このステップアップチョッパは、4個直列の乾電池の電圧から、100uHのインダクタにスイッチング電流を流して磁気エネルギーに変換し、磁気エネルギーに比例して流れる電流をコンデンサ(50V470μF)にチャージすることによって昇圧する電源装置です。
2.5Vのツェナ(TL431:リファレンスIC)電圧を基準値とし、出力が15VになるようにスイッチングをPWM制御しているので、負荷に対して出力電圧の変動が小さい安定化電源でもあります。出力電流は数100mA取れると思います。ただし電流リミッタを省いていますので、実用のためにはリミッタ回路を付加した方がよいでしょう。
無安定マルチの発振周波数は12.8kHzで、トリガパルスの幅は20μSecです。
負荷電流によって出力電圧が低下し2本の1kΩによる分圧値が7.5Vを下回ると、LM358の7pin出力が上昇してワンショットマルチのパルス幅が長くなります。すると100μHを流れる電流が増加し、コンデンサにチャージされる電荷が増えて、出力電圧は15Vに復帰します。また、負荷電流が減少して1kΩによる分圧値が7.5Vを超えると、逆の動作になるわけですね。
このように、手持ちの555でステップアップチョッパもステップダウンチョパも簡単にできますが、部品数が多くなり回路も少しややこしくなりますので、実際にはやはりTL494などの専用デバイスを使用する方がいいでしょう。555で作れば、動作原理を踏まえた手作り感覚が味わえると思います。
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PWMコントローラTL494を使ってみよう 2010-04-04
ステップダウンチョッパとフォワード型SW電源 2010-08-25
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で、12Vで使っていたことがあるのですが、発熱がけっこうあり、わりと持たないみたいです。
5Vくらいだとなんともないのですけどねぇ~?
9Vの積層乾電池でも使うのを躊躇してしまうのですね・・・。
まぁ、いまどきバイポーラの555を使うというか持っている人もめずらしいのでしょうけど・・・それはワタシで~す!