チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

防衛局、また台風対策を怠りオイルフェンスが流失、岸壁に絡みついてしまった!

2015年07月11日 | 沖縄日記・辺野古

  7月11日(土)、台風9号がやっと通り過ぎた。朝、海の状況を確認するために辺野古へ向った。まだ風が強く、高速道路を走っていても時々、ハンドルを取られる。シュワブのゲート前には、もう数十人の人たちが監視に集まっていた。

 大浦湾に入って驚いた。防衛局が工事の施工区域にそって一面に張り巡らしていたオイルフェンスが流れ、瀬嵩の岸壁に絡みついているのだ。

 昨秋にも同じようなことがあった。10月、台風19号が来た際、アンカーが引きずられフロートが海岸に打ち寄せられてしまったのだ。その際、海底のサンゴ礁が破損し、大きな問題となった。鉄板を重ねたアンカーの多くも流失してしまった。

 そのため、防衛局は鉄板を重ねたアンカーをやめ、2トン~45トンもの巨大なコンクリートブロックを使うようになった。しかし、環境等監視委員会は、「今回のような高浪波浪の対応としては、ハード面だけではなく、フロートを事前に引き上げるなどの現実的なソフト面の対策も含めて総合的に検討する必要がある」、「現実的には、台風が来る前にフロートを回収しておくこと」などと防衛局の対応を批判し、台風時にはフロートを撤去するよう指摘していたのである(第3回環境監視等委員会 H27.1.6 防衛局HPより)。

 防衛局は、こうした指摘にもかかわらず十分な台風対策を講じず、同様の事故を起こしてしまった。あまりに杜撰な対応だったと言わざるを得ない。今回のオイルフェンス流失が、海底のアンカーを引きずっているのか、サンゴ礁の被害はないか、防衛局はただちに十分な調査を行い、結果を公表しなければならない。

 続いて来週には台風11号が沖縄に近づくと言われている。さらなる被害が危惧される。

 

 

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