チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

3月23日(月)の海上行動---知事の作業中止命令に湧き上がる歓声

2015年03月24日 | 沖縄日記・辺野古

  3月23日(月)、今日はSさんと「平和丸3号」を担当、カヌー隊のサポートにあたった。他には、「ラブ子」「美ら海」「さと号」が出た。カヌー隊は辺野古から来るというので、大浦湾をまわり航路入口付近でカヌー隊の到着を待つ。南の風が強く、外洋のうねりがそのまま入り込んで船は木ノ葉のように揺れる。

 船長たちで相談し、この天候ではカヌー隊が大浦湾で行動するのは無理と判断。長島の間を慎重に通り、辺野古側にまわってカヌー隊の到着を待った。

 辺野古近くを進むカヌー隊。今日は16艇。海岸には進入を阻止するためのネットが張られている。浅い岩礁地帯なので、海保のゴムボートも自由に動けない。

 カヌー隊は大浦湾に出るのは諦め、長島の横に張り出されたフロート沿いに海上ボーリング調査への抗議行動を続けた。この荒天の中でも、スパッド台船の上には作業員の姿が見える。

 一帯には何重にもフロートが張り巡らされているが、一番外側のフロートを超えたところで海保の拘束が始まった。

 

 その時、今日の午後、翁長知事が岩礁破砕許可の取消を指示するという連絡が入った。すぐに抗議船から、マイクで海保たちに訴える。今まで、海保は防衛局のガードマンとなってきたが、岩礁破砕許可が取り消されれば防衛局が作業を続行することは違法行為となる。海保の実力規制は、その法的根拠が無くなってしまうのだ。抗議船からは、「海保の規制はもう根拠が無くなりました。皆さんは、防衛局の違法行為を取り締まらなければなりません。」との訴えを続けた。

 気のせいか、今日は海保の対応もいつものような手荒なことはないようだ。拘束されたカヌー隊のメンバーらはそのまま辺野古の浜まで連れていかれた。「平和丸3号」は最後まで現場に残り、海保が回収したカヌーを曳航して辺野古の浜に向かった。午後2時半から、翁長知事の決断を受けてゲート前での集会が予定されているというので、今日の海上行動はこれで打ち切りとなった。

 辺野古の浜にカヌーを届けた後、汀間漁港に戻る。深場ではクレーン船を使ってボーリング調査が行われているが、今日は、海中から出たガイドパイプ(上図写真右側のオレンジ色のパイプ)がクレーン船から外されていた。この箇所では、1~2日、作業が行なわれたようだが、すぐにガイドパイプが外されており、ボーリング調査が継続して実施されている様子はない。

 午後、シュワブ基地ゲート前での集会にカヌー隊のメンバーらと参加。博治さんからマイクを渡され、今日の知事の決断の意味等について説明した。 

 

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