ちゃちゃ・ざ・わぁるど

日記と言うよりは”自分の中身”の記録です。
両親の闘病・介護顛末記、やめられないマンガのお話、創作小説などなど。

少年ジャンプな日々~暗殺教室・・・追記あり

2013年01月11日 00時34分48秒 | コミック・アニメ

ヌルフフフフ・・・・・


なんやこれ・・・・・的な。


年末コミックス第2巻が出ました「暗殺教室」
作者は松井優征先生。

前作・初の連載作品であった「魔人探偵脳噛ネウロ」
アニメ化もされるほどの大ヒットとなりました。
今回の本作品も連載開始と同時に大人気ヒット作に。
毎回の人気ランキングもずっと上位に位置しているようです。

主人公は一応この謎の生命体。

いきなり月の70%を吹っ飛ばして永遠に三日月にしてしまったかと思うと
1年後には地球を同じように吹っ飛ばすと宣言。
・・・といってもその存在とその宣言は国家機密扱いになっています。

そしてなぜか私立の超名門校椚ヶ丘(くぬぎがおか)中学校の、
おちこぼれ集団3年E組の担任教師を買って出て
そしてその生徒にだけ存在を知らしめ、
1年以内に自分を暗殺するよう指示します。
通常の武器弾薬は一切通用しませんが
人間には無害の特殊BB弾等の武器だけは通じる。
それを生徒たちに与えて日々暗殺にいそしむよう指導しています。
成功報酬は100億円。
しかしこの謎の生命体は生徒たちに”殺せないせんせー”、
通称「殺せんせー」と呼ばれてなんか親しまれている上、
教師としては大変に優秀で、
地球を滅ぼすのは本気らしいけれど
それ以前にみんなの教師であることを第一にしていて、
学校から忌み嫌われひどい差別を受けているE組のみんなに
最高の授業で指導する最高の教師でもあります。


・・・・・・・・・・。
まあ、普通のセンセイとちがうのは
マッハ20で動けるため暗殺は容易ではない、
マッハ20で動けるため暗殺をかいくぐりながら暗殺者の”手入れ”ができる。
マッハ20で動けるため休み時間にイタリアにジェラートを買いに行ったり
四川省に本場のマーボ豆腐を食べに行ったりする
マッハ20で動けるため分身の術の如く同時に生徒全員に個別指導ができる
マッハ20で動けるためくつろぎながら生徒全員各自に合わせた試験問題を作れる
マッハ20で動けるため・・・・もういいか、
他に弱点もたくさんあって、
生徒サイドの主人公・潮田渚クンのメモによると

(↑渚クン。一応作中ではみんなに男の子と認識されているようですが
ちゃちゃは実は女の子ではないかと疑っています。)
カッコつけるとボロがでる とか
テンパるのが意外と早い とか 器が小さい とか
おっぱい(に弱い)とか 上司には下手にでる とか
枕が変わると眠れない とか・・・
あと、真顔が薄い。

(↑真顔。)



とにかく凄く優秀なくせにイミフでツッコミどころ満載な・・・・・



・・・・・・・・・・。
とにかく先の展開がまったく読めないというか
最終目的が何なのかまったくわからない作品です。

ジャンプ掲載作品は、前にも書きましたが
人気の出具合によって先の展開を変えたり、エピソードが増えたり、
あるいは人気が出なかったら無理やりまとめて
ぶった切るように打ち切りにされることがよくあります。

前作のネウロは大人気のためかなり話が大きく広げられて
当初の見込みの倍以上の長さになりました。
が、今回の「暗殺教室」は人気が出ようが出まいが
(もう既に人気は思い切り出ていますが)
展開は変わらないそうです。

つまりハッキリと描きたい、描くべきスタンスが決まっているようです。


こんなものまで作られている。人気の程が想像できますね。

暗殺を通して生徒たちは自信を身につけ日々成長しています。
既存の学園ものマンガとは全然違いますし、
メインストーリーというか根底にあるテーマはいたってマジメですが
さすが松井先生、容赦のなさはネウロ同様。
主人公が得体の知れない生命体であるのも同じですが
それだけに他の登場人物(=人間)や読者(=人間)には
ホント容赦も手加減もない展開です。
表現や演出が突拍子もないのも相変わらずの凄さ、
ふんだんに笑えるシーンがあるのにもかかわらず
どこか哀切を訴えるものが流れているのも変わりなく・・・。

なんかわからんけど・・・やっぱ凄い作品ですわ。


ところでこれ、なに・・・・・・・?




追記

ふと・・・・

月が70%ふっ飛んだということは・・・・
潮の満ち引きはどうなるんやろ?

満潮も干潮もほぼなくなるよね?

そうすると世界の漁場に多大なる影響が出て、
三陸沖の魚介の宝庫はどうなるんやろう?

いや、地球規模で生態系に大きな変化がでるのではないやろか?

そうすると1年後に殺せんせーが地球をふっ飛ばさなくても
地球環境に大きな変化が出てどのみち人類は存亡の危機に晒されないだろうか?



ああ、

殺せんせーが実在しないリアル人類も元々存亡の危機にあるかもね。

と、ブラックな落ち・・・・・・・・。



もっとも殺せんせーの「月を吹っ飛ばした」のも
何か深遠な目的があって実はそう見せかけているだけなのかもしれない。


少年マンガは結構ラストは救いがあるんですよ。
成人向けマンガ・小説やドラマや映画は
割と救いがないこともあったりするけど・・・

でもリアル世界はどのバーチャル世界よりもずっともっと怖かったりして。

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