7月25日(月)
今日は今回の旅行の一番の目的地 「犬島」へ行きます。
「犬島」って ご存知ですか? 岡山市にある島なんですが これがちょっと変わった島で・・・
明治後期に犬島精錬所が建設され 銅の精錬を行っていたそうです。最盛期には3000人
もの人が この地で生活をしていたそうです。しかし 銅の価格の暴落により、精錬所は
10年で操業を終えたそうです。 そして今は精錬所の遺構として、朽ち果てた
レンガ積みの煙突が数本残り、島のシンボルとなっています。
その銅の精錬所跡を保存再生して、美術館として2008年4月「犬島アートプロジェクト“精錬所”」
が開館されています。以前は予約者のみ見学可能だったそうですが、2010年度以降は
予約が要らなくなったみたいで それなら是非行ってみよう~~!って事になったんです。
宝伝という港から連絡船に乗って約10分で犬島に到着しました。
犬島アートプロジェクトを構成しているのは 建築家の三分一博志氏による自然エネルギーを
活用した建物、現代アーティストの柳幸典氏の作品、そして島に100年前から遺されていた
銅の精錬所の煙突群だそうです。
まずチケットセンターに行って 入場券を買ったのですがゲートがあり
すぐには入れて貰えません。
理由はよくわからないのですが
15分ごとに係の人が ゲートを開けてくれてその時に入場! 中は・・・
煙突・・・・
煙突・・・・
ちょっと上から見ると こんな感じなんですが・・・・
これを 『 近代化産業遺産 』 と言うそうです。
この迷路のように 煉瓦が積まれていて・・・・
向こうに見える海は 瀬戸内海ですよ!
工場群跡なんですよ~~ でもアートなんですよねぇ~~~。。。
いかがですか??ちょっとおもしろいでしょう~~!!!
これ!見てください! 中に人が写っているでしょう~~!
ここから見た時は 何故こんなに写っているのか 判らなかったのですが 後で判りました。
三分一博志氏による建築物の中へ入るには 勝手には入ることが出来ないみたいで
説明をして下さる方に 10分ほど待って下さいと言われ 呼ばれるまで待ってました。
正直 扉の中に何があるのか全く検討もつきません。
撮影は禁止!!
中に通されて、説明が・・・中は真っ暗・・・
何でも 遺構の煙突を使って、自然の空気の
流れを利用して 夏は涼しく 冬は暖かくなるように作られているそうです。
鏡を利用した 空気を暖めない採光の仕組みが、同時にトリックのような不思議な通路になっていて、
その何枚も使われた鏡に映ってる その時中にいた人影が この建築物の上にいた私の
カメラに写った!って事です。わっかるかなぁ????
これが 柳幸典氏の 『 ヒーロー乾電池 』 だそうです。
これはカメラで撮っても 実際に見て経験しないと判らないと思います。
それに1グループごとに分けて 中に入らないと人影が鏡に映っちゃうんですよねえ~~
他にも 三島由紀夫の家から移設した木材を利用したアートなどがあり 色々説明して
下さいましたが正直 ほとんど頭に残ってません。
でも とってもおもしろい空間で
是非 騙されたと思って とにかく一度 訪れてみてください。
こちらは発電所跡です。映画のロケ地としても使われたそうですよ!