5月16日(水)の沖縄タイムス、琉球新報両紙に私の「指標」という論考が掲載された。7月にも予想される土砂投入までに埋立承認の「撤回」を求めるために、防衛局の工事の違法・違反の事実についてまとめたものだ。共同通信の配信記事なので、あるいは本土の地方紙にも掲載されるかもしれない。本土の人たちにこそ是非、読んでほしい。
16日(水)は、本部からの石材海上搬送の台船への抗議行動をするために、船長たちは午前6時に汀間漁港に集まろうという連絡を受けていた。しかし、午前6時に汀間に行くためには、那覇は午前4時半には発たなければならない。最近は体調も悪く、とても無理なので、申し訳ないが海上行動は休ませてもらった。
午前8時45分頃、辺野古に着いた。ちょうど、工事車両が来るというので、機動隊による強制排除が始まろうとしていた。
ゲート前に並んでいる工事車両を見ると、今日も過積載のダンプトラックが目立った。すぐ横にいる県警の警察官に、「この車は過積載だろう。注意をしないのか? 沖縄総合事務局からも県警に過積載車両の情報提供しているだろう?」と聞くが、気まづそうに目をそらしてその場を去ってしまった。今年になって沖縄総合事務局は2回、我々が訴えた過積載の疑いの強い車両について、県警本部に写真を送って「情報提供」している。しかし、今なお県警は、ゲートに入る違法車両については目をつぶり続けているのだ。
(過積載の疑いの強いダンプトラック)
この日は、なんとしても工事車両の台数を減らそうと、ゲート前だけではなく、何カ所にも分れて懸命の阻止行動が行なわれた。機動隊は手がまわらず、1時間以上にわたって工事車両が動けない状態が続いた。
追い越し禁止区間にもかかわらず反対車線を走って前に抜ける工事車両。すぐ横に警察官がいるが、全く注意もしない。
メインゲート前では、米軍車両への抗議行動が続いた。
海上でも、抗議船とカヌーメンバーらの抗議行動により、台船の進入は大幅に遅れたようだ。炎天下の中、長時間の奮闘には頭が下がる。
1回目と2回目の搬入の合間、メインゲート前のテントに移動して集会が開かれた。私も指名を受け、昨日の沖縄平和市民連絡会の県交渉について詳しく報告させてもらった。