ちゃちゃ・ざ・わぁるど

日記と言うよりは”自分の中身”の記録です。
両親の闘病・介護顛末記、やめられないマンガのお話、創作小説などなど。

創作小説 SUNSET CHAPTER11・・・ショーケンと都知事のおかげなあとがき

2011年11月24日 03時44分41秒 | 創作小品
なんだかんだで最終章を残すのみと参りました。
長々お付き合いくださっている皆々様、ントにあざーっっす!!

さて皆様、石原慎太郎都知事のことはどなたもご存知だと思いますが、
長年政治に携わっておいでではありますれど、もともと小説家さんでいらっしゃいましたよね。
弟の故・裕次郎さんに演じさせたくて「太陽の季節」を発表したと言うのは有名なお話ですが、
そのへんのお話はともかく、氏の著作に「化石の森」という小説がございます。
1973年に映画化されて主役を我らがショーケンこと萩原健一さんが演じてます。

私はこの映画は残念ながら見てないのですが、原作はしっかり読みました。それも高校の図書室で。
いやあ、置いてあったんですよ、わが母校に。
10代の頃のちゃちゃめはなかなかに読書家だったんですわ(過去形)。
しかも夏休みかなんかに読書感想文を書いた覚えがあります。

ちょびっとだけ話はずれますが、この頃ショーケンは有名な刑事ドラマ「太陽にほえろ!」に出演したり
翌1974年には石川達三先生原作の「青春の蹉跌」という映画の主演を演じたりと俳優への道を確立し始めていて
雑誌の記事のタイトルに「ショーケンなんてさよならさ」と言う風に書かれたりしてました。
まだショーケン=元ザ・テンプターズのアイドルと思われてたせいでしょうな。
・・・ショーケンは今もショーケンですけどね。

・・・ちなみに「青春の蹉跌」はだいぶ後で名画座で見ました。
DVDはおろかビデオも無かった時代、ロードショーで見られなかった映画は
以前の作品を安く3本立てとかで上映する名画座と呼ばれる映画館で見るしかなかったのね。
私はこれ、「チャイナシンドローム」ともひとつ何かと(忘れたけどたぶん原田芳雄さんが主演でした)
京都洛北にあった、ひなびた京一会館という映画館で3本立て500円で見ましたよ~。
桃井かおりさんが相手役でしたな。こちらも殺人事件がからんで来ますが推理モノではなく
登場人物たちのさまざまな思惑が交錯して・・・というところが主題であったかと。
音楽が井上堯之さんでね~、なんちゅーかさわやかすぎる?メインテーマは今もしっかり覚えてます。
サントラ買ったな~、もう手放しちゃいましたけど。いい曲でした。
(ようつべにアップされてるみたいですよ。)

また更に話はずれますが、井上さんが1976年に出したオリジナルアルバム「WATER MIND」に
「息子よ」っていう歌がありましてご自身の作詞作曲編曲歌唱なんですが
そのエンディングに何故か「青春の蹉跌のテーマ」がフューチャリングされてました。
「息子さんに『蹉跌(つまずく、挫折するという意味)』はないやろ!」と突っ込んだ覚えあります・・・。
あ、もちろん原作も読みました。キホンなんでも原作は読むことにしておりやすんで、ハイ。


で、閑話休題。

石原氏のことは個人的にはあんまり好きじゃないんですが、この作品は大好きです。
図書室で借りて読んで、あまりに面白かったので母に買ってもらいました、ハードカバーで。
(高校生には結構高かったもんで。)
そしてその本は、ん10年たった今もうちの本棚に並んでおります、外箱もしっかりあって。

はい、ショーケンが映画で主演だったので、原作本ということで読んだんです、元はといえば。

石原氏の代表作なのかどうかはよくわかんないので、
読まれた方が多いのかどうかもよくわかんないのですが、
とにかく冒頭の「人でも殺したくなるような暑さだった」と言う意味のひとくさりにまずびっくりしました。
すごい表現方法やなと思ったんですが、実際内容は主人公が殺人事件に加担する話なんです。
ネタバレになりますので詳しい内容の記述は差し控えますが、これも推理モノではありません。
サスペンスといえばサスペンスかも知れませんけど、
作品の言いたいことはとどのつまりは「親子の断絶とその修復」ではないかと思うのです。

で、このちゃちゃめの創作小説、使えるネタは何でもパク・・・イヤイヤ使う、何でも参考にする。
そしてこの「化石の森」も大いに影響を与えてくれてます。
「親子の断絶とその修復」を書きたかったとでも言いましょうか、なんか、そんな感じです。
さまざまな事情で亀裂が入ってしまった親子でも、親子だからこそ断ち切れない何かがある。
本当はどこかでつながりを感じていたいものじゃないのか、
それならば理解し許しあえる時もくるのではないか・・というような。

チューボーのときに考えたネタではそういう点は結構さらっと流して終わったんですが
リメイクに当たってはそこに重点を置いて書き直してみたわけでした。
私自身”主任児童委員”なるものを拝命して
親子サークルとか子育て問題にかかわった経験もあったからこそ・・・でもありますね。

そういうわけで次回の最終章では、親子関係の修復に臨みます。
・・・つっても、劇的な展開でもなんでもないんですけどね。

そーゆーわけでもう一息っす、ロシクねがいしゃーっす!

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