1970年のアメリカ映画「ソルジャー・ブルー」。
1864年、コロラド州。青い制服に身を包み、荒野を進む北軍兵士の一団は2つの目的を
持っていた。1つは前線の砦に運ぶ現金の輸送、そしてもう1つは砦で婚約者が待つという
女性クレスタ・リー(キャンディス・バーゲン)を無事に送り届けることだった。
しかし部隊は銃で武装したインディアンのシャイアン族から襲撃を受けてほぼ全滅し、
現金を奪われてしまう。生き残ったのはクレスタと、途中で意識を失ったことで見逃され、
運良く生き残った新兵のホーナス(ピーター・ストラウス)だけだった。ホーナスは兵士と
して最初の目的通りに砦に向かうことを選ぶ。
アメリカで最悪の事件と言われている「サンドクリークの虐殺」を描いた映画である。
といっても残酷なシーンは最後の方だけで、ずっと割とコミカルに話が進むので、おもし
ろく観やすい作品になっている。
最初の方でシャイアン族に襲撃され、生き残ったクレスタとホーナスが意見の違いを見な
がらも次第に心を通わせていく過程がおもしろく描かれている。クレスタは以前インディアン
と結婚していた女性で、インディアンに同情的である。そしてたくましく荒野を生き抜く術も
持っており、最初はクレスタにあまりいい感情を持っていなかったホーナスも感心させられる。
そしてクレスタに心を開いていくようになる。
私も、観ていてクレスタみたいな女性は好きじゃないなあ、と思った。あの生活術はインディ
アンの部族と暮らしていて身につけたものだろうが、ガサツな性格は好きになれない。
ホーナスもそうだったが、次第に彼女を好きになっていくのだ。
最後の方のシャイアン族を襲撃した虐殺事件も、1970年の映画なので死体が人形だとわ
かったり、あまり迫力は感じられない。しかしこういう事件を起こしたことは、アメリカの
恥部なのだろうということは伝わった。
サンドクリークの虐殺について調べてみたが、事実はあまりにも残酷なので、私は途中で
読むのをやめた。
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1864年、コロラド州。青い制服に身を包み、荒野を進む北軍兵士の一団は2つの目的を
持っていた。1つは前線の砦に運ぶ現金の輸送、そしてもう1つは砦で婚約者が待つという
女性クレスタ・リー(キャンディス・バーゲン)を無事に送り届けることだった。
しかし部隊は銃で武装したインディアンのシャイアン族から襲撃を受けてほぼ全滅し、
現金を奪われてしまう。生き残ったのはクレスタと、途中で意識を失ったことで見逃され、
運良く生き残った新兵のホーナス(ピーター・ストラウス)だけだった。ホーナスは兵士と
して最初の目的通りに砦に向かうことを選ぶ。
アメリカで最悪の事件と言われている「サンドクリークの虐殺」を描いた映画である。
といっても残酷なシーンは最後の方だけで、ずっと割とコミカルに話が進むので、おもし
ろく観やすい作品になっている。
最初の方でシャイアン族に襲撃され、生き残ったクレスタとホーナスが意見の違いを見な
がらも次第に心を通わせていく過程がおもしろく描かれている。クレスタは以前インディアン
と結婚していた女性で、インディアンに同情的である。そしてたくましく荒野を生き抜く術も
持っており、最初はクレスタにあまりいい感情を持っていなかったホーナスも感心させられる。
そしてクレスタに心を開いていくようになる。
私も、観ていてクレスタみたいな女性は好きじゃないなあ、と思った。あの生活術はインディ
アンの部族と暮らしていて身につけたものだろうが、ガサツな性格は好きになれない。
ホーナスもそうだったが、次第に彼女を好きになっていくのだ。
最後の方のシャイアン族を襲撃した虐殺事件も、1970年の映画なので死体が人形だとわ
かったり、あまり迫力は感じられない。しかしこういう事件を起こしたことは、アメリカの
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