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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(27)追記

2015-03-20 | 旧東海道run!!
旧東海道編(27)の、地図を作成しました。(ここをクリック
本編末尾にも入口を設けました。
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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(44)

2015-03-13 | 旧東海道run!!

7月下旬。
うっすらと雲がかかっているとはいえ、今日もクソ暑い!

でも貴重な休日。
今日も頑張って走るぞ!
東海道。

え?中山道?
いや、もちろん走りたいけどさ。
ぶっちゃけ、今、資金不足なのさ。

東海道なら、青春18切符を金券ショップでバラ(すでに何度か利用したもの)を購入して、お安く行けるもんね。
まぁ、経路的には、今更面白味もないけどさ。

大高駅に車を置き、京都までは、鈍行乗継。
京都からは、今日は近鉄ね♪

近鉄京都線。
タイミング良く、ホームに止まっていた「普通」に乗車し、約10分。
近鉄丹波橋駅に着いたのは、13時少し前。

本当はもっと早めに来て、伏見桃山城見学でも・・・、と思ってたけどね。
前回もそうだけどさ、どうも近けりゃ近いで、のんびりモードになっちゃうんだよね。

残念ながら、お城見学はまたの機会にして、さっさとスタートしよう。
陸橋でつながれた京阪側の丹波橋駅を素通りし、駅前のコンビニを過ぎた1本西側、両替町通に出る。
前回のゴール地点、もう一度、逆方向にシャメだけ撮っておこう。

で、前回のルートから見ると、ここを右折。
そのまま西へ向かうのが、東海道らしい。
「勝念寺」というお寺が左にあれば正解。

で、すぐの信号を左折。
多分、伏見宿の真っ只中だし、宿場名物?「升形」ってやつなんだろうね。

小学校を右に見て、2本目を今度は右。
すぐまた左折。

すぐ郵便局があり、その先左手に、伏見区役所が見えたら、正解だ。
ややこしい割には、宿場らしき雰囲気はないからね、迷わないように、地図見ながら走るのに専念。

ちょっと広い道(府道35号らしい)をそのまま渡って直進し、1本目の道を右折。
「魚屋通」の名がついている。
きっと名前の通り、かつては、魚屋さんが列を成していたんだろうね。

次の信号で、少し広い幹線道路に出る。
府道115号線で、東海道もここを左折。

100mほど進むと、小さな川(水路?)を渡るけれど、そのすぐ手前、左手やや奥まったところに和風の建築物がポツンと残っている。
かの有名な「寺田屋」ね。(冒頭写真

元々は、主に薩摩藩士が利用していた船宿に過ぎないのだけど。
幕末の2つの事件が、この平凡な船宿を、一気に歴史の表舞台に立たせることとなった。

1862(文久2)年の、薩摩藩士達による、「寺田屋騒動」。
「尊皇攘夷」を旗印に突っ走る一部の過激派藩士たちと、それを食い止めようとする人たちの間で、同士討ちみたいになったんだね。

いつの時代にも、極端な価値観を持ち、暴走する輩はいるんだね~。
もちろん持ってるだけなら個人の勝手なんだけどね、そういう輩に限って、変な正義感に捉われて、猛進するからね~。

残念ながら、我々の趣味、ランニングの世界にもいたりする。
「競技者意識」とか「仲間意識」などという仰々しい言葉をいとも簡単に多用し、他人にまで同調・理解を求めたりする。
いかに格好良い言葉で取り繕おうと、それは単なる強要に過ぎないし、ある意味、本当に「競技者」として活動されている方々に対しても、失礼な話だよね。

当たり前のことながら、自分は一介の市民ランナー。
走ることで生計を立ててるわけじゃないからね、過激な意見には流されないよう、改めて自戒したいものだ。

さて、もう一つは、何と言っても、坂本龍馬が襲撃された現場ってことだよね。
こちらは、1866(慶応2)年の出来事。

結局龍馬は、翌年、同じ京都の「近江屋」なる宿に宿泊中のところを襲われ、命を落とすことになる。

中を少し見学する。
休日ということもあり、結構な人気スポットだ。

さて、ボチボチ足を進めよう。

府道115をそのまま南下。
後々のことを考えて、右側の歩道に渡っておく。
しばらくすると、「中書島」の交差点。

目の前には、京阪の「中書島」駅がある。
京阪の本線と宇治線が分岐する、主要駅の1つ。

3つに分岐しているような変則交差点の信号を、右折。
今度は府道124、ということになるらしい。

小さな川を渡ったところで左へ。
そのまま川岸を走る形だ。

京阪本線の高架を潜った先で、川が急に広くなり、ちょっとした公園が整備されている。
「伏見港公園」。
名前の通り、かつての伏見港の跡だ。

すぐに宇治川に突き当たり、道は右へカーブ。
伏見港は、この宇治川の水運があったからこそ。

で、何やら旧街道オーラゼロの堤防道路だけど、ここはそのまま右へカーブし、宇治川の土手に沿って走るらしい。

またまた右から小さな川(水路?)が宇治川に合流している。
少し首を右に傾けると、何やら緑色の橋があって、そこを渡って、再び府道124にぶつかり、ここは左折。
要するに、カタカナの「コ」の字のように走るのさ。
わかりにくいね。

今度は宇治川沿いに走ることになる。
まぁ、多分、東海道の原型は消失してるんだろうね。
どう見ても、宇治川の堤防道路にしか見えず、街道オーラ0。

この堤防道路とは、約1.5kmほどお付き合い。
見どころなんて全くない。
わざわざ京都まで、何しに来たんだ!と思うぐらい、街道らしさはない。

途中から、右下に、京阪本線が寄り添う。
その京阪が、右にカーブしながら少し離れようとしている。

と、思ったら、堤防から右斜めに降りる道があり、京阪本線を踏切で渡る構造になっていて、こっちが府道124になっているようだ。
東海道もそれに従う。
要するに、この辺りは深く考えず、府道124をそのまま走るしかなさそうだ。

右手には、少しばかりの新興住宅街があるものの、左手には、何やら広大な「ハコ物」が・・・。
「京都競馬場」。

何かのレースでもあったのかな?
残念ながら、というべきか、幸い、というべきか、競馬には全く興味ないので、脇目も振らずに走るだけ。
日ごろ、人間が走るレースを楽しんでる身としては、何が楽しくて、「馬」のレースに夢中になれるのか、コスモタイガーには、理解できそうもない。

さて、競馬場を過ぎ、少しづつ住宅街の中に、と思ったら、突然、変則6叉路に。
「納所」の交差点だ。
競馬ファンと思しき人たちが、結構歩いている。

ここももっと早く家を出てれば、もっとゆっくり散策したかったんだけどね。
なぜかといえば・・・。

6本の道の中で、もっとも目立たない細道が、北に向かって伸びている。
実はその奥にある、「納所小学校」。

詳しい地図を見ると、字名が、「南城堀」、「北城堀」。
この辺りが、きっと、豊臣秀吉が、側室、茶々のために築城した、淀城の跡だったんだろうね。
淀城に住むことになったから、のちに彼女は、「淀のお方様」「淀君」と呼ばれるようになったんだね。

そしてもう1つ!
交差点から、目の前の大きな幹線道路(旧京阪国道、府道13号)を南西に進むと、こちらにも「淀城跡」。
こちらは立派に公園として整備されているようだ。

こちらの淀城は、さっきの淀城とは別物ね。
江戸時代になってから、2代将軍、徳川秀忠が築いたもの。
間違えてしまいそうだけど。

いずれにせよ、ここでのんびりしててはトレーニングにならないからね。
交差点を鋭角に左折。
淀駅に向かう。

駅下をくぐり、道なりに右へ。
200mほどで、郵便局が左にあれば正解。

そのまま道なりに・・・、と走りたいところだけど、ここは升形なのか?
「大専寺」というお寺の手前で、いったん右折。
さらにすぐ、JAがあるから、今度はそこを左折。
今度は道なりにL字型に進むと、文相寺の前に出る。

右折して、道なりに進む。
まぁ、それなりにお寺もあって、街道らしさもわずかに残るものの、足を止めるほどのチェックポイントはない。
ポーチの中のシャメも、開店休業状態だ。

某電話会社の交換所をすぎてすぐの十字路を右折し、100mさきですぐに左折。
ここでも「円通寺」が、わずかに街道の名残を伝えてくれる。

右側、京阪電鉄の車庫だ。
病院を左に見て、線路をくぐると、道は右へカーブ。

ここで、車庫を正面から見ることになる。

お~、素晴らしい!
撮り鉄には垂涎の場所だ!!

コスモタイガーも、撮り鉄、嫌いじゃないけどさ、あくまでもフランチャイズは「時刻表」。
「鉄道」がメインなことに違いはないけれど、若干、テリトリーが違うのさ。

それに今は、撮り鉄やってる場合じゃない。
足を先に進めよう。

ここでいったん、さっきの幹線道路(旧京阪国道、府道13号)にぶつかるから、そのまま府道run。

きっと、本来の東海道は、さっきの車庫の手前をそのまま直進してたんだろうけど。
残念ながら、現在はすでに消失しているらしく、痕跡すら残ってなさそうだ。

そのまま幹線道路を走り、淀川を渡る。
橋の名は、「御幸橋」というらしい。

久し振りに体験する大河。
見通しは抜群で、思い出したかのように、シャメを撮る。

渡り終わったところに信号があるけれど、ここは直進。(府道13は右折)
前方には、京阪の八幡市駅があるけれど、そこまで行ったらNG。
1本手前の小さな十字路を右折。

400mほどは、街中の静かな道だけど、その先で、淀川の堤防に上り、再び府道13を走ることとなった。

またまた堤防道路を走る。
全然街道らしくなくないけれど、仕方ない。
左下には、これまた別の川(というより水路?)が流れ、その向こうには、京阪本線が寄り添っている。

600~700mぐらいかな?
左下に降りる道を発見!
これが東海道らしい。

そのまま進んで約300m。
さっきの小さな水路(大谷川と称するらしい)を渡ると、急に街道らしいうねった道となった。

右手に郵便局、左に交番が左に現れ、T字路にぶつかる。
左に目をやると、京阪の橋本駅。

ここは右へ。
すぐに左。
どうやら升形かな?

この辺り、かなり道も狭くなってて、ごちゃごちゃした感じの住宅街だ。
かつては、「橋本遊郭」といって、当時の大人の遊び場だったんだね。

300mほどで、Yの字になってる分岐があり、右はそのまますぐに府道13に出てしまう。
ってことで、迷わず左へ。

道が広くなり、視野が開けた感じ。
右に、久修園院という立派なお寺があり、そのまま快調に走り続ける。

・・・と言いたいところなんだけど、どうやら迷ったらしい(泣)
何やら高台の住宅街を走ることになってしまった。

猿田彦神社とか、講田寺なんてあったりするから、歴史を感じないわけではないけれど、手元の資料にそんな名前の史跡はないし、明らかに見当違いなところを走っている。

もう一度、さっきの久修園寺近くまで戻って、再度チャレンジしてみるものの、やはり同じような場所に戻ってしまう。

ウロウロして、少々気持ちが疲れてきた。
確かに橋本駅以降、リサーチが手薄だったことは否めない。
心のどこかに、「中山道を思えば、迷っても知れてるし・・・」というスキがあったことは確かだ。

もういいや。
次回、橋本駅スタートにして、やり直すことにしよう。
でも今から橋本まで戻るのも癪だし、普通しか停車しない小駅だからね。

今日はこのまま適当に南下し、1駅南の樟葉(くずは)駅を目指すことにする。
ここなら特急停車の京阪の主要駅だし。

ってことで、どこを走ったかわからないけれど、いつの間にか「くずはアベニュー」なるお洒落な名前のメインストリートを走っている。
このまま直進し、目指していた樟葉駅に到着!

はい、今日はここをゴール!
何km走ったのかな?
後半、完全に迷走したし、立ち止まったりしてて、ペースも曖昧だけど、たぶん20km弱というところかな?

さぁ、何はともあれ、予定の樟葉駅だ。
ここからは京阪自慢の特急、通称「テレビカー」(3000系)に乗って帰るぞ!!
(※3000系、2013(平成25)年春、引退しました。)

一部2階建ての立派な特急車両で、テレビも付属している名特急なのに、特急料金不要!
乗車券だけで乗れるから、凄く得した気分になれる。

前回も利用した丹波橋駅で、鈍行に乗換。
あとは前回の帰路と一緒♪
「東福寺」でJR京都線に乗換、鈍行乗継で大高駅に到着。

京都~大高間は、今更感いっぱいで単調だけど、それなりに楽しいトレーニングを終えたコスモタイガーであった。

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