チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

高江・土曜大行動。不当弾圧に屈せず、250名の人たちが集まった。清楚なダイサギソウの花

2016年10月22日 | 沖縄日記 高江

 10月22日(土)。当初は、今日から始まった日本環境会議に行く予定だった。しかし高江では逮捕者が相次ぎ、しかも昨日には2ヶ所の家宅捜索まで行われた。現地のことが気になり、今日もやはり高江に向かった。

 今日は土曜大行動の日だ。午前7時、N1ゲート前で集会が始まった。日本環境会議で人は減るかと思ったが、今日も平和市民連絡会や那覇島ぐるみ会議などが大型バスを出し、250名ほどの人が集まった。赤嶺議員や社民党の県議団も来てくれた。ダンプトラックもメインゲートに入っただけで、N1ゲートに来ることはできなかった。

 マイクを回されたので、今日も違法ダンプトラックの話をした後、「土人発言」について触れた。

 私は、1995年から何回もフィリピン・サマール島を訪れ、現地の市役所で1年半ほど都市計画の技術顧問として働いたこともある(右側カテゴリー欄の「サマール日記」参照)。その際、何人ものお年寄りから戦争当時の被害体験を聞かせていただいた。慰安婦として拘束されていた女性や、日本軍に捕まりすさまじい拷問を受けた男性たちの話はすさまじいものだった。

 日本に帰って、当時、サマール島に派遣されていた元日本兵たちを何人か訪ねたことがある。彼らは皆、現地の人たちを「土人」と言うので驚いた。第二次大戦当時、アジアに派遣された日本兵たちは現地の人たちを「土人」と呼んでいたのだが、現在も、本土から派遣された機動隊員らが沖縄の人たちを「土人」と呼んでいるのだ。「触るなくそ。どこつかんどんじゃボケ。土人が」と吐き捨てたあの機動隊員は、まさに大戦当時、アジア侵略にかかわった当時の日本兵と同じ感覚で沖縄に来ているのだ。

 県道沿いにはダイサギソウが咲いている。「幻の野草」と言われている貴重な花だが、北部訓練場では各所に見られる。目立ち安い清楚な花なので、盗掘されやすいという。 

 帰途、県道を走っていてハッと気がつくとリュウキュウヤマガメが道路を歩いている。急ブレーキをかけて停止し、森の中に離してやった。 

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