COCO ISLAND

自由 気ままに のんびりと・・・

笹畝坑道・・・

2009-05-24 19:57:58 | 旅行日記(国内)
 弘兼邸のスゴいのを見た後、 笹畝坑道へ行きました。  

   


    吉岡(吹屋)銅山は807年に発見されたと伝えられているそうです。

  早速この狭い入り口から ヘルメットを被って中に入ってみました。  


 

  中もこんな具合に狭いし暗いし・・・・行けども行けども坑道が続きます。

              

              広くなったところでは こんな風にお人形が江戸時代の手堀りでの採掘の様子を

              見せてくれていました。昔の人は こんな暗い中で1日中銅を掘っていたんだなぁ~

              長生きできなかっただろうなぁ~~何て事を思っちゃいました。   


 

 この日は休日ではないので見学者はこの時旦那と2人だけ・・・

 こんなところで何かがあったらどうしよう??って思うほどちょっぴり怖かったです。 

 ここでは黄銅鉱、磁硫鉄鋼(硫化鉄鋼)が産出され、特に江戸時代はこの地から馬 

 や、船  を使って大阪の銅役所へ運ばれたそうです。  

  
 そして 磁硫鉄鋼(硫化鉄鋼)から偶然 発見されたのが この吹屋を繁栄させた

 「ベンガラ」なんだそうです。 

 「ベンガラ」・・・別名 紅殻とも言う酸化第2鉄を主成分とする赤色の無機顔料だそうです。

 朱とともに最も古くから用いられた赤色顔料だそうです。

  

 ベンガラは江戸中期に全国で初めて吹屋で生産されて以来、江戸末期、明治、大正と

 大いに繁昌を続けたそうです。  は明治の頃のベンガラ工場を復元したものだそうです。



 中では工程順に説明して下さっていました。

          さすがに工具もみんな  ベンガラ色  に染まってますねぇ~~  

           

            小屋の外には 石臼を使って碾く為に、その動力として使う水車も動いていました。

            吹屋を繁栄させたベンガラ産業も昭和47年の銅山の閉山後 昭和49年にその製造を

            終えたそうです。 
コメント (2)
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