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ザラメの記憶

2020年11月11日 | Weblog


終日晴れでしたが、何もしないでいると寒さを感じる日でした。部屋の中では今は14℃
あります。
この頃は、買い物に出かけても必ずと言えるほど、一品か二つくらいは買うのを忘れて
しまうことが多くなりました。

 

昨日は、フルート教室から一人で運転をして帰路についたのですが、確か買いたいものが
あったはずなのだがと思って、スマホにある「メモ帳」と言うアプリを確かめたのですが、
メモしてありません。
「いや、きっと買いたい物があったはず」と思いながら家に着いたら思い出しました。
「そうだ、血圧測定器だった」。ガックリ。・・・・。
そんな時に、むかし流行ったコメディのグループの一員がよく言っていた口調で言えば
「ガチョーーーーーん」。

 

今日は出かける用事ができたので、忘れずに買ってきました。
デスクの上に置いて測定するタイプ。それから、ベルト状のものを腕に一巻きし、
電源を入れるものと二つのタイプを売っていました。
据え置き型は値段が高いです。が、腕を筒状になっているところに入れて電源を
入れれば、すぐにはかれるので面倒くささが省けます。ですが、それを何処に置く?? 
店員さんの
話では、お医者さんにはこのタイプのものが置いてあるとか。私は医院をやって
いません。冬だったらコタツにあたりながら測定します。すると、やや屈み込んで
測定。それに何時もコタツの天板にあると邪魔っけです。

で、できるだけ小さなベルトを使うタイプにしました。幸いそのタイプの中には、
ずっと安い物がありました。測定値は変わりはないそうです。
値段が高いからと言って、低い測定値が出るわけでもないし・・・。
     ↑
  名案がうかんだのです

 

ついでに、隣のホームセンターで、猫のミーちゃんの餌を・・・。驚いたことには、
青年が入ってきて、店に置いてあるあの籠の中に、無造作にどんどん高い餌を山盛り
入れてサッサと買って帰っていきました。何たる買い方をするんじゃ。それにひょっと
すると万(円)単位の買い物をしたんじゃぁないか???
相当 猫が好きな兄ちゃんなんだなーと、ビックリしました。いやいや、世の中には
もっともっと凄いのがいるはずだな。と思ったりして楽しかったです。

 
もっとも、私などご先祖様に知られたら怒られてしまいます。「猫なんかは味噌汁
ぶっかけご飯で良いのに。」と言われますね。昔は猫権(ねこけん)は低かったです。
人間なら人権です。
ご先祖様の頃は猫権のこともありますが、それ以前に今よりかなり貧しかったですからね。
私が育つ戦後の頃はひどかったです。砂糖なんか舐められなかったス。

 

茶箪笥の一番上にザラメと言う砂糖の入った壺があるのは知っていました。しかし、
私は幼児だったので、絶対に届かない。そこで武蔵は考えた。
茶箪笥の引き出しを少しずつ引き出し、それにつま先を乗っけて、つまりハシゴ
代わりにして、最上段に届いたのです。あの頃は私は頭が良かったのかも知れません。
そこで、スプーンを壺の中に入れて思いっきり舐めました。ところが、不自然な
不安定な姿勢をしながらの盗み食いですから、スプーンはプルプルプルプルと
震えるのです。砂糖はパラパラと壺の周りに・・・。それを拭き取るなんて言う
知恵はまだありませんでした。しばらく経ってから、見事に砂糖を舐めたのが母親に
見つかっちゃったのです。怒られました。
「母ちゃん、なんで知ってるの?」「砂糖がこぼれてる」・・・・・。 

  そうだったんだ。

いろいろなことを思い逆算して考えると、昭和23年か24年前後の頃のことだったと
思います。それにしても、美味しかったという記憶は残りました。怒られたことも。
ザラメの記憶をたどると、猫の餌を買うことなんか、とても大変なことなんです。
ミーちゃんはそなことがあったのを知らないだろう。