SARAのブログ

日々のことあれこれ

義実家

2022-09-04 17:08:29 | 日記

旦那が休みだったので義実家に行ってきた。

正直今回も行きたくなかった。「今回も」というか、今回は特に

行きたくなかった。

前回行ってからちょっと間が空いてしまったからというのもある

が、今日は実は朝一番で住宅ローンの保証の説明を聞く為に来客

があったので、やはり2つ要件が重なるというのがもう既に私の

キャパオーバーだったのだと思う。

しかし前回にもここに書いていたが、旦那の休日は以前に比べる

とあちこち行くことが多くなってきたので、旦那も私も何かの用

事で週末が潰れてしまうというのがもったいなく、なるべく用事

は一日で収めたいというのもあり、そのようにした。

 

が、やはり心は正直で、義実家に行く強い憂鬱、来客の緊張や不

安、そして前の日に夫婦間で出た旅行の話などのことで私の脳は

一気に興奮状態になっていた。

前の日の夜遅くまで旦那に絡み、おまけにその前の日も私は寝不足

でもあったので精神状態は非常に悪かった。

そんな状態でゆうべは寝たので当然また良く眠れず、結局4、5時

間しか寝ないまま今日の朝を迎え、まんまと2日連続の寝不足状態

になった。

朝9時に営業の人が来て結局10時半くらいまで話が続いた。

そのあと支度して義実家に着いたのは11時過ぎだった。

 

義母は今日はなんだか機嫌が悪かった。

話を聞くと、2日前に指先が化膿し、その日たまたま義姉が来てい

たらしく、義姉が「これは病院に行った方がいい」ということで

病院に行ったら麻酔もせずに切開されたと言っていた。その痛み

が続いているらしく、ただでさえストレスフルな義母の生活にまた

一つ苦痛が加わってしまったという状態だったのだろう。

最初は義母は、私達は2人で言っているのに、旦那にしか話さない

し、なんだか私のことは避け気味で、旦那が移動すると旦那の方ば

かりに行ったりしていたので「え?なんなの?」と思っていたが、

そのうちまたいつものように義母は私に愚痴り出した。

「SARAちゃん、私はもうね、何もかも嫌になったよ、もう生きて

いたくない、早くお父さんのところに行きたい」

今回はその「嫌さ加減」の強度で言うといつもより強い方だったの

だろうが、義母は、普段から同じような愚痴はつぶやいてはいるの

で、こういうことを言うのは今回に限ったことではないのだけど。

そのうち義母は「SARAちゃん、お掃除屋さんどこか知らない?」と

言い出した。

義母がこういう風に切り出すのは要するに掃除をしてほしいという

ことなのだ。でも義母なりに遠慮もあるのだろう、義母はいつもこ

ういう言い方をする。

「お掃除屋さんは知らないけど・・・どこをやってほしいの?」と

聞くと、「全部よ!全部!」

とにかく埃が気になってしかたがないと言う。

でも体が思うように動かないから、特に天井近くの方の埃が下に

舞ってくるのが気になるというので、「じゃあ、私がやろうか?」

と言った。

正直今回は私も寝不足状態だったし、朝もバタバタしていて何も食

べずに義実家に来ていたので、掃除するのは面倒だったが、「じゃ

あ、今度掃除をしに来るね」と言ってしまうと、また次に持ち越さ

れるのが嫌だったので、それならもう今日一気に済ませてしまおう!

という、もうその場の勢いだけだった。

1時間近くみっちり義母の気になるところを掃除し、私と旦那は

汗だくになった。掃除が終わっても義母はまだ私達にいてほしかっ

たのだろう、「これから何か用事あるの?」と聞いていたが、旦那

も私があまり調子が良くないのを把握していたのですぐに「これか

ら出かけるから」と言ってくれていたので12時過ぎには義実家を出

た。

しかし義母はずっと気になっていた埃が綺麗になり、スッキリし

たのか満足そうにはしてくれていた。

そして今回義母に初めて言われたことがあった。

 

「○○(私達夫婦が住んでいる土地の名前)の家を売って、あんた

たち、ここで私と一緒に住まない?」

 

ビックリした。

もちろん話の流れでの冗談でも何でもない。それは唐突で、でもそ

の唐突さがまた義母の真剣味を物語っていた。旦那はすぐに「なん

でわざわざウチを売ってもっと古い家に住まなきゃなんないんだよ」

と言っていた。

真剣な義母の申し出に対して旦那はわざと茶化すような言い方を

したような気がする。義母の真剣さに真剣に断ってしまう方が

違うと咄嗟に思ったのだろう。ちょっとはぐらかすような言い方

でもあったので、義母はそれ以上は何も言わなかった。

もちろん私だって義母と一緒になんか住みたくないし、考えたこ

ともない。旦那が断ったのも当然のことだ。

しかしちょっと嬉しかったのは、義兄夫婦より私達を選んでくれ

たことだ。まぁ、そう思っているのはもしかしたら私達だけで

本当は義兄夫婦にも同じことを言って断られている可能性もある

が、それにしても、義母が旦那だけじゃなくて私とも一緒に住ん

でもいいと思ってくれたことは意外だった。

 

義母はマッサージを週に2回頼んでからはそれ以前に比べたらちょ

っと調子が出てきたようにも見えた。

今回は指のこともあったのだろうが、とにかく1人でいるのが耐え

られないといった感じだ。まぁ、当然だろう。私だって旦那がいな

くなって1人になったらたぶんその孤独に耐えられる自信はない。

ましてや、義母のように体が不自由になったら尚更だと思う。

だからなるべく交流を持ち、ちょっとの時間でもなるべく行って

あげた方がいいのだろうとは思う。けど、私が行くたびに義母に

マッサージをしていることは義兄も知っていて、その義兄がわざわ

ざ私に「これからは週に2回マッサージを頼んだんで」と言ってきた

ことが私は気になっていて、要するに義兄は私1人が義実家に出入り

することが気に入らないのだろうと思ったし、私自身も「これから

は私1人でも週に1回くらいで行こう」と決めたものの、実際にやっ

てみるとそれは私にはやはり過度であったので、最近は月に3回くら

い行けたらいいかなと思っていた。そして1人ではなるべく行かずや

はり旦那と一緒に極力行こうと思っていた。

そういうこともあり、今の形を取っている。

 

しかし私にしてみれば上出来だ。

 

10年前の私だったらこんなに頻繁に義実家に出入りすることなど

到底できなかっただろう。

しかも義母には若いころから嫌な思い、悔しい思い、傷つけられた

ことも数多くあった。

それでも今義母の晩年にここまで義実家に関わっているのだから

自分の中では良しとしている。

 

今回も何とかまた義実家訪問が終わった。

ホッとした。

 


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