乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

エリブリンのフェーズ3試験

2010年12月26日 | 病気・症状
いや~~、全日本フィギアスケート大会、レベルが高いですね。世界選手権を観ているみたいでした。
一体、どんなに練習をしているのか、、、優雅な演技の裏に隠された練習量には、想像を絶するものがあります。

彼女らこそ、本当に強くて美しい(♥_♥)!

欲を言えば、顔の表情をもちっとオーバーにした方がいいように思います。欧米人はその点で、“成り切る”のが上手。それも自信がなせる技かしらん。

日本人は奥ゆかしさみたいな、秘めた美しさを美徳とする文化に浸っています。現代っ子の彼女たちにその意識があるかどうかはわかりません。が、欧米人と比べると、やはりそんな印象を持ってしまいます。普段はそれでいいのかもしれないけど、世界を目指す大会となると、頭を切り替えた方がいいようにも思います。

というわけで、若いスケーターがやけに幼く観えてしまう中で、安藤選手や村主選手の表現力は光っていました。美し~~。


さて、このブログでも何度か紹介した新薬エリブリン、フェーズ3試験の報告が出たようです。

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【エリブリンのフェーズ3長期観察結果でも対照に比べてOSを有意に延長】


エリブリンの局所進行性・転移性乳癌を対象としたフェーズ3試験 EMBRACE(Eisai Metastatic Breast Cancer Study Assessing Physician’ Choice Versus E7389)の最新追跡解析で、全生存期間(OS)が対照群に比べて有意に延長していることが明らかとなった。成果は12月9日から12日に開催されたサンアントニオ乳癌シンポジウム(SABCS)で、英St.James's University HospitalのC.Twelves氏によって発表された。

 EMBRACE試験は、アントラサイクリン系やタキサン系の抗がん剤を含む2種類から5種類の癌化学療法による前治療歴のある、局所再発性・転移性乳癌の患者762人を対象とした、多施設、無作為化、非盲検、並行2群間比較試験。この試験では、患者をエリブリン投与群と治験医師が任意に治療法を選択する治験医師選択療法群の2群に分けた。エリブリン投与群では21日を1クールとし、各クールの1日目と8日目に、エリブリンを静注した。治験医師選択療法群には、癌治療の適応を持つ単剤化学療法、ホルモン療法、生物学的薬剤療法、もしくは緩和療法、放射線療法などが行われた。

 EMBRACE試験の最初の解析結果は、762人の患者のうち422件のイベントが起きた際にすでに行われており、その時点ではエリブリン投与群が治験医師選択療法群に比べてOSが2.5カ月延長していた。

 今回発表されたのは、762の患者のうち576件以上のイベントが発生した2010年3月時点での解析結果だ。

 試験の結果、OS中央値はエリブリン群(508人)が13.2カ月、治験医師選択療法群が10.5カ月と、エリブリン群で2.7カ月の延長が確認された。ハザード比は0.805(95%信頼区間:0.677-0.958)、p=0.014で有意だった。1年生存率はエリブリン群が54.5%、治験医師選択療法群が42.8%、2年生存率はエリブリン群が21.9%、治験医師選択療法群が19.2%と見積もられた。

 安全性プロファイルは、前回に報告されたものと変わりはなかった。
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日本でも承認薬となるのでしょうか。
アントラサイクリン系、タキサン系の薬を使用済みの人でも、数か月の延命が期待できそうですね。

ほんの数カ月の延命と捉えるか、はたまた数カ月も延命できると捉えるか、、、は、使用する人の生き方とか価値観が大きく影響するんでしょうね。
私としては、再び抗がん剤を使用する時期が来るまでに、密度の濃い生き方をしたいところです。
んが、現実は、、、( ̄▽ ̄;)>


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なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)