きょうは繭の会の2度目の練習がありました。
今回は出演者全員で「女夫万歳」を演ります。
この曲は杵屋正陸という人の作曲で、時代は不詳ですが、
正の字のつくところをみると、正次郎の門弟でしょう。
恐らくは演奏用に作られた曲でしょうから、2世正次郎没後(1820・文政3年)
の作だと思う。
2世には跡継ぎがなく、門弟の正三郎が名前をあずかり、
1855(安政2)年に正三郎の息子が彦次郎(2世)を経て、
3世正次郎を襲名するまでの約30年の間に作られたのではないかと思う。
家元不在、彦次郎若造という空白期に門弟の正陸が作ったのが残ったのだろう。
正陸作の曲はこの曲だけで、綾子先生が伝承していたものだ。
私は今回で3回目です。
お弟子さんが持って来てくれました。
俗にブラシツリーといわれるもの。面白い花ですよね。