たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日は「新しいCD続々」です。
先日は、CDを買いに行ったときのドタバタの話を書いてみましたが、
そのときに、見た事無いCDを見たので今日はその話を・・・。
売り場でいろいろと探していると、まず目に入ってきたのが、Blu-SpecCD(ブルースペックCD)「おお、なんじゃコリャ!また新種のCDができたのか!?」帰ってからまた、家で調べてみよう。とか思いながら、とりあえず目当てのCDを探しつつ・・・、
すると、また見た事無いCDが・・・、今度はHQCD(ハイクオリティCD)「!!?・・・これも普通のCDと違うのか?!CDの背中だけ見てると、SHM-CDかと思った。」なんだかややこしい事になってるなぁ・・・と思いながら、再び店内を歩く。
という感じで、その時はそのまま見過ごしていましたが、帰ってからネット検索してみると・・・。
結構いろいろな記事があるのでどれにしようかとも思いましたが、以前、紹介していたSHM-CDを含めた記事を見つけたので、それを引用してみようと思います。
2月18日【NIKKEI NET 「IT+PLUS」より抜粋】
―――――――――――――・・・
■「液晶テレビ素材」で作ったSHM-CD
SHM-CDがいかに誕生したか。それは、日本ビクターからの持ち込み提案であった。ユニバーサルミュージックの担当者は、それまでもCDの音質改善にさまざまな努力を重ね、マスタリング過程の高音質化や製造過程のクオリティー向上に努めていた。ところが、それまでとは違う、材料を変えるというアプローチが新鮮に映った。
日本ビクターの製作部門の申し入れを受け入れて、様々なトライをした。そして、提案された素材でCDをつくり聴いてみたところ、通常盤と非常に大きな違いがあることにびっくりしたという。
この素材は、液晶ディスプレーのフィルターに使われるプラスチック材料で、基本的にはポリカーボネートの一種だが、通常のCDに使われるものより透明性が高い。俗っぽく言うと「液晶テレビ素材で作ったCD」というわけだ。
第1弾のリリースは2007年秋。その後、発売した数タイトルのSHM-CDは市場の反応がよく、シリーズものとして展開していった。現在は新譜も加え、ユニバーサルミュージックのCDビジネスの中で重要な位置を占めるに至っている。
■反射率を改善したHQCD
次にでてきたのが、CD製造会社のメモリーテックが提案し、EMIミュージック・ジャパン(東芝EMI)が乗った「HQCD(Hi Quality CD)」だ。HQCDは新しいポリカーボネートを使っている点では基本的に共通しているが、それに加えて反射膜の素材に特殊合金を採用し反射率を改善したことが違う。それによりレーザー・ディテクターの読み取り精度を高めている。
これはEMIの様々なディスクに採用され、非常に音質向上に寄与していると私は聞いた。
■ソニーが独自開発したブルースペックCD
3番目の新素材CDは、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)がここにきて打ち出した「Blu-spec(ブルースペック) CD」だ。SMEは去年2月くらいからSHM-CDの研究を始め、同時に独自のメソッドを開発することも検討していた。一時はSHM-CDを採用する方向で動いていたが、秋以降、自社の技術を使った独自の高音質CDメソッドを完成させた。
SHM-CDもHQCDも素材の革新がセールスポイントだが、SMEはそれに加え、ピットの成形性を最重要視した。レーザー光を反射させるピット孔を正確に成形することで、結果として信号成分に含まれるジッター(時間軸歪み)を激減させたとしている。
Blu-spec CDの「Blu」は、Blu-ray Disc(ブルーレイ・ディスク、BD)からきている。BDディスクのカッティング用の半導体レーザーを使って、CDのカッティングを行う。その御利益は、高精度な加工を可能にしたことだ。通常のCDカッティングでは波長458ナノメーターのアルゴンガスレーザーを使っているが、発熱が大きく、対策としてファン冷却しなければならない。振動が発生するので、抑える対策もいる。半導体レーザーならそれは無用で、正確なカッティング環境となる。波長が短いので微細な加工ができ、ピットのエッジをシャープに形成することが可能だ。
基材にポリカーボネートでもより分子量が高いものを使い、金型原盤からの転写性を上げている。これまでビット周辺がもりあがっていたが、平坦にできたという。BDを製造している立場を活かし、他社の真似ができない技術的な仕掛けをなしたのだ。
Blu-spec CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルのカタログタイトルをベースにすでに数十タイトルを販売しており、今年2月には新譜にも採用する。
―――――――――――――・・・
2月18日【NIKKEI NET 「IT+PLUS」より抜粋】
更に上の記事は続き、これに加えて「ガラスCD」なるものも紹介しています、加えてそれを含めた「4種徹底聴き比べ」をした感想みたいなのも載ってましたのでリンクしておきます。(万一、記事からの転載・リンク等に不都合がありましたら削除しますので、ご一報ください。※メールチェックに時間かかる場合があります。)
【いずれも2枚組の聴き比べCD】
≪SHM-CD≫
≪HQCD≫
≪Blu-Spec CD≫
まぁ、要するに、どれも現行のいわゆる「普通のCD」よりもいい音が、これまでと同じCDを聴くプレイヤーで聴けますよ。
って事ですよね。
それにしても、まぁ次から次へと日進月歩というか、技術革新というかスゴイですね。例によって上の新種CDを未だいづれも一回も聴いた事ないんですが、とりあえず、それぞれのサンプルCDを買って、自分で聴き比べをして、感想をブログに書いたりすると面白いんでしょうが、ここに来てプラス3枚となると・・・、(この間CD買ったばかりだし。)
合わせて、果たしてその「違い」が自分にわかるかどうかも微妙・・・。
逆に、あまりにも「その差」がありすぎて、これらのいわゆる「新種のCD」にハマっちゃったら・・・、またCDを買うのにお金がかかりそうだし・・・。
加えて、クラシックの場合は録音年代や場所や状況によっても結構、その音は左右されそうだし・・・、と悩みの種は尽きないですが、興味津津なんですが、そのうちまた、「ウルトラCD」みたいな更に新種のCDが出ちゃったりなんかしちゃったりして・・・。
今日は「新しいCD続々」です。
先日は、CDを買いに行ったときのドタバタの話を書いてみましたが、
そのときに、見た事無いCDを見たので今日はその話を・・・。
売り場でいろいろと探していると、まず目に入ってきたのが、Blu-SpecCD(ブルースペックCD)「おお、なんじゃコリャ!また新種のCDができたのか!?」帰ってからまた、家で調べてみよう。とか思いながら、とりあえず目当てのCDを探しつつ・・・、
すると、また見た事無いCDが・・・、今度はHQCD(ハイクオリティCD)「!!?・・・これも普通のCDと違うのか?!CDの背中だけ見てると、SHM-CDかと思った。」なんだかややこしい事になってるなぁ・・・と思いながら、再び店内を歩く。
という感じで、その時はそのまま見過ごしていましたが、帰ってからネット検索してみると・・・。
結構いろいろな記事があるのでどれにしようかとも思いましたが、以前、紹介していたSHM-CDを含めた記事を見つけたので、それを引用してみようと思います。
2月18日【NIKKEI NET 「IT+PLUS」より抜粋】
―――――――――――――・・・
■「液晶テレビ素材」で作ったSHM-CD
SHM-CDがいかに誕生したか。それは、日本ビクターからの持ち込み提案であった。ユニバーサルミュージックの担当者は、それまでもCDの音質改善にさまざまな努力を重ね、マスタリング過程の高音質化や製造過程のクオリティー向上に努めていた。ところが、それまでとは違う、材料を変えるというアプローチが新鮮に映った。
日本ビクターの製作部門の申し入れを受け入れて、様々なトライをした。そして、提案された素材でCDをつくり聴いてみたところ、通常盤と非常に大きな違いがあることにびっくりしたという。
この素材は、液晶ディスプレーのフィルターに使われるプラスチック材料で、基本的にはポリカーボネートの一種だが、通常のCDに使われるものより透明性が高い。俗っぽく言うと「液晶テレビ素材で作ったCD」というわけだ。
第1弾のリリースは2007年秋。その後、発売した数タイトルのSHM-CDは市場の反応がよく、シリーズものとして展開していった。現在は新譜も加え、ユニバーサルミュージックのCDビジネスの中で重要な位置を占めるに至っている。
■反射率を改善したHQCD
次にでてきたのが、CD製造会社のメモリーテックが提案し、EMIミュージック・ジャパン(東芝EMI)が乗った「HQCD(Hi Quality CD)」だ。HQCDは新しいポリカーボネートを使っている点では基本的に共通しているが、それに加えて反射膜の素材に特殊合金を採用し反射率を改善したことが違う。それによりレーザー・ディテクターの読み取り精度を高めている。
これはEMIの様々なディスクに採用され、非常に音質向上に寄与していると私は聞いた。
■ソニーが独自開発したブルースペックCD
3番目の新素材CDは、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)がここにきて打ち出した「Blu-spec(ブルースペック) CD」だ。SMEは去年2月くらいからSHM-CDの研究を始め、同時に独自のメソッドを開発することも検討していた。一時はSHM-CDを採用する方向で動いていたが、秋以降、自社の技術を使った独自の高音質CDメソッドを完成させた。
SHM-CDもHQCDも素材の革新がセールスポイントだが、SMEはそれに加え、ピットの成形性を最重要視した。レーザー光を反射させるピット孔を正確に成形することで、結果として信号成分に含まれるジッター(時間軸歪み)を激減させたとしている。
Blu-spec CDの「Blu」は、Blu-ray Disc(ブルーレイ・ディスク、BD)からきている。BDディスクのカッティング用の半導体レーザーを使って、CDのカッティングを行う。その御利益は、高精度な加工を可能にしたことだ。通常のCDカッティングでは波長458ナノメーターのアルゴンガスレーザーを使っているが、発熱が大きく、対策としてファン冷却しなければならない。振動が発生するので、抑える対策もいる。半導体レーザーならそれは無用で、正確なカッティング環境となる。波長が短いので微細な加工ができ、ピットのエッジをシャープに形成することが可能だ。
基材にポリカーボネートでもより分子量が高いものを使い、金型原盤からの転写性を上げている。これまでビット周辺がもりあがっていたが、平坦にできたという。BDを製造している立場を活かし、他社の真似ができない技術的な仕掛けをなしたのだ。
Blu-spec CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルのカタログタイトルをベースにすでに数十タイトルを販売しており、今年2月には新譜にも採用する。
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2月18日【NIKKEI NET 「IT+PLUS」より抜粋】
更に上の記事は続き、これに加えて「ガラスCD」なるものも紹介しています、加えてそれを含めた「4種徹底聴き比べ」をした感想みたいなのも載ってましたのでリンクしておきます。(万一、記事からの転載・リンク等に不都合がありましたら削除しますので、ご一報ください。※メールチェックに時間かかる場合があります。)
【いずれも2枚組の聴き比べCD】
≪SHM-CD≫
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≪HQCD≫
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≪Blu-Spec CD≫
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まぁ、要するに、どれも現行のいわゆる「普通のCD」よりもいい音が、これまでと同じCDを聴くプレイヤーで聴けますよ。
って事ですよね。
それにしても、まぁ次から次へと日進月歩というか、技術革新というかスゴイですね。例によって上の新種CDを未だいづれも一回も聴いた事ないんですが、とりあえず、それぞれのサンプルCDを買って、自分で聴き比べをして、感想をブログに書いたりすると面白いんでしょうが、ここに来てプラス3枚となると・・・、(この間CD買ったばかりだし。)
合わせて、果たしてその「違い」が自分にわかるかどうかも微妙・・・。
逆に、あまりにも「その差」がありすぎて、これらのいわゆる「新種のCD」にハマっちゃったら・・・、またCDを買うのにお金がかかりそうだし・・・。
加えて、クラシックの場合は録音年代や場所や状況によっても結構、その音は左右されそうだし・・・、と悩みの種は尽きないですが、興味津津なんですが、そのうちまた、「ウルトラCD」みたいな更に新種のCDが出ちゃったりなんかしちゃったりして・・・。