SARAのブログ

日々のことあれこれ

加藤諦三さん

2014-04-19 00:27:28 | 不安障害
明日は私が住む地域で大きな行事があります。

先日、自治会の役員会があった時、
その行事が明日あるということと、
その行事の前日に役員の人にはなるべく協力をして欲しいという
要請がありました。
我が家は役員なので行くべきか・・と悩んだのですが
旦那ともあれこれ話し合い、
結局今回は行かないと決めました。
決めたらなんだかそれでもう、その行事が終わったかのように思っていた私は、
今日、予約していた歯医者に行こうと車を走らせたら・・・

「あれ~公民館の前に人がたくさんいる~。

 あ!!そうか!!明日が行事の日か!!」

とそこで改めて思い出したわけであります。

でもとりあえず歯医者に行かねばと
歯医者に向かい、
治療されていたらまたその行事の件を一瞬で忘れ、
無事に治療が終わったので家に帰ろうと
また公民館の近くまで来たらウヨウヨと人がいるのが見えて

「あ!!そうだった!!」

と再び思い出し、急いで立ち去ったのでありました。

我が家はどうしてもその公民館を通り過ぎないと
家に帰れないのです。
でもその前を通りかかって私の顔に気づかれたら
シレっとサボっているのが丸わかりになるわけで。

なので立ち去りました。
もう今日は夕方まで家に帰れないなと覚悟しました。^^;
↑大げさですが・・。



さて、家に帰れないとなったら
どこへ行こうかと。

まず向かったのは本屋さん。

最近良く行く大型の本屋さんで
とにかく置いてある本の種類がすごいのです。
そこへ行きました。

そして最近私が一番気にしております、
メンタル系の本を見てみようと思ったんです。

「これは絶対に買おう」
と今現在決めている本があるのですが
それは恐らくないだろうなとは思っていました。
なくても他に読んでみたい本があったら買って
またどこかファミレスでも行って
時間をつぶそうと思っていました。

案の定、私が狙っていた本は置いておらず、
そして意外にもその本屋さんにはメンタル系の本が
とても少なくて。
それには少し残念。

でもその数少ないメンタル系の本の中にちょっと気になった本が
ありまして。

「軽いうつ病D氏の日常生活」

という本です。

これは加藤諦三さんという心理学者の方が書かれた本で、
実は私はこの加藤諦三さんの本を何冊も持っているんです。
と言っても、
自分で買ったわけではありません。
全部旦那が買いました。
旦那はラジオ好きでいつもラジオでこの心理学者の先生の
人生相談を聞いていました。
もう何年も前から。
そこでズバリ相談者さんの核心をつくことを言い当てる加藤さんを
いつも感心していたそうで。
なので、
ちょっと不思議なことに、その当時特にメンタル系で悩んでいるわけでもなかった
私達夫婦の家に
私がこのように不安定な状態になる前から
加藤さんの本がたくさんあったわけなんです。
なので、
私も加藤さんの本をもう何年も前に読んでいました。
そしてびっくりすることに
加藤さんが本の中に書いている、「神経症者」と呼ばれる人の
特徴がとても自分と似てるとその当時から思っていました。
いや、正に私だな、と。
でもその時は自分のメンタルについて
今ほど深刻に考えたこともなかったし、
自分に当てはまっていること自体を疑いはしなかったけど
重くは受け止めてませんでした。
何より
「私は神経症なんかじゃない」と固く信じていました。
「そんなんじゃないよ」と。

でも今は
「神経症」という枠組みに自分がピッタリ入る入らないという問題よりも、
とにかく私はメンタルに問題のある人間であることに
間違いはないわけで。
特に加藤さんが例にあげて書かれているような症例は恐ろしいほどに
自分に当てはまるということはむしろ喜んで認められますし、
その上で改善できることがあるなら改善したい。
なので
今回新たに加藤さんの本をまた読んでみることにしました。
何より、
その本の最初の1ページを本屋さんで立ち読みしただけで
「あ、これ、私だ」
と感じたのでした。
「私のことが書いてある」と。
これを読まずにいられるか~~~~って。^^

ただ。

以前加藤さんの本を読んだ時にも良く思っていたこと。

それは

「じゃあ、どうしたらいいの?」

ということ。

加藤さんがわかりやすく例にあげて書いてくださっている人は
正に私で、
読んでいると
「そうそう、そうなんだよ!!そう思っちゃうんだよ!!
なんでここまでわかってくれるんだよ!!」
とまぁ、興奮します。
見事に言い当ててくれてる。
本当に。
嬉しいほどに。

そしてどうして私のような人がそう思ってしまうのかも、
どんな理由で私のような大人が出来上がったのかも、
良く説明してくれてます。
「そうか、そんな理由があったのか。
いや、言われれば確かにそうだ。」
とその理由についても、物凄く納得できます。

でもその先。


で?

じゃあ、どうすればいいの?

いや、
答えは本当は本文の中にちゃんとあるのかもしれません。
それを私がちゃんと読み取れないだけかもしれません。

そんな私のような馬鹿に向けて
はっきりと、
具体的に、

「そういう人は、こうすればいいのです!!」

「こうしましょう!!」

と。

いえ、そういった事も書かれていることは書かれてあるんです。

でももっと欲しい。

「うつ病になる人は・・」

と私のような人間のことをズバリと、
これでもかと言い当てている数々の例文と同じくらい。

もっとズバっと

もっといっぱい

「こうするといい」

の例が欲しい。




いや・・・




もしかしたらこんな風にすぐに結果を求めるというか
すぐに劇的に何かが変わる方法みたいなものを望んでいること自体が
きっと違うのかも。

「そうか、私の中にはこんな種類の膿がたまっていたんだな、
こんな生き方をしてきたからそういう膿がたまるんだな」

それがわかって、
それを自分で認めることが一番大切なことで。

それがわかった上で、
また時間をかけてゆっくりと
改めて「本当の自分」探しをしなくてはいけないのかもしれません。
だって「本当の私」は私にしかわからない。
っていうか、
「本当の自分」を今現在は自分でも良くわかってないということすら、
自分で気づいてなかった。



本当の私は一体何がしたいんだろう。

何が好きなんだろう。

どう生きていきたいんだろう。



人にこう思われたいからするとか

人にこうして欲しいからするとかじゃなくて。



うーーーーーん、今はやっぱわかんない。



わかんないからせっかちな私はちょっとヤキモキもしてるけど
でもそれがこれからわかるかもしれないと思うと
ちょっとワクワクもしてます。





今日はこの本が読めて良かったです。

自治会から逃げて「あ~あ」って思ってたけど
こんな出会いもあるんですね。



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