BOXING観戦日記

WOWOWエキサイトマッチなどの観戦記

1/11ダブル世界戦予想

2010-01-10 22:34:05 | Boxing
WBA世界Sバンタム級タイトルマッチ
王者 プーンサワット・クラティンデンジム VS 挑戦者 細野悟

プーンサワット 判定勝利

判断材料は2点。
王者の直近のパフォーマンスと細野の減量。
敵地アイルランドで地元の人気者(≠実力者だが…)を文字通り粉砕したことは
プーンサワットの評価を間違いなく押し上げる。
日本のリングなど屁の河童だろう。
細野は榎を退け、世代交代を成し遂げたが、
その榎とライバル粟生が世界レベルで通用しなかったことから
フェザーの日本トップと世界の差はまだまだあると考える。
ならばSバンタムでは?
これはデメリットの方が大きいだろう。
まず挑戦ありきの姿勢で、興行としてはありだが、
防衛を勘定に入れていないように思われる。
榎戦で負った顔面骨折も完治しているのだろうか。
打ち合い上等の好試合になると思うが、
細野のパワーよりも王者の豆タンクスタイルの方に分があると見る。

ところで大橋会長はプーンサワットの致命的な欠点を見つけたのだろうか?


WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ
王者 ファン・カルロス・サルガド VS 挑戦者 内山高志

サルガド 判定勝利

センセーショナルな戴冠劇を果たした王者にして
実力未知数と見るのはこれ如何に。
初回KOという結果は素晴らしいが、予想に際して重要になるのはむしろ過程。
その意味でこの予想は極めて内山側に辛いかもしれない。
その内山は、ここぞであと一発が出ない傾向にあり、
慎重と言えば言えるが、キツイ表現をすれば勇敢さに欠けるとも言える。
ジャブで容易にコントロールできる相手ではないだろう。
時折、相手の一発を被弾することもあり、坂東戦ではアゴに対する疑問も呈した。
プロキャリアは浅くとも、年齢的、コンディション的に今がピークと見ての勝負だと思うが、
直近のパフォーマンスを比較して敢えてこの予想をする。
新年から景気が悪い話だが、我が目の不明を証明するような試合を期待する。