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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(33)追記

2015-10-21 | 旧東海道run!!
旧東海道編(33)の地図、作成しました。(ここをクリック)

※本編末尾にもリンク先を設けました。
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コスモタイガー漂走記~旧中山道編(33)

2015-10-16 | 旧中山道run!!

2011年、あけましておめでとうございます!
まだお屠蘇気分の抜けない正月明けの休日。
天気予報では、青い空を期待できそうだ。

前後駅に車を置き、毎度の乗継で、本庄駅に降り立ったのは、12時過ぎ。
すでにこのルートに新鮮さはなく、単なる移動手段。
車中では本を読んだり、爆睡したりして、のんびり過ごしただけ。

北口改札を出て、軽く腹ごしらえを済ませ、記念の駅舎撮影?をして、さっそくスタート!

駅前からまっすぐ進むこと約400m、「本庄駅入口」の信号で、中山道(県道392)に交わる。
もちろんここは右折し、前回の続きになる。
しばらくは若干単調気味の県道run。

見どころもなく、どんどん足を進めると、「日の出4丁目」の信号で、国17バ゛イパスと交わる。

ここでその前に気になる案内板があり、ちょっと寄り道。
左折して道なりに北上すること約600m。
小さな神社とともに、整備された「城下公園」。
かつての本庄氏の拠点、本庄城跡ということらしい。

中山道に戻り、「日の出4丁目」を渡る。
「新泉橋」といって、ここで本庄市から、深谷市になった。

渡り終えた先の十字路を道なりに右折。
その角に建つ小さなお堂が、わずかに旧街道の面影を伝えている。

深谷市に入って、急に静かになり、くねくね感も何気に街道らしい。
気持ちよく足を進める。

まもなく左手に「藤田小学校」があり、さらに進むと「牧西東」という、西か東かわからない名称の信号がある。
実はここ、「牧」の西じゃなく、「牧西」という地名らしく、その東の交差点ってことなんだね。
かつては、この辺り一帯を、「牧西氏」という豪族が治めていたとか。

中山道は、この信号の約100m手前の、右斜めに進む田舎道へ入るらしいから要注意。
しかもいきなりややこしく、直進が行止まりになっていて、いったん右の側道で堤防に上がり、県道の下をトンネルで潜るんだよね。

ポツンポツンと農家らしき家並みが点在し、右手少し離れたところが堤防になっている。
堤防の向こうは、「小山川」。

それにしても今日は見どころは少ない。
それなりに田舎の風情はあるんだけどね。

そのまま道なりに走ると、再び小山川を橋で渡る。
「滝岡橋」というそうで、かつてはここも渡しだったんだね。

土手を下りていく感じで直進。
すぐに国17(深谷バイパス)に差し掛かり、そのまま下を潜る。

ゆるやかに左へカーブ。
街道名物?のお寺や神社も存在し、やっと街道runらしき風景になってきた。

そのまま国17に合流。
しばらくは平凡な国道run。

さすがに首都圏に入ってきたせいか、武州路は、県道run、国道runの割合が増えてきた。
東海道の神奈川県辺りの雰囲気に通ずるものがある。

「普済寺」の交差点。
左手やや奥まったところに、その名の通りの立派なお寺がある。

いわれとしては、一の谷の合戦で活躍した、岡部六弥太なる人物が建立したことになっている。
源平の時代だからね、古いね~。

お寺の裏手には、その「岡部六弥太」の墓もあるそうな。
ちょっと立ち寄って、シャメにおさめる。

そしてこの辺りは2006年まで、その名も岡部町だっただけに、「岡部」の字が目立つ。
交差点も「岡部」だ。

さらに国道を進んで、左手やや奥まったところにあるのが「岡部神社」。
そしてその隣に「源勝院」というお寺が並んでいる。
いずれも年代を感じる、街道らしい史跡だ。

ガソリンスタンドが見えてきた。
ここでやっと左に分岐して、ガソリンスタンドの裏を通る中山道。

500m弱で、「宿根」の交差点で、国17を斜めに横切るけれど、その手前にあるのが「瀧宮神社」で、かなりのオーラを感じる。
手だけ合わせて、すぐに街道に復帰。

「宿根」、要するに宿の根っこ。
まぁ、旧街道を走り慣れ?た身には、ここが宿場の西の端なんだな、と見当が付く。

ってことは、深谷宿に入ったってことだ。
しばらくして常夜灯があり、宿場に入ったことを教えてくれる。

途中から県道265になり、街道特有の微妙な曲線を描きながら、深谷宿の中心に入っていく。

右に郵便局が見えたら、ちょっと寄り道。
すぐの十字路を左折するとすぐに、何やら昭和の匂いプンプンの建物が。

「深谷シネマ」
何じゃこりゃ!
建物自体は中に入ってみたいけど、特に映画好きでもないし、残念ながら、見たいと思う映画は上映されていなさそうだ。

中山道に戻り、そのまま進む。
すぐに現れたのが「本陣跡」。
看板が建つのみで、すでに面影はない。

「仲町」の交差点。
いかにも宿場町らしい町名だ。

ここを右折すると、400mほどで深谷駅に出るんだよね。
鉄道ファンなら、「プチ東京駅」として有名だけど、ちょっと寄り道しすぎちゃったし、「駅舎」自体にはそれほどこだわりのない「時刻表オタク」のコスモタイガーは、そのまま中山道を直進。

そのまま左手には、和洋折衷の大きな建築物。
「大谷邸」と案内されていて、かつての町長さんが住んでいたらしい。
登録有形文化財に指定されている。

常夜灯が現れた。
たぶんここが宿場の東端やね。

「原郷」の信号で、国17を斜めに横切る。
ここからは県道263号。

左に小学校と中学校があるのが目印になるぐらいで、街道を偲ぶものは、ほとんどない。
愛宕神社、御嶽神社があり、ゆるやかなカーブが、わずかに中山道であることを教えてくれる。

道なりに進むと、大型スーパーや事務所が増えてきた。
「籠原駅」がここから南に下ったところにある。
深谷市の副都心的な場所なのかな?
そこそこ栄えている。

ただ、この辺は、街道を思わせる史跡の類もなく、ゆるやかなカーブを繰り返す県道を走るのみ。

随分とペース上げちゃった!
「玉井(南)」で、国17バイパスを渡る。

すぐに、国17の本道に吸収され、その先の歩道橋を渡り、右に分岐。
街道も走り慣れてるから、こういう分岐は得意?なんだよね。

周囲が静かになり、街道らしさを取り戻してきた。
「新島」という集落に入ったらしく、周囲の民家や看板にも「新島さん」がチラホラと・・・。
前々回(旧中山道編31参照)訪問した、新島襄の旧宅を思い出す。

石碑が現れた。
「忍領石標」。
ここからは忍藩で、境界線を示すために建てられたものの1つらしい。

200mほどで、「新島一里塚」。
植木一里塚の別称もあったらしく、江戸からだと17番目の一里塚との説明書きが建てられている。

その先で再び国17と合流。
しばらくはまた国道run。

熊谷警察署の前を通り過ぎ、「石原駅入口」の交差点。
でも少し離れて併走する、JR高崎線には、そんな駅は無いんだけど。

って、実は石原駅は、南西約800mのところにある、秩父鉄道の駅だ。
秩父鉄道か~。
名古屋の人間にはあまり縁がないからね~。
SL観光列車、「パレオエクスプレス」のイメージが大きいけど。
まじ、遠くまで来たもんだな~、しかも日帰りで!

でもこの秩父鉄道との出会い?が、今日のゴールが近いことを教えてくれる。
次の歩道橋のある信号で、左斜めに分岐する、いかにも旧道らしい生活道が中山道。

大きな病院を左に見て、いかにも都市の中心らしい、商店街・オフィス街に入ってきた。
間違いなく、熊谷宿に入ったね。

そして・・・。
あった!
八木橋百貨店!
都会の象徴、デパートだよ、デパート!

ここは現在では、中山道のユニークな名所の1つ。
事前知識がなければ、中山道は、この八木橋デパートに遮られているように思うけど。

構わずそのままデパートの中へLet’Go!
実はこのデパート1Fのフロア通路がそのまま中山道なのだ!
デパート(西)入口左手には、「中山道」の碑も建てられている。

テパートらしく、老若男女、みな優雅に買い物している。
う・・・、いや、さすがにここを汗ダクダクのまま走るのはちょっと・・・。
でも「旧街道を走る」のがコンセプトだから、困ったね~。

とりあえずトイレを拝借。
最低限の着替えと汗を始末し、さっきのデパートの出入口(西口)へ戻る。

いかにも急いでどこかに行くような感じでササッと小走りし、反対側(東口)へ。
はい、本日のトレーニング、これにて終了!!

テ゜パートを出たところが、「鎌倉町」の交差点で、ここにも、この八木橋百貨店が中山道であることを示す、さらに立派なモニュメントが建てられている。(冒頭写真)

実走22~23kmかな?
ただ、全体的に下ってるものの、ほとんど平坦だから、それほどの疲労感は無いけどね。

さて、名古屋に帰るよ。
まぁ、一応デパートもあるから、それなりに都会で、熊谷駅行のバスは、地下鉄なみに頻発しているし、そもそも駅までは1km少々で、歩けない距離でもない。

でもコスモタイガーは、ここでも「つまみ食い」を狙う。
今居る「鎌倉町」の交差点をそのまま南下すること、約300m。
時間にして徒歩5分。

そこには秩父鉄道「上熊谷駅」がある。
なかなか乗る機会ないからね~、秩父鉄道。

本当は全線乗車したい心境だけど、さすがにそんな時間はないからね。
乗ってわずか2分ほどで、すぐに終点「熊谷駅」で、あっけなく「つまみ食い」終了。

正月明けとはいえ、まだまだ日は短い。
すでに夕暮れせまっている。

さぁ、お決まりのコース(高崎線→新幹線→名鉄、要するに往路を引返すだけ)で、帰宅するとしましょうか。

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