たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はチャイコフスキー:交響曲第4番です。
クラシック初心者の方にこの曲をすすめるのも、どうかと思いましたが、結構好きな曲
だし、ブログだし、聴いて欲しい曲だし、ま、いっか!てな事で今日はこの曲です。
はじめに、この曲を紹介する事をためらった理由は、やっぱり暗い曲なんですね。というか
ちょっと怖いとも取れる曲なので、一番最初にこの曲を聴いて「ああやっぱりクラシック
って硬くてつまらないいんだ。」って思われると心配しましたが、ベートーヴェンの「運命」
と一緒で、最後まできいてね。という曲でもあります。
この曲が暗い一番の理由は、作曲家の当時の状態に深く影響を受けているようですね。
そうなんです。チャイコフスキーが離婚した時に書いた曲だからなんですね。(たぶん)
チャイコフスキーにはその当時熱烈なファンの女の子がいて、かなり激しく言い寄って
くるもんだから、仕方なく結婚したとも言われていますから、そんなきっかけで結婚し
ちゃったら、やっぱり、あんまりうまくいかなかったのかもしれないですね。
第1楽章:ホルンの強烈なファンファーレに続き、更に強烈なトランペットが同じファン
ファーレを重ねていきます。かなり強烈なインパクトがありますから、ちょっとビビって
しまうかもしれません。そこから強烈な絶望的なフレーズが延々と続いていきます。
とても悲しい悲劇的な曲調がつづきます。中盤に入ると、クラリネット・フルートから
はじまり、弦楽器がやさしく演奏するフレーズが出てきます。前半の絶望的とも言える
メロディと比べると、闇間に差すひとすじの灯りにも聴こえますが、あきらめ、とも
とれてしまいますから、不思議ですね。とにかく盛り上るところも、静かなところも
たっぷり楽しめる曲だと思います。
第2楽章:オーボエの渇いたようなメロディが1楽章を引きずっているように聴こえます。
しかし、1楽章とは違い、基本的にはおとなしめの静かな曲調が続きます。ただ、やはり
暗い曲には変わりありません、1楽章で激しく味わった絶望と苦悩を静かに思い出しな
がら、涙ながらに訴えているようにも聴こえます。
第3楽章:1・2楽章とは違い、全編に渡りピチカート(注1)で演奏されるこの曲は、
時には可愛らしく、時には様子を伺っているような、魅力たっぷりな曲ですね。
今までの事を忘れてしまったかのような、あっけない感じもします。
第4楽章:これまでの暗い雰囲気を一気に蹴散らしてしまうかのような、「ドカーン」
と一発トランペットを中心にした、大きなフレーズが大音響で流れてきます。
うじうじしてても、仕方がないやと言わんばかりのメロディが続いていきます。
しかし途中、また思い出したかのように暗くなりそうなところもありますが、なんとか
ふんばります。すると、忘れた頃になんと!冒頭のあのトランペットのファンファーレが!!
聴こえてくるではありませんか!?そこで一度立ち止まり、落ち着いて考えますが、
やはり、いつまでもそんな事を気にしてはいけないと、最後は盛大に盛上がって終わります。
前半は激しいフレーズが続きますが、おそらくどのCDでも熱のこもった演奏ですから、
その魅力を十分に味わえる一曲だと思います。あわせて、3・4楽章は明るく、特に4楽章
はハデですから、最後まで聴くとスカッと爽快な気分になれると思います。
気晴らしに聴くなら4楽章だけでもいいかもしれないですね。
(注1)ピチカート:弦楽器の演奏法で、弦を弓で弾かず指ではじいて鳴らす演奏の事です。
≪オススメCD≫
熱のこもった交響曲第4番も是非聴いてみてくださいね。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆☆★ →激☆☆☆☆☆
哀:☆☆☆☆★
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
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今日はチャイコフスキー:交響曲第4番です。
クラシック初心者の方にこの曲をすすめるのも、どうかと思いましたが、結構好きな曲
だし、ブログだし、聴いて欲しい曲だし、ま、いっか!てな事で今日はこの曲です。
はじめに、この曲を紹介する事をためらった理由は、やっぱり暗い曲なんですね。というか
ちょっと怖いとも取れる曲なので、一番最初にこの曲を聴いて「ああやっぱりクラシック
って硬くてつまらないいんだ。」って思われると心配しましたが、ベートーヴェンの「運命」
と一緒で、最後まできいてね。という曲でもあります。
この曲が暗い一番の理由は、作曲家の当時の状態に深く影響を受けているようですね。
そうなんです。チャイコフスキーが離婚した時に書いた曲だからなんですね。(たぶん)
チャイコフスキーにはその当時熱烈なファンの女の子がいて、かなり激しく言い寄って
くるもんだから、仕方なく結婚したとも言われていますから、そんなきっかけで結婚し
ちゃったら、やっぱり、あんまりうまくいかなかったのかもしれないですね。
第1楽章:ホルンの強烈なファンファーレに続き、更に強烈なトランペットが同じファン
ファーレを重ねていきます。かなり強烈なインパクトがありますから、ちょっとビビって
しまうかもしれません。そこから強烈な絶望的なフレーズが延々と続いていきます。
とても悲しい悲劇的な曲調がつづきます。中盤に入ると、クラリネット・フルートから
はじまり、弦楽器がやさしく演奏するフレーズが出てきます。前半の絶望的とも言える
メロディと比べると、闇間に差すひとすじの灯りにも聴こえますが、あきらめ、とも
とれてしまいますから、不思議ですね。とにかく盛り上るところも、静かなところも
たっぷり楽しめる曲だと思います。
第2楽章:オーボエの渇いたようなメロディが1楽章を引きずっているように聴こえます。
しかし、1楽章とは違い、基本的にはおとなしめの静かな曲調が続きます。ただ、やはり
暗い曲には変わりありません、1楽章で激しく味わった絶望と苦悩を静かに思い出しな
がら、涙ながらに訴えているようにも聴こえます。
第3楽章:1・2楽章とは違い、全編に渡りピチカート(注1)で演奏されるこの曲は、
時には可愛らしく、時には様子を伺っているような、魅力たっぷりな曲ですね。
今までの事を忘れてしまったかのような、あっけない感じもします。
第4楽章:これまでの暗い雰囲気を一気に蹴散らしてしまうかのような、「ドカーン」
と一発トランペットを中心にした、大きなフレーズが大音響で流れてきます。
うじうじしてても、仕方がないやと言わんばかりのメロディが続いていきます。
しかし途中、また思い出したかのように暗くなりそうなところもありますが、なんとか
ふんばります。すると、忘れた頃になんと!冒頭のあのトランペットのファンファーレが!!
聴こえてくるではありませんか!?そこで一度立ち止まり、落ち着いて考えますが、
やはり、いつまでもそんな事を気にしてはいけないと、最後は盛大に盛上がって終わります。
前半は激しいフレーズが続きますが、おそらくどのCDでも熱のこもった演奏ですから、
その魅力を十分に味わえる一曲だと思います。あわせて、3・4楽章は明るく、特に4楽章
はハデですから、最後まで聴くとスカッと爽快な気分になれると思います。
気晴らしに聴くなら4楽章だけでもいいかもしれないですね。
(注1)ピチカート:弦楽器の演奏法で、弦を弓で弾かず指ではじいて鳴らす演奏の事です。
≪オススメCD≫
熱のこもった交響曲第4番も是非聴いてみてくださいね。
チャイコフスキー : 交響曲第4番ヘ短調ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, チャイコフスキー, カラヤン(ヘルベルト・フォン)ユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆☆★ →激☆☆☆☆☆
哀:☆☆☆☆★
楽:☆★★★★
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