1993年のアメリカ映画「ボーイズ・ライフ」。
1957年のアメリカ。エルヴィス・プレスリーが大好きなトビー(レオナルド・ディ
カプリオ)は、男運の悪い母親キャロライン(エレン・バーキン)と暮らす元気な不
良少年。キャロラインは何度もトビーが悪さをしては学校に呼び出され手を焼いて
いるが、大きな愛情を注いでいた。やがてキャロラインはドワイト(ロバート・デ
・ニーロ)という男と交際するようになり、今まで付き合ってきた男たちと違って
紳士的なドワイトに惹かれ、トビーを連れて再婚する。だがトビーは、ドワイトの
紳士ぶりが上辺だけのもので、実は暴力的で執念深い男だということを見抜いてい
た。
作家で大学教授のトバイアス・ウルフの自伝小説の映画化である。古き良き時代の
アメリカが舞台で、なかなかいい映画だった。トビー(トバイアス)の母親キャロラ
インは男運が悪いというより、男の趣味が悪い。トビーにもそう指摘されていた。
そして少々だらしない女性だ。悪い人ではないし息子を愛しているのだが、変な男
に引っかかってしまう女の典型というか。最初の方のだらしなさやいい加減さは観
ていてイラッとする。トビーは悪い友人たちと付き合っているが、根はいい子だ。
でもあの年代って周りに流されやすいんだろうなあ。
キャロラインが出会ったドワイトは、明るくユーモアがあって優しい。彼は子供た
ちと暮らしている。トビーの悪さに困っていたキャロラインは、ドワイトの「うち
にトビーを預けないか」という提案に乗り、トビーを預けて更生させてもらうこと
にする。だがドワイトは表面ではいい人を装っているものの、実は短気で意地悪で
威圧的な男だった。それに気づかないキャロラインはやがてドワイトと再婚し、大
家族の主婦になる。
ドワイトの性格のいやらしさは本当に憎々しい。ロバート・デ・ニーロはこういう
役が似合うと思った。抑圧されながら暮らすトビーがかわいそうだった。やがてキ
ャロラインもドワイトの本性に気づき始めるのだが、もう離婚をしたくない彼女は
我慢してやり過ごす。気持ちはわからなくはないが、やっぱり彼女はトビーを連れ
て早く出ていくべきだったと思う。ドワイトの子供たちはずっとドワイトのことを
どう思っていたのだろうか。その描写がなく、子供たちは皆明るいのでよくわから
ない。1度、ドワイトがトビーに意地悪をしている時に長男が「かわいそうだよ」
と言ってかばうシーンはあったけれど、結局長男もドワイトに怒鳴られていた。
最後はハッピーエンドで良かった。トビーは大学教授にまでなったのだから。この
映画の時レオナルド・ディカプリオは18歳くらいだったのではないかと思うのだが、
ローティーンに見える。本当にこの人は童顔だなあ。なんだかとてもアメリカ映画
っぽい映画だった。
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1957年のアメリカ。エルヴィス・プレスリーが大好きなトビー(レオナルド・ディ
カプリオ)は、男運の悪い母親キャロライン(エレン・バーキン)と暮らす元気な不
良少年。キャロラインは何度もトビーが悪さをしては学校に呼び出され手を焼いて
いるが、大きな愛情を注いでいた。やがてキャロラインはドワイト(ロバート・デ
・ニーロ)という男と交際するようになり、今まで付き合ってきた男たちと違って
紳士的なドワイトに惹かれ、トビーを連れて再婚する。だがトビーは、ドワイトの
紳士ぶりが上辺だけのもので、実は暴力的で執念深い男だということを見抜いてい
た。
作家で大学教授のトバイアス・ウルフの自伝小説の映画化である。古き良き時代の
アメリカが舞台で、なかなかいい映画だった。トビー(トバイアス)の母親キャロラ
インは男運が悪いというより、男の趣味が悪い。トビーにもそう指摘されていた。
そして少々だらしない女性だ。悪い人ではないし息子を愛しているのだが、変な男
に引っかかってしまう女の典型というか。最初の方のだらしなさやいい加減さは観
ていてイラッとする。トビーは悪い友人たちと付き合っているが、根はいい子だ。
でもあの年代って周りに流されやすいんだろうなあ。
キャロラインが出会ったドワイトは、明るくユーモアがあって優しい。彼は子供た
ちと暮らしている。トビーの悪さに困っていたキャロラインは、ドワイトの「うち
にトビーを預けないか」という提案に乗り、トビーを預けて更生させてもらうこと
にする。だがドワイトは表面ではいい人を装っているものの、実は短気で意地悪で
威圧的な男だった。それに気づかないキャロラインはやがてドワイトと再婚し、大
家族の主婦になる。
ドワイトの性格のいやらしさは本当に憎々しい。ロバート・デ・ニーロはこういう
役が似合うと思った。抑圧されながら暮らすトビーがかわいそうだった。やがてキ
ャロラインもドワイトの本性に気づき始めるのだが、もう離婚をしたくない彼女は
我慢してやり過ごす。気持ちはわからなくはないが、やっぱり彼女はトビーを連れ
て早く出ていくべきだったと思う。ドワイトの子供たちはずっとドワイトのことを
どう思っていたのだろうか。その描写がなく、子供たちは皆明るいのでよくわから
ない。1度、ドワイトがトビーに意地悪をしている時に長男が「かわいそうだよ」
と言ってかばうシーンはあったけれど、結局長男もドワイトに怒鳴られていた。
最後はハッピーエンドで良かった。トビーは大学教授にまでなったのだから。この
映画の時レオナルド・ディカプリオは18歳くらいだったのではないかと思うのだが、
ローティーンに見える。本当にこの人は童顔だなあ。なんだかとてもアメリカ映画
っぽい映画だった。
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Netflixにないかな。。見たいと思います。
レオは、若い頃、アイドルみたいに扱われてましたが、意外と演技派なんですよね(^_^)
コメントありがとうございます。デ・ニーロは癖の強い役が似合いますよね。本人もそういう人なのでは?と思ってます(笑)
レオナルドがかわいいです(^_^)
コメントありがとうございます。そうですね、レオナルドは若い時から演技うまいです。
彼を初めて見たのは「ギルバート・グレイプ」でしたが、すごい新人が出てきたなあ、と思いましたよ。