乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

失敗! 催眠商法

2008年10月11日 | 生活
きつねが人間に化ける時、どこかしらおかしいところがある。。。
例えば、きれいな娘に化けたきつねが、着物を“死人”合わせに着ていたり、葉っぱの“お金”を払おうとしたり、・・・。きっちり化けきれないんですねえ。

「駅前で開店する記念に、花を無料で配っています。すぐそこですから来て下さい」。
お昼時、お腹の出た中年男性が私の家にやってきて、こう言い残し、お隣さんへと歩いていっちゃいますた。ご近所をこう言って回って歩いている様子です。

「? 無料なら、なんで花をここへ持ってきてくれないの??」と私は不思議に思ったんですが、花の嫌いな女性なんていないですよねえ。タダでもらえるんならと、外へ出たんですが・・・。

「あ、どうぞ、あっちですから・・・」
さっきの男性の相棒でしょうか、茶髪ロン毛の若い男性が道の先を指差します。口は笑っているんだが、つり上がった目が笑ってないよ。。。

で、お隣さんやご近所さんたちが、大通りの向こう側へと歩いていく姿を見ますた。“すぐそこ”って言ったのにずっと先じゃん、それならいらないやと、私はムッとして家に戻ってしまいました。昼ご飯を食べかけだったので気が短くなっていたのです。

で、お隣さんが帰ってきたのは、3時間後ですた。

「花をお渡ししますから」と、ご近所さん数人はワゴン車に乗せられ、近くのモデルルームへ連れて行かれたそうです。そこには別の男たちが待っていて、
「腰の悪い人はいますかっ?」
「はいっ」と、ご近所さんの一人が応えると、ゲルマニウム入りの布団の購入を勧められたそうです。

「お金、持っていますかぁっ?」(゜∀゜)
「はいっ! 私は60万円持っていますっ!!」(・`ω・´)☆
「をををっっ! あなたはお金持ちなんですねぇっ!!」(゜∀゜)

などなど、やけにテンションの高い男4人がご近所さんらを取り囲み、そして27万円の健康布団セットの契約をしつこくしつこくしつこぉぉ~く勧められたそうな。断ると、スゴイ顔をして睨まれ、とても怖かったといいます。

これって、狭い空間に人を閉じ込め、「買え買え買えよ~っ」と丹念に脅して賺して商品を勧めることにより、相手がいい加減いやになる。買えばここから出してくれるのならと、フラフラとお金を出させてしまう「催眠商法」です。

「これが特殊加工の健康布団の中身ですって」
お隣さんがサンプルにもらった布団の端し切れは、どー見たって台所スポンジとそっくり。これのどこが27万円もする素材なのかと。。。(-_-)

もし、私が玄関を出た時、お隣さんに「一緒に行こうよ」と声をかけられていたら、おそらく、気楽な気分になって同行したでしょう。「なんで車に乗るの?」と訝しがっても、ご近所さんが何人も乗っていたら、やっぱり乗っちゃうと思います。

あ~あ、失敗した!(`×´)
あの時、お腹が空いていなければ・・・。(-_-)

催眠商法の体験って、滅多にできるもんじゃありません。
職業柄、そーゆー場で体を張った取材をしないと、なかなかリアリティのある作品って描けないのよね。←で、結構、痛い目にもあっている
あー、行きたかったです。ヽ( )`ε´( )ノ

そうそう、最初の中年男はふくよかな柔和顔だったけど、服装がだらしなかった。ポロシャツにチノパンのカジュアルラインだったけど、商いするなら、もちっと小ざっぱりした方がいいのにと思って見つめていましたっけ。二番目のニーちゃんはチンピラ風だったし。
二人並んでいたら、やはりどこかしら変な感じがしたでしょうね。

人を騙そうとする人って、まともな人に化けきれないのかも。。。(ー公ー)

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なかのひと

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