猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

名探偵登場

2015-09-08 04:56:30 | 日記
1976年のアメリカ映画「名探偵登場」。
ミステリーマニアの謎の大富豪ライオネル・トウェイン(トルーマン・カポーティ)に
「あなたを晩餐と殺人に招待します」という手紙をもらった、世界的に有名な探偵
5人とその助手がトウェイン邸にやってくる。ミロ・ペリエ、シドニー・ワン(ピーター・
セラーズ)、ディック・チャールストン(デヴィッド・ニーブン)、サム・ダイヤモンド(
ピーター・フォーク)、ジェシカ・マーブルズの5人である。トウェインは屋敷のあち
こちにオカルトめいた仕掛けをしており、その上彼らを出迎えた執事のベンソン
マム(アレック・ギネス)は盲目で、とんちんかんな言動で彼らを戸惑わせた。晩餐
の時刻になっても食事の支度ができていないことにペリエが怒りだす。その後
トウェインが現れ、「12時に殺人が起きる。その犯人もこのテーブルにいる。真犯
人を当てた人に100万ドルと、その出版権と映画化権を差し上げよう」と挑戦して
姿を消す。そして調理室で執事の死体が発見された。

有名な架空の名探偵たちをパロディにしたミステリー・コメディである。といっても
私はミロ・ペリエがエルキュール・ポアロ、ジェシカ・マーブルズがミス・マープルを
モデルにしていることしかわからなくて、他の3人は知らないのだが。知っていたら
キャラクター造成をもっと楽しめただろう。
謎の大富豪のおかしな屋敷に招かれた名探偵5人とその助手たち。晩餐会と言っ
ていたのに料理は出ず、屋敷の主トウェインはこれから殺人が起きるから犯人を
当てろと言い残し姿を消す。そして執事の死体が発見され、12時にはトウェインの
死体もが発見される。混乱する探偵たちの会話がおもしろい。皆冷静なようでコミ
カル。ピーター・フォークはやっぱりいい味出しているなあ~。もっと長生きして欲
しかった。ピーター・セラーズが中国人って無理があるし、その養子の日系人も
ユニーク。
執事とコックのちぐはぐなやりとりも笑えた。アレック・ギネスの執事も最高。あの
トルーマン・カポーティが出演していて驚いた。スター揃いで気が利いていて、素
敵な映画だった。



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