コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

慶春 元旦から映画三昧!

2005-01-03 | La Colombe d`Or
「昭和残侠伝 人斬り唐獅子」 DVD 東映東京作品
goo映画 解説
ポスター
二年参り いや二年映画鑑賞 
師である 山下耕作監督作品で年を越しました。
勿論、除夜の音と共に・・・・合掌。
そして賀正迎えさせて戴きました。
京都の山下家から分けて戴いた、
山下監督の写真もまた微笑んでおられました。

躍進するよい年になると確信させて頂きました!

朝から快調、一年の計は元旦に有り候、
   映画鑑賞で仕事始め!

「僕の彼女紹介しますーWINDSTRUCK-」 丸の内プラゼール
名曲Knockin on Heaven's Door付き公式サイト
今年最初の映画は、BOKUKANOでした。
公開初日に、新宿で鑑賞しましたがどうしても丸の内プラゼールで
改めて観たくなりトップバッター作品になりました。
プラゼールで観て、音響の良さ分、なお感動しました。
プロローグから流れる生ギターの音楽Knockin on Heaven's Doorが聞こえた途端、
以前二度観ているから、なお胸が痛くなりカタルシス katharsis状態になり
クァク・ジェヨン監督ワールドに浸りました。
初頭から大満足!!

次にアラン・レネ監督とオドレイ・トトゥの
「巴里の恋愛協奏曲」 日比谷シャンテ・シネ2
軽快な劇中オペレッタ付き公式サイト
この作品知らずに、ポスターを見たらこの二人の名前があったので飛び込み鑑賞にあいなりました。
「アメリ」のオドレイ・トトゥがオペレッタ映画に・・・、ワクワクし観てしまいました。
1925年の巴里を舞台にした、本当にオシャレな映画で、夢心地で・・・。
巴里の1920年台は、”狂気の巴里”とよばれるくらい何でもありの時代であり、
面白い人々が集まり、新しい芸術が生まれた時代でした。
その芸術家たちに有名な女性”キキ”がモンパルナスで華を輝かせていた女性の時代でもありました。
オドレイ・トトゥが私にはキキに見えて愉しみも倍増しました。
映画ではアールデコのモダニズムを皮肉っていましたが・・・・。
そのような人々が集まった場所が、この映画の舞台でもある
”サロン”だったのでしょうか・・・・。
そんな見方をしながら、エスプリのある男と女の会話を
ダリー・コール演じる管理人ごとく”覗き見する”ような感覚できき、
観る映画はゴージャスです。
また、つい口ずさんでしまいそうな歌が目白押しで楽しめました。
公式サイトにある、MUSIC2、4番は特に私のお気に入りです。
気に入りましたら、劇場に足を運んでください。

そして
「アンナとロッテ」有楽町スバル座
ドラマの時代背景付き公式サイト
予告編を見てから、是非観たいと切望していた作品でした。
この舞台背景も1926年から始まりす。
華の都では、狂気のモダニズムで、ドイツでは生活貧困から狂気の軍隊の足音が
聞こえ始めてきていました。
そんな観点から上記「巴里の恋愛協奏曲」と比べてみますと複雑な感じです。
双子の姉妹を通して、時代の犠牲者をドラマチックに描いていました。
ドラマの背景に戦争が重く圧し掛かっていますが、あまり説教臭くなく
双子姉妹の人生の不条理なめぐりあわせに心打たれます。
そしてー貧困と無知ーが戦争を引き起こし、双子の姉妹の如き国民の多くが
犠牲になったことを改めて考えました。
アンナとロッテ双子の姉妹は、東欧州の国々において
時代による、同じ民族が力により分割され、家族がばらばらになった
象徴と解釈するとこの映画理解しやすいかもしれません。

元旦から映画三昧!一年の計元旦に有り

ついでに、
さっきまで、TV東京系放映していました
「国盗り物語」
監督の一人に、以前東映京都でお世話になりました
森本浩史監督でした。
嬉しく、懐かしくBLOGしながら一挙観てしまいました。
森本浩史監督