ラットは今日も、きみのために。

マウスも研究者も頑張っています。
医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

インスリンを傷口に塗ると回復が早まる=UCR

2006年12月13日 | ラット
 米カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)の研究者らは、膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンを傷口に塗ると回復が早まることを発見した。動物実験で効果を確かめた。
どんな細胞や分子に働くかもわかっており、同じ効果を持つ安価な物質を開発できれば治りにくい傷の治療薬になるとみている。

 ラットを使って実験したところ、インスリンを塗った方が表皮の細胞が早く傷口を覆い、真皮の細胞による血管の再形成も早まった。人の細胞株を使った実験では、皮膚の細胞の増殖や移動を促し、微小血管の内皮細胞の移動を促進する効果があることもわかった。

[2006年12月13日/日経産業新聞]
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2006121207215h1