猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

フローズン

2023-04-24 22:12:25 | 日記
2010年のアメリカ映画「フローズン」。

ダン(ケヴィン・ゼガーズ)、ジョー(ショーン・アシュモア)、パーカー
(エマ・ベル)の若者3人はスキー場へ遊びに来ていた。1日楽しんだ彼
らは終業時間をわずかに超えてからもうひと滑りしようと、強引にリフ
トへ乗り込み山頂へ向かう。しかし、ちょっとしたリフトの係員の勘違
いから係員が設備の電源を切って帰宅、3人は山腹で停止し地上15mの
高さで揺れるリフトに取り残された。ゲレンデが営業を再開するのは1
週間後。3人は食料もなくマイナス20℃の中、何とか脱出を試みる。

サスペンスというかスリラーというか、実際にこういう事故って起きる
かも、起きたらどうしよう、というのが怖い映画だった。幼なじみのダ
ンとジョーは毎年スキーへ行っているが、その年はダンが自分の恋人パ
ーカーを連れてきており、ジョーは内心それが不満だった。パーカーは
初心者同然で、ダンと一緒に思い切り滑りたいと思っていたジョーにと
っては少し邪魔に感じたのだ。夜になるまで滑った3人は夕食を摂り、
再び滑りに行こうとするが、パーカーは男同士の時間を邪魔したくない
と遠慮する。パーカーは気を遣ったが、ダンとジョーに説得されて3人
で滑りに行くことにする。
リフトに乗ろうとした彼らは、営業は終了したと係員に止められる。そ
れに嵐が来ると言われる。しかし最後にもう1度だけ滑らせて欲しいと
いう3人の押しに負け、係員はリフトに乗せる。そこへ別の係員がやっ
てきて交代する。その際に「あと3人残っている」と伝えるが、係員は
ダンたちの前にリフトで帰ってきた別の3人組と勘違いし、彼らを確認
した後にリフトを停止してしまう。突然リフトが停止し、ダンたちは驚
く。山腹辺りで停止し、明かりが消えたスキー場で、3人は初め「もう
すぐ動くよ」と話し合うが、リフトが一向に動かないことに恐怖を感じ
始める。
極寒の中で3人は何とか戻る方法を考えるが、いい方法は思い浮かばな
い。しばらくすると除雪作業車が通りかかったため、3人は大声で助け
を呼び、スキー道具を車に向かって投げたりするが、気がつかれずに車
は行ってしまう。スキー場の次の営業は1週間後なのだ。寒さと空腹で
ダンたちは絶望感に襲われる。しかしダンはこのままここにいても3人
とも凍死するだけだと、飛び降りて助けを呼びに行くと言い出す。ジョ
ーとパーカーは反対するが、ダンは飛び降り、固い雪のせいで両脚を骨
折してしまう。
ダンの脚が骨折したシーンがグロテスクというか、観ていて痛い。折れ
た骨が皮膚を突き破って出ているのだ。他にもパーカーが素手でリフト
のバーを握ったまま眠ってしまい、手を離そうとすると皮膚が破れてし
まうシーンなど、「痛い」シーンが多い。肝心なところはネタバレにな
るので書けないが。この手の映画だと、最後に助かるのは誰なのか、を
想像する。何人助かるのか、あるいは全員死んでしまうのか。リフトの
係員のちょっとした勘違いでこんな大変なことになってしまったのだが、
有り得そうな物語だし、サスペンスフルで割とおもしろかった。


来客があったのでお風呂場に隠れたノエル。ノエルはすごく怖がりです。
でもこんなとこまで行かなくてもいいと思うのだけど













ベルは粗相をするようになりました。高齢なので認知症なのでしょうね
…ひどくなってきたのでおむつにしました。老老介護です

コメント (4)
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