ホルヘ・リナレス VS ヘスス・チャベス
リナレス 4ラウンド終了TKO勝利
考察 ~リナレス~
精神的なダメージから回復し、階級アップも視野に入れていることから
肉体的なコンディションも良かった。
高速ジャブからの左右ショートアッパーの切れ味を今回は試すプランだったかな。
ダメージングブローというよりは牽制かつジャッジへのアピール的な意味合いが濃そうだが
「左を制する者は世界を制す」のだから、これでいいのだ。
バックステップの際のガードの置き所もルーズにならず、
この方向でのスタイルチェンジもある程度完成したといえる。
これはA・カーンと共通点を持つ。
すなわち、自身でも自覚している「初回の体の冷たさ」は完全に解凍、
じゃない解決されていないということだと思うが、敢えてそれを試す必要はもはやない。
だが初回終了間際の連打は体の硬さの方が目立つようだった。
今回初めて目についたのがリナレスの左右の耳の腫れ、潰れ具合の違い。
左の方がやや程度が悪いね。
サルガドに喰った左は右テンプルだった。
右の顔面はもらい慣れてないのかな。
その点をテストする必要もやはり無いと思うが。
考察 ~チャベス~
ガードの置き所すら決められず、まさにスピードに翻弄されっぱなしだった。
打たれ慣れているとはいえ、打たれるほどに脳内麻薬全開となるような年齢でもメンタルでもなく、
トレードマークの左、とくにアッパーとフックは「昔取った杵柄」たりえず。
当たるパンチと当てさせてくれないパンチと当てさせてくれるパンチが
自分でも容易に分かっただろうが、だからといって遮二無二勝ちに行く姿勢はなかった。
単に生き延びるためのtrickならばいくつか隠し持っていただろうが、
それを使おうとしないあたりもある意味で矜持。
豊富なキャリアを誇る選手ゆえに受けて立つようなボクシングになりやすく、
経験豊かでかつ今後も視野に入れているからこそ見切りも早くなるのかな。
怪我のしやすさとどう付き合うかを今後はテーマにするのだろう。
再来日はないと思うが、あるとすれば亀海の世界前哨戦かな。
リナレス 4ラウンド終了TKO勝利
考察 ~リナレス~
精神的なダメージから回復し、階級アップも視野に入れていることから
肉体的なコンディションも良かった。
高速ジャブからの左右ショートアッパーの切れ味を今回は試すプランだったかな。
ダメージングブローというよりは牽制かつジャッジへのアピール的な意味合いが濃そうだが
「左を制する者は世界を制す」のだから、これでいいのだ。
バックステップの際のガードの置き所もルーズにならず、
この方向でのスタイルチェンジもある程度完成したといえる。
これはA・カーンと共通点を持つ。
すなわち、自身でも自覚している「初回の体の冷たさ」は完全に解凍、
じゃない解決されていないということだと思うが、敢えてそれを試す必要はもはやない。
だが初回終了間際の連打は体の硬さの方が目立つようだった。
今回初めて目についたのがリナレスの左右の耳の腫れ、潰れ具合の違い。
左の方がやや程度が悪いね。
サルガドに喰った左は右テンプルだった。
右の顔面はもらい慣れてないのかな。
その点をテストする必要もやはり無いと思うが。
考察 ~チャベス~
ガードの置き所すら決められず、まさにスピードに翻弄されっぱなしだった。
打たれ慣れているとはいえ、打たれるほどに脳内麻薬全開となるような年齢でもメンタルでもなく、
トレードマークの左、とくにアッパーとフックは「昔取った杵柄」たりえず。
当たるパンチと当てさせてくれないパンチと当てさせてくれるパンチが
自分でも容易に分かっただろうが、だからといって遮二無二勝ちに行く姿勢はなかった。
単に生き延びるためのtrickならばいくつか隠し持っていただろうが、
それを使おうとしないあたりもある意味で矜持。
豊富なキャリアを誇る選手ゆえに受けて立つようなボクシングになりやすく、
経験豊かでかつ今後も視野に入れているからこそ見切りも早くなるのかな。
怪我のしやすさとどう付き合うかを今後はテーマにするのだろう。
再来日はないと思うが、あるとすれば亀海の世界前哨戦かな。