性?丸出しで、わかる範囲で走り尽したら、予想以上のボリュームがあり、良いトレーニングとなった。
本来なら、頂上からの景色も期待できたのかも知れないが、残念ながら今日は、雨こそ降らないものの、空はどんより曇り空。

なんだかんだと40分ほど岩屋緑地を堪能し、旧東海道に戻る。
南下するとすぐに大きな道標を発見、右東海道とあり、指示通り道なりに右に行くと、JR二川駅に到着。

なんだかちょっと物足りない気もして、もう少し直進すると、(走って)5分ほどで二川宿本陣跡。
江戸時代の建物が今も現存し、中を見学できるようになっている。
ここをゴールとし、しばし拝観して過ごした。

市街地ばかりで、旧東海道らしさにやや欠けたコースだが、最後に楽しむことが出来た。
走行距離は、岩屋緑地も含めて14~15kmかな?

さぁ、愛知県の東端までやってきた。
事実上、愛知県内は完全走破というところ。
あと5km弱進めば静岡県になってしまう。
JRだって二川の次の駅(新所原)は静岡県だし。

でもねぇ、遠くなれば遠くなるほど、時間もお金もかかるのさ、当たり前だけど。
何だか躊躇しちゃうよね~。
次回があるとしたら、確実に静岡県入りだしねー。
でもやりたいしねー、困ったねー、と自問自答しながら、二川駅まで歩き、帰途につくコスモタイガーであった。


(H26.3.20追記)地図を作成しました。入口はここ!
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(6)

2012-05-11 | 旧東海道run!!

何度も繰り返して恐縮だが、「とりあえず愛知県(名鉄圏内)を!」としか現時点では考えてないため、前回「今度は西へ!」となったものの、あっけなく宮の渡し公園(七里の渡し)に到着してしまったため、これ以上西へは行きようが無い。
早い話、1回だけ問題を先送りしたようなもの?

で、仕方なく?東側を続けるしかなく、しかも何故かまたしてもマイカーにて赤坂宿へ。
今日は腹案があって、前々回気になったところへ行ってみようかと思ってやってきた。
それは「宮路山」。
標高361m、6~7割が舗装道だから本格的なクロカンとまでは言えないけど、良いトレーニングにはなりそうだ。
頂上からの景色が素晴らしいことで有名らしい。
大橋屋を少し戻ったところに登山口があり、ひたすら登り、途中の駐車場までは舗装されているが、そこから先は遊歩道になっている。
標高的にもハイキングには最適なせいか、家族連れが多いため、汗だくで走るのがちょっと恥ずかしい気がしないでもない。
ただ、噂に違わず、頂上からの景色は素晴らしいの一言!
しばし、走ることを忘れてたたずんでしまった。

得意の下りを一気に駆け下りて、旧東海道に戻る。
赤坂宿を東に走ると、すぐに御油の松並木となり、その向こうには御油宿。
赤坂宿と御油宿の距離は約1.7km、東海道53次では最短の間隔だったとか。
資料館があって、ちょっと覗いてみる。

御油宿は旧東海道だけじゃなく、姫街道との追分(分岐点のこと)でもあり、かなりの賑わいがあった宿場の1つである。
この姫街道もいずれ走ってみたいものだ。(天竜浜名湖鉄道とのセットやね!)

やがて旧東海道は、国府町藪下という名の交差点で国1に合流。
残念ながら工場などがあって、ここで旧道はいったん途絶えてしまう。
ここから先は諸説あるらしく、HPや資料によっていくつかのルートがあるが、言えることは、本来の旧道そのものは消失しているから、完全な道筋をたどることは不可能ということ。
一応、コスモタイガーは、そのうちの1つを信用し、名鉄線を渡り、農道のようなところを通り、名鉄豊川線を越えて、再び国1に合流するルートを取った。

すぐの信号で右に分岐する形で旧東海道が再び出現、あとはひたすら1本道だ。
らしさがないから若干単調だが、途中、伊奈一里塚跡の碑も建っている。

やがてJRの小坂井駅、東海道本線じゃなく、飯田線の駅!のすぐ脇を通る。
下地地区は走ってて癒される、街道らしさも残る風景だ。
豊川と併走し、右折して橋を渡る。
この橋こそ「豊橋」。
豊橋市の由来となっているんだよ。

あとは豊橋市街地を何度か曲がりながら走る。
岡崎ほどじゃないけど、豊橋も旧東海道はややこしい。
途中からルートを外れ、豊橋駅に出ることもチラッと考えたけど、ちょっとしたこだわりがあって、そのまま東海道を走ると、やがて吉田宿の中心、札木町に出る。
(ちなみに「豊橋」は明治維新以降の呼び名、それまでは諸説あるが、おおむね「吉田」と呼ばれていたとされる)
2軒あったとされる本陣跡を過ぎるとすぐに札木町の交差点。
ここは旧東海道と旧田原街道の追分で、吉田宿のもっとも賑わったところ。
こんな由緒あるところに無粋?な大きなビルがある。
某電話会社の札木ビルで、ここを本日のゴールとする。
まぁ、出張やレースでこの辺は何度か来てるからね、土地勘もそこそこあったりする。

今日は宮路山も含めると20キロぐらい走ったかな?
ちょっとお疲れモードの中、もう1つの目玉、豊橋市電が俺を待っている。
目の前に「札木」電停がある。
何度乗っても飽きない市電で豊橋駅に出て、名鉄で今日のスタート地点、「名電赤坂」まで戻った。

さぁ、これで西は「神宮前」、東は「豊橋」、名鉄圏内の旧東海道は走破してしまったことになる。
とりあえずの目標は達成したから、充実感があっても良いはずなんだけど・・・。
やっぱりこの先も知りたい!行ってみたい!という気持ちは抑えられそうに無い・・・。


平成26年3月10日追記
地図、作成しました。
ここをクリック
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(5)

2012-05-07 | 旧東海道run!!

東は赤坂宿まで行ってしまい、金銭的にも時間的にも馬鹿にならない状況となった。
ということで、財布と相談の結果、「西なら安い!」と思い、前後から西へ、と考え、本日決行。
とはいえ、前後~鳴海間は日頃から何度となく走ってるコースであり、わざわざ改めて走り直す性分でもない。(O型なもんで・・・)
かといって鳴海は車の駐車する場所も少ないし、等々いろいろ考え、有松から西へ走ることにした。

ということで、前後~有松間の中抜け部分を簡単に書いておくと・・・。
前後駅前の道を西へ、しばらく1本道、国1に合流すると中京競馬場前。
名鉄の高架をくぐると左に桶狭間古戦場(豊明市)がある。(高徳院という看板が目印)
歴史好きにはあまりに有名な、織田信長が今川義元を打ち破った戦いだ。
お隣名古屋市緑区の桶狭間地区にも同様の公園が整備され、双方で正確な場所を巡って争ってるけれど、どっちも正解な気もする。
運動会の騎馬戦じゃあるまいし、何万という軍勢が入り乱れたわけだから、決して広くは無い公園で「ここが古戦場です」っていう表示自体、疑問ではある。
この辺りから緑区にかけて、古戦場関連の史跡が点在し、走ってて楽しいエリアではあるけど、旧東海道は素通り。
有松地区の古い町並みは良く保存されているし、案内板も整備されている。

さて、マイカーを有松駅前のマックスバリューに止め、一路西へ。
町並保存地区で有名な有松だけども残念ながら幕府公認の「宿場」じゃないから、東海道53次の勘定には入らない。
いわゆる「間の宿」ってやつで、今風に言うと単なる休憩所兼土産物街ってところか?
その土産として有名なのが有松絞りだね。

そのまま西進して、鳴海宿へ。
鳴海は正式な宿場で、それなりに雰囲気も残っている。
当然ながら鳴海の方が町としては格上なわけで、名鉄も、鳴海は急行停車だが、有松は準急までしか停車しない。
有松の方が駅前も整備されて明るい感があるし、町並保存も行き届き、知名度も高そうだけど、やっぱり鳴海が上なんだ。
こんなところも鉄道と歴史が微妙にリンクし、現代に引き継がれている感があり、面白い。

案内板に従い、三皿という交差点に出て、県道36号と交差し、そのまま直進。
ひたすら案内板に従い、天白橋を渡り、しばらくすると笠寺一里塚。
名古屋市内に現存する貴重な一里塚。

笠寺観音を過ぎ、名鉄と交差し、呼続辺りは旧鎌倉街道の史跡も残り、意外にも楽しい。

堀田を過ぎていったん国1に合流するが、再び脇道に入り、地下鉄伝馬町駅を超えたところで突き当たる。
「ほうろく地蔵」というのがあり、ここが美濃路(美濃街道)との追分(分岐点)。

国1を横断し、南西に下ると堀川沿いの公園に出る。
ここがかの有名な「七里の渡し」跡。
今は埋立等で海らしい雰囲気はないけれど、ここから桑名まで旧東海道は海上七里(約28km)を行くことになる。

本日はここがゴール。
最寄駅はさっき通った地下鉄伝馬町駅だが、名鉄なら神宮前駅まで歩いた方が良い。
熱田神宮があまりにも有名だが、何度となく来てるところだしね~、寄らずにそのまま帰宅。
走行距離、13~14kmぐらいか?
神宮前~有松間290円、今日は初心に戻って?安く済んだよ~。

(平成26年2月27日追記)地図作成しました。
http://www.jognote.com/jogmaps/5431902

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