乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

ハーセプチンも新展開か

2011年04月28日 | 病気・症状
みなさ~ん、連休前のきょう、何してますか~?

私はきのうまでが仕事のピークで、、、業界用語でいう「連休進行」、目玉が飛び出しちゃうほど忙しかったですぅ(T*T)。編集さんがたっぷりと連休を満喫するため、作家さんは締め切りを前倒し。もちろん、給料は同じです(`×´)。
というか、、、原稿料は毎年下がりっぱなし。出版社の社員の給料って、毎年下がってるんかいっ o(`ω´*)o

仕事があっていいじゃんとお思いかもしれません。んが、単に前倒ししただけなので、ここから仕事がダァーっとなくなるんです。アルバイト探さなくちゃ。。。
というわけで、連休中は職探しの一週間となりそうです。悲しい。。。(´ェ`)

さて、新たな展開をもう一つ、見つけましたよ。
以前このブログで、抗がん剤のアブラキサンを紹介しました。タキソールを、より副作用を少なくして投与できるように開発された薬です。
で、ハーセプチン(トラスツズマブ)にもその動きが・・・。

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【トラスツズマブ-DM1の初回治療で乳癌患者の無増悪生存期間が延長、フェーズ2試験の結果】

スイスHoffmann-La Roche社は、2011年4月7日、HER2陽性の転移性乳癌患者を対象にしたフェーズ2試験(TDM4450g)で、トラスツズマブ-DM1(T-DM1、trastuzumab emtansine) による初回治療が、トラスツズマブとドセタキセルの併用療法よりも、無増悪生存期間(PFS)を延長させたことが明らかになったと発表した。

 T-DM1は、抗HER2モノクローナル抗体製剤トラスツズマブに、微小管重合阻害剤誘導体であるDM1を結合させた抗体-薬物複合体(ADC)。トラスツズマブとDM1は安定したリンカーで連結されているため、腫瘍細胞に入るまで活性化せず、そのため周囲の正常細胞への化学療法の影響が少ないと考えられている。トラスツズマブがHER-2陽性の腫瘍細胞に結合すると、トラスツズマブによる効果に加えて、腫瘍細胞に取り込まれたDM1が腫瘍細胞を破壊する。

 フェーズ2試験は、多施設共同無作為化オープンラベル試験として行われた。未治療の転移性乳癌患者137人を対象に、T-DM1のみを投与する群とトラスツズマブとドセタキセルを併用投与する群が比較された。主要評価項目はPFSと安全性で、副次評価項目は奏効率、奏効期間、臨床利益率であった。

 試験の結果、T-DM1群のほうがPFSが有意に長く、化学療法による副作用も少なかった。詳細な結果は今後開催される学術会議で報告される。

 中間解析では、4カ月以上の追跡期間で、良好な抗腫瘍効果と優れた安全性が認められており、昨年の第35回欧州臨床腫瘍学会(ESMO)でその結果が報告されていた。
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へえ~、通常のトラスツズマブと比べ、T-DM1群のほうがPFSが有意に長く、化学療法による副作用も少なかっったんですねえ。
これだけでは、どのぐらいの違いがあるのか、さっぱりわからずですが、

>トラスツズマブとDM1は安定したリンカーで連結されているため、腫瘍細胞に入るまで活性化せず、そのため周囲の正常細胞への化学療法の影響が少ないと考えられている。トラスツズマブがHER-2陽性の腫瘍細胞に結合すると、トラスツズマブによる効果に加えて、腫瘍細胞に取り込まれたDM1が腫瘍細胞を破壊する。

なんか、アブラキサンの長所と似たような効き方ですね。

こんな開発報告を見つけると、今まで副作用がキツかった抗がん剤でも、ひょっとしたらうまく調整できた薬として再デビューするかも・・・なんて、期待を持ってしまいます。続報などに注目しようと思います。


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なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)