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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(38)追記

2016-04-14 | 旧東海道run!!
旧東海道編(38)の地図、完成しました。(ここをクリック

本文末尾にもリンク先を設けました。
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(45)

2016-04-07 | 旧東海道run!!

2連覇を目指すドラゴンズが開幕から苦しんでいる。
和田・森野といった主力級のバットがイマイチ振るわない。
今年から導入された「統一球」に苦しみ、重いゲームが続いている。
(だから今、2011年ね!)

せっかくのGWもまもなく終わろうとしている。
天気も良い。

でも金ねぇんだよな。
ドラゴンズ打線と違って、コスモタイガーの財布は軽いのだ。
うーん、中山道は厳しいなぁ…。

そういえば!
京街道、というより東海道57次、放置状態だ!

どこまでやったっけ?
そうそう、橋本駅過ぎてから迷いに迷って、樟葉駅に出たんだった!(※旧東海道編44参照)

そうだ!
その続きを久々に辿ってみよう。
それなら随分と安くできる。

ってことで、大高駅に車を置き、毎度の東海道本線乗継で京都駅。
奈良線に乗換え、最初の停車駅「東福寺」で、京阪電鉄本線に乗換えるのが、もっとも歩かなくて済む方法だと思う。

前回大幅に迷った橋本駅からレベンジするつもりで今日はやってきているからね、普通しか停まらない小駅だけど、迷わず橋本駅下車。
すでに世間はLunchTimeすら過ぎている。

どこが表でどこが裏なのかも判然としない小駅だけど、駅前の小道から、前回のルートを辿り、まずは間違えたと思われる地点、「久修園寺」に到着。
資料によれば、この間に京都府(八幡市)から大阪府(枚方市)になっちゃうらしいんだけど、街道の跡を辿るのに精一杯!

そうか、前回はこの真ん前の道、誤ってまっすぐ行っちゃったんだね。
右に小道があることを確認。
リサーチ資料と突合せ、この小道が正解と判断。

標識も案内板もなく、平凡な住宅街に入ってしまうから、疑心暗鬼になるけれど、お寺から約500m。
これまた何もない十字路を右折。

十字路ごとに左折・右折・左折と小刻みに曲がる。
右手に「久親恩寺」。

こちらも立派なお寺なんだよね。
そう、実は前回、地図を確認する際、この久親恩寺と久修園寺をごっちゃにして、錯覚してしまったのだ。
確かにパッと見、似てるもんな!

京阪本線が目の前に現れ、この線路に沿ってしばらくは走る。
左にある広大な敷地は、大阪市水道局の樟葉取水場。

光明院、長福時、と、街道らしき建物もあるけれど、それ以外は何もない線路沿いの道。
どう見ても単なる住宅街だ。

でもその先は、升形の名残らしく、道なりに90度右折。
約100mで、京阪本線にぶつかり、ここでまた左折。

すぐに大きなショッピングセンターに出会う。
ここが前回のゴール地点、樟葉駅前の大型ショッピングセンターで、「クズハモール」という洒落た名前も付いている。

こんなに近かったんだね…。
そりゃそうだ、京阪本線で1駅だもん。

目の前の大幹線道路は、府道18号。
右折して、京阪の線路の下をくぐり、左にカープすると、樟葉駅の反対側(西側)に出る。

府道13号となり、堤防道路のように高台を走る。
左を見下ろすと、京阪が寄り添う。
右手の大河は、淀川だ。

1.5kmほどは、堤防道路を走る。
ぜんぜん街道オーラがなく、単調な風景だけど、「旧京街道」の標柱があったりして、ホッとする。

左手の線路がやや離れつつあるな、と思いきや、信号があり、ここから左斜めに降りていく細い道を発見!
これが東海道なのさ。

約150m、淀川の支流、船橋川にぶつかった所で行止まり。
でも堤防を駆け上がると、小さな橋があって、渡った先には、旧街道が残っている。

左手やや奥まったところに、「成雲寺」があるのが目印で、そのまま京阪の線路に沿ってカーブ。

何の見どころもなく、そのまま線路沿いに走り続けると、「牧野」駅。
ちょうど水路のような小川に接する形で、駅舎が鎮座している。

駅舎の手前の道を左に入ったてところから、この小川沿いに走るのが、旧街道らしい。
最初の橋が「明治橋」で、渡って今度は右岸の道を走る。

反対側に幼稚園を確認する辺りで、Y字型に分岐。
右が旧街道だ。
「阪今池公園」という、気持ちよさそうな公園を左に見る形になれば正解らしい。

あとは道なりに。
やっと街道らしい独特のうねりを感じさせる道だ。

リサーチにはなかったけど、静かなお寺もあったりして、意外に楽しい。

線路を渡って、左手に街道目印?の郵便局。
その先の「三栗」の信号で、府道13号を横断し、そのまま直進。

ぐるっと道なりにカープすると、約200mで再び府道13号に合流。
ここから先、再び街道オーラはなくなり、ひたすら府道runとなる。

途中、京阪の「御殿山」駅。
名前がいかにも由緒ありげで気になるけれど、その由来となったと思われる御殿山、そして御殿山神社は、この線路の反対側(東側)の奥まったところ、約200mのところにあるようだ。

でも寄り道するほどのものじゃない、と勝手に判断。
踏切渡るのもめんどくさいし。
ってことでこのまま進む。

その次が「磯島」
ここで左に分岐する細い道が旧東海道ね。

再び京阪の線路に沿って、住宅街の中を進む。
100mほど進むとY字型に分岐しているけれど、ここは右、つまり線路から離れる方の道を選択。

この辺り、町名が天の川町。
素敵なネーミングだけど、周囲は平凡な住宅街。
一里塚もこの周辺にあったとされているが、表示も跡形もない。

幹線道路となっている、府道144号に出た。
ここで旧街道は通せんぼ。
恐らく本来は直進して、この先の「天の川」を渡ってたんだろうね。

右手少し離れたところに、現在の府道13号の「かささぎ橋」を発見!
天の川を渡る。

すぐ左折して、約100m。
さっきの通せんぼ地点の延長線になる、小道が復活。
当然これが旧街道。
もう、慣れてるから、資料見なくても明らかだ。

同時にここが、「枚方宿東見附」ということで、要するに、ここからが枚方宿ってことね。
ここからしばらくは、旧東海道を示すため、路面にカラーリングされているのが嬉しい。

この辺りから、一気に大きな建物も増え、都会モード。
それでも所々に旧家らしき民家も残る。

京阪の特急も停車するターミナル駅、「枚方市」駅を左に確認。
道なりに左へカーブしつつ、駅前繁華街を進むと、十字路になった。
ここが「左近の辻」。

今では、某牛丼チェーン店もある、普通の駅前商店街の雰囲気だけど、ここはかつての道標が残されており、「右、大坂みち」とある。

左にも現在の道標があり、「東海道」を堂々と名乗り、ここで右折するように指示している。
そう、ここはやっぱり「東海道」なのだ。

信号を直進。
綺麗にカラーリングされ、歩行者専用となっている東海道。
右側には大型百貨店「イオン」が聳え立ち、左手に「岡本公園」。
そこに枚方宿の案内板も整備され、宿場内の史跡なども丁寧に説明されている。

そのまま街道の面影残る道を走る。
左に専光寺、さらに70~80m。

今度は右に「淀川左岸水防事務組合」の建物。
事務所自体はどうでもいいが、ここが枚方宿本陣跡とされている。(冒頭写真

浄念寺を過ぎると、升形になっていて、ここが東海道だと実感できる。
下校途中の数人の高校生の自転車に抜かれる。
若さが眩しい。

枚方公園駅が左前方に見えてきたら、案内板に従って右折。
すぐに道なりに左に折れる。
これが升形第2弾ってことかな?
いや~、こんなところが街道らしくて楽しいなぁ。

約300m。
変則の5叉路に出た。
ここが西の見附とある。
つまりこれにて枚方宿終了!

そこからさらに20m走ると、また分岐。
カラーリングは右の道を指しているから間違えやすいけど。

カラーリングをこのまま辿ると、小さな公園があり、それが元遊郭だと、資料には記されているけれど、旧街道から外れることはしたくない。
ここはリサーチを信じて、迷わず左へ。

さらに150mほど先のY字分岐も、左の細道を直進が正解。
この辺り、本当に住宅街の生活道路を走ってるだけど、リサーチなしでは厳しいな。

「枚方大橋南詰」の大きな信号に出た。
目の前は国道170号。
その名のとおり、国道を北に行くと、枚方大橋なんだよね。

東海道はこのまま国道を渡って直進。
新興団地もある住宅街、目印らしきものもなく、間違えやすいけど、500mほど先で道なりに左折するから要注意。

東海道といっても、やっぱり「53次」とは異なり、所々に無関心な箇所もあることは否定できず、ちょっと残念な思いに駆られたりする。

府道13号の下を潜る形になり、右手にテニスコートが見えたら正解。
ここは現在は枚方市営のスポーツセンターで、かつての枚方西高校。
残念ながら、2006年3月末で廃校となったそうだ。

そのスポーツセンターに沿って、くねくねと道が続いている。
間違いなく旧街道だけど、見どころは特にない。

隣が伊加賀小学校。
その南東の十字路を直進すると、「出口集落」となり、路地裏的な細い道をくねくねと走ることになった。
一気に街道オーラ全開だ!

200mも走れば、かつての升形らしく、右に折れるとすぐに正面に立派な寺院がある。
「光善寺」、別名を出口御坊。
蓮如上人の開基と伝えられる古刹らしい。

今日ここまで無事走れた御礼に手を合わせる。
200mほど進んだ先、左側には、その蓮如さんの「腰掛石」もあり、この一角だけが都会の喧騒を忘れさせてくれる。

さて、日も傾いてきた。
ぼちぼちゴールにしようかな。

100m先、次の角を左に向かう。
今日のところは旧街道とはここでお別れ。
そしてこの道をひたすら走れば、京阪本線「光善寺」駅に出ることはリサーチ済。

「中振」の信号で、国1を横断し、接骨院やATMの並ぶ、下町の商店街風の道を少し走れば、右手に小さな無人駅が隠れるように存在している。

これが光善寺駅。
1本筋違いなので、昭和の匂い漂う路地裏を通過したら、コンビニと薬局があり、そこが一応駅前ということになる。

ここを本日のゴールとする。
実走距離15kmぐらいかな?

鈍行しか止まらない小駅だから、地元色プンプン匂い、余所者が長居するようなものは何もない。
来た電車に乗り、樟葉駅で京阪のウリ、TVカーに乗換え。

特急なのに、2階建てなのに、特急料金不要、乗車券だけで乗れるのが嬉しい。
その代わり、座席指定じゃないから、途中乗車だとなかなか座れない現実もあるけれど。

丹波橋で再び鈍行を捕まえ、東福寺駅からは往路の逆パターンで、本日の楽しい休日も実質終了。
あとはひたすら東海道本線で、家路を目指すコスモタイガー。

残りを考えると、旧東海道、というか、京街道も、あと1回になるのかな?
中仙道とともに、まさにWリーチ状態となった!
うーん、何かちょっと寂しさも感じつつある。

コメント (2)
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